新生イタリア代表メンバー発表
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Sabaggio
2006年08月13日 01:19 visibility557
先のW杯でドイツを指揮したクリンスマンにオランダを率いたファンバステン。
W杯終了後、ブラジル代表監督にドゥンガ、U−21イタリア代表にはカシラギ&ゾラが就任。
そして世界王者を置き土産にリッピが去ったアズーリの新たな指揮官の座にはドナドーニが就いた。
サッカー超大国と呼ばれるこれらの国々が、クラブレベルでの監督の経験がほとんど無く(ドナドーニはリボルノを率いた実績があるが)ついこの前まで現役だった元スター選手たちを次々と代表のポストに就けているのは実に興味深い。
近年、クラブ>代表の傾向は強まる一方で、どうしても代表が集まって練習する時間ていうのは限られてしまう。
そんな特別な戦術を詰め込むにはあまりにも時間が足りない中で、戦術うんぬんよりもむしろ選手と年齢も近く、その輝かしい現役生活で築かれたカリスマ性による求心力に期待してのことなのだろうか。
さて、そのドナドーニ率いる新生アズーリのクロアチアとの親善試合に向けたメンバーが発表された。
Goalkeepers
Marco Amelia (Livorno), Flavio Roma (Monaco)
Defenders
Daniele Bonera (Milan), Giorgio Chiellini (Juventus), Giulio Falcone (Sampdoria), Manuel Pasqual (Fiorentina), Christian Terlizzi (Sampdoria), Luciano Zauri (Lazio), Cristian Zenoni (Sampdoria)
Midfielders
Massimo Ambrosini (Milan), Gennaro Del Vecchio (Sampdoria), Massimo Gobbi (Fiorentina), Fabio Liverani (Fiorentina), Stefano Morrone (Livorno), Angelo Palombo (Sampdoria), Franco Semioli (Chievo)
Forwards
Andrea Caracciolo (Palermo), David Di Michele (Palermo), Antonio Di Natale (Udinese), Mauro Esposito (Cagliari), Cristiano Lucarelli (Livorno), Tommaso Rocchi (Lazio)
親善試合ということもあり、W杯に出場したメンバーはGKのアメーリアのみ。
ボネーラ、パスクァーレ、セミオリ、ルカレッリ、ロッキ辺りはW杯のメンバーに選んで欲しかったくらいの選手なので今回の召集は嬉しい。
こうして見ると、やはりカンナヴァロ、ネスタの後継者と呼べるようなDFの要が育っていない・・・。
W杯に出場したバルツァーリと、今回は選ばれていないがダイネッリやボボに期待しよう。
MFにはベテランの選手も何人か選んでいるが、アキラーニやドナテルといった若手を試しても面白かったかも。
FW陣はW杯組と比較してもそれ程遜色ないが、ここにカッサーノが入ってないのは寂しい・・・。
今回は生粋のCFタイプ(カラッチョロ、ルカレッリ)とサイドアタッカータイプ(ディ・ナターレ、ディ・ミケーレ、エスポジト)ばかりなので、ファンタジスタの香りのするパッラディーノを選んで欲しかったな。
招集メンバーから推測すると、4−3−3でやるのかな?
今回はただの親善試合とはいえ、EURO予選のフランスとの大一番も一ヵ月後に迫っている。
この試合に限って言えば、ドナドーニの手腕よりもW杯メンバーに代わって選出されたいわゆる“2軍”の選手たちの力量を測る意味合いが強いのかな。
この中から何人が9/2のリトアニア、そして9/6のフランスとの試合に選ばれるのか、セリエAも始まっていない中でコンディションも上がらないだろうが、生き残りをかけて頑張ってもらいたい。
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