22日目 ドイツーイタリア 激闘を振り返る 後編
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Sabaggio
2006年07月06日 00:03 visibility72
前編書いた後、腹が減ったんで夜飯食べてました。
以前『きょうの料理』でケンタロウが作っていた、なんかスズキの丼物みたいなのを記憶の糸を辿って作ってみた。
飯の上に、焦げ目をつけるように焼いたねぎとしし唐と、小麦粉をまぶして揚げ焼きした白身魚(今日はセイフーでメカジキに[50%]シールがついていたのでそれを使用)、紅しょうがを乗せて、おろしにんにく&しょうがとマヨネーズとしょうゆを少量の牛乳で溶いたタレをかけて食ったら、結構旨かった。
簡単で洗い物も少なくてすむんで是非お試しあれ。
さて後編。
延長戦あたまからカモラネージに代えてイアキンタ投入。
正直イアキンタ好きじゃないし、ピッポ入れた方がいいと思ったのだけど・・・。
やはりアズーリは延長に備えて力を溜めていたようだ。
延長開始早々ジラルディーノが右サイドを突破、切れ込んで放ったシュートは惜しくもポスト!
さらにその直後、今度はザンブロッタの強烈なミドルがクロスバーを直撃!
今までリッピがなんでイアキンタを使うのか、いやそれ以前になぜ召集したのかわからなかったのだけど、この試合ではハッキリと意図が見えた。
右サイドの深い位置でボールをキープすることで攻撃に厚みが生まれる。
これはピッポには出来ないプレーで、ドイツDFの高さとラインコントロールの甘さから裏を狙えるピッポ投入、そんな安易な考えにしか至らない私ふぜいとリッピとではやはり目の付け所が違う・・・当たり前だけど・・・。
北朝鮮2発目発射。
ドッピエッタか・・・。
さらにペロッタに代えてデル・ピエロ。
今までのイタリアでは考えられない終盤にきての攻撃的な交代。
おそらくMFの駒が足りないのと、PKまで睨んでのデル・ピエロ投入だろうが、これでさらにイタリアが攻撃に出る。
しかし前掛かりになったことでドイツにカウンターを喰らい、ポドルスキが決定的なシュートを放つもこれはブッフォンがスーパーセーブ!
やっぱりジジは頼りになる。
PK戦突入濃厚かと思われた終了1分前、ピルロのミドルからイタリアがCKを得る。
デル・ピエロが蹴ったボールはDFに弾かれ、ペナルティーエリアのわずかに外側にいたピルロのところにこぼれる。
普通なら切り返すか、ちょこんとボールをずらしてシュートコース空けてミドルってなとこだろうし、この直前のミドルの布石もあるから当然ドイツもそれを警戒する。
しかしこの天才MFはこのゴール前の密集地帯という状況下でボールをキープしながら選択肢をさぐるという、とても常人では考えられないような落ち着きをみせる。
あっけにとられたドイツの選手達の足が一瞬止まった・・・・・・。
ピルロの顔は右サイドにいるデル・ピエロを見ている・・・、しかしボールはエリア内に残っていたグロッソの足元へ。
必殺のノールックスルーパス炸裂!
このボールを、ペルージャ時代にはスーペルなFKを何本も決めていたグロッソが、左足でGKレーマンの外側を巻くようなシュートで見事なゴール!!!
ついに均衡破れる!
ユニフォームは汗でビショビショでもうバテバテだったくせに、あのゴール後の全力疾走は・・・どこにそんな体力残ってたんだ・・・?
ちょっとタルデリ思い出した。
残り時間はもうわずか。
最後の攻撃に出るドイツ。
ここでやってくれたのがカンナヴァロ!
バラックのクロスに自分より20cm近く大きい相手に競り勝って、さらにそのルーズボールに迷うことなく飛び出していってボールカット。
普通なら後ろに下がって慎重に守りたくなりそうなもんだが・・・っていうかこの時間帯に全力ジャンプした後にあれだけのダッシュできねぇだろ・・・。
この辺の状況を読む力と身体能力はホントに凄い!
そして始まるイタリアお家芸のカウンターアタック。
トッティのパス→ジラ溜める→自陣ゴール前から走ってきたデル・ピエロへ絶妙のラストパス→フィニッシュ!
矢吹丈がウルフ金串のあごを砕いたトリプル・クロスのような切れ味と美しさで文字通りドイツをKO!
試合後、ガットゥーゾが泣きじゃくっているのを見てもらい泣きしてしまった・・・。
あの敵の大観衆、理不尽なジャッジ、完全なアウェーの中で良くぞ戦い抜きそして勝った!!!
おめぇら凄過ぎるよ・・・。
ガッツ、ザンブロ、グロッソの3人が警告受けずに決勝にベストメンバーで臨めることも凄く大きい。
ネスタは厳しいようだが・・・。
またこの試合でグロッソとデル・ピエロが点を取ったことで、イタリアは今大会総得点の11を10人の選手で挙げていることに。
こんなことって今までにないだろうなぁ。
今大会どころかW杯の歴史にも残るであろう凄い試合だった!
試合後のドイツ関係者の声を聞いても皆イタリアを称えているし、ウクライナ、チェコの時もそうだったけど(オージーは例外だが・・・)、敗者から賞賛を受ける今回のアズーリは本当に素晴らしいチームだ!
イタリア12年の法則は今回も続いた。
とにかくあと一つ!あと一つだよ・・・。
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- 事務局に通報しました。
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