18日目

  • Sabaggio
    2006年06月28日 01:37 visibility81

昨夜はとてもここに書き込める状態ではなかったので、遅ればせながらイタリアーオージーの感想を。

ただ今、ブラジルーガーナのハーフタイムです。

アドリアーノのゴールは完全にオフサイドだったな。

ガーナ良い試合しているのにかわいそう・・・。

 

まぁそれは置いといて本題。

不調のトッティに代えてデル・ピエロを左サイドに置く変則3TOPで臨むアズーリ。

前半はオージーの攻撃を軽くいなしながら攻撃でも再三決定機を作るなど終始イタリアのペース。

オージーはGLで戦った3チームよりも明らかに1ランク落ちるチームで、前半は得点こそ奪えなかったものの安心して観ていられた。

ところが後半開始早々、もはや今大会恒例となった審判によるゲームぶち壊し発動!

どう見てもイエローカードが妥当なマテラッツィのタックルになんと一発レッドの退場・・・。

 

こう毎試合毎試合だと、どう考えてもFIFAの方針によるものだろうし、今大会から導入された新ボールといい得点を増やす為の措置なんでしょう。

しかし、退場者を出したチームは必然的に守備的な戦いを強いられるわけで、当然点の取り合いなんて期待できない。

そもそも0−0でも面白い試合はいくらでもあるし、逆に大味な打ち合いなんていくら得点が入ったところで面白くもなんともない。

むしろ多くのサッカーファンが望むのは、お互いベストの状態で死力を尽くし合うゲームなのでは。

 

話は戻って、とにかく残り40分を一人少ない状態で戦うことになったアズーリ。

こんな絶望的に近い状況も、長年イタリアを見てきた人間にとってはある意味慣れっこで、94年のナイジェリア戦や、00年のオランダ戦など幾度となく逆境を跳ね返して勝利してきたし、まぁなんとかしてくれるだろうと・・・。

とはいえやはり劣勢に立たされるのはやむを得ず、前半とは打って変わって一方的に押し込まれる展開に。

オージーはサイドを広く使って数的優位を生かすと同時にイタリアのスタミナを奪う作戦に。

何度もペナルティエリア付近まで進入を許すものの、カンナヴァロ、ブッフォンを中心に決定的なところではキッチリと抑えるイタリア。

それまで自陣に引き篭もって耐えていたアズーリは残り15分でトッティを投入。

リッピは延長に入る前に勝負を決めに行ったか。

逆にヒディングは延長まで考慮して、交代のカードはイタリアのスタミナ切れまで残しておくようだ。

 

しかしトッティ投入後から微妙に流れが変わり始める。

前線でのボールキープとトリッキーなプレーで複数のオージーDFを引き付けることで数的不利を無効化する。

徐々にイタリアにもチャンスが増え始めるが、後半もロスタイムに入り延長戦突入は濃厚かと思われたその時・・・。

左サイド高い位置でボールを受けたグロッソが果敢に仕掛けペナルティーエリア内に進入。

先に滑ってしまったニールに自ら突っ掛けるようなかたちで倒されてPK獲得!

正直微妙な判定だったが、主審はマテラッツィに対するレッドカードとのバランスを取りに行ったか・・・?

ともかく10人で耐えに耐えていたアズーリが最後の最後に千載一遇のチャンスを掴む!

いや〜、トッティがペナルティースポットにボールをセットしている時は、もうゲ○吐きそだった・・・・・・。

そんな俺の生理現象もよそにトッティはしっかりと決めてくれて、と同時にタイムアップ。

 

40分間10人で耐え続けて最後のワンチャンスで勝利をかっさらう。

世界広しといえどイタリアにしかできない芸当だろうな。

最後のPKの判定は?だけど、マテラッツィの退場も無ければ普通にイタリアが2−0位で勝っていた試合。

それくらいの力の差はあった。

いずれにしろまたしても楽しみにしていた試合を審判の判定に台なしにされてしまった・・・。

 

採点

 

ブッフォン 7・5 ブッフォンいなければ負けてたかもね。

ザンブロッタ 6 10人になったことで後半は終始守備に追われていた。

カンナヴァロ 8 今大会のベストCBでしょう。

マテラッツィ 5・5 退場は不運。それまでは安定したプレーを見せていた。

グロッソ 6・5 最後に大仕事をやってのけた。

ピルロ 6 面白いようにパスを通していた前半は素晴らしかった。

ペロッタ 7 どんな心肺機能してんだ・・・?

ガットゥーゾ 6・5 誰もあなたに華麗なプレーは望んでいません。できることやろうよ・・・。

デル・ピエロ 6 前半は何度もチャンスを演出していた。

トニ 5・5 プレーもそんなに悪くないしチャンスもあるのに・・・。ゴールに見放されたか・・・?

ジラルディーノ 5・5 悪くはなかったんだけどね・・・。

バルツァッリ 6・5 難しい状況の中でミスの無い良いプレー。

トッティ 7 試合の流れを変えた。最後のPKもプレッシャーのかかる状況でよく決めた。

イアキンタ 4 数少ないチャンス時にオフサイドポジションでボケッと突っ立ている姿は見ていて腹が立つ。

 

個人的なMOMはカンナヴァロ。まさに鉄壁。

現地の映像の乱れから始まって美容外科の娘の誘拐で終わったこの試合・・・スゲー疲れたよ・・・。

 

 

次はウクライナか。

スイスは史上初の無失点のまま敗退だそうで・・・。

 

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