
「4分間のピアニスト」 ネタバレ注意
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好きに呼んで
2008年01月17日 07:57 visibility924
見たい人・・・・・
夫は絶対趣味では有りません!
そして、平日。
終わるのが23時半。気分的に無理。
と言うことで、さそっても絶対来ません。
(映画は基本一人で見たいです。よっぽど気の合う人でないと・・・・・あ、時々友達と行って文句を言っていますが、あれは誘われて行っています。私から誘いません)
誘われて、興味の有る映画だと一緒に行きますが、興味のない映画だとパスします。
もし、デートで誘われても、興味のない映画だったら断る。
ぐらい、映画のときはあの暗がりで、マイワールドにドップリです。
で、映画の話。
多分タイトルも「ん?」な人が多いんじゃ?
単館系の映画だと思ってたのに、シネコン上映!
「え〜?」
と思っていきましたが、ドイツアカデミー賞で8部門にノミネート、
作品賞、主演女優賞を取ったらしい。
でもやっぱり平日のあの時間。
観客は7〜8人でした。(ゆっくり見れるから私は歓迎)
ここ最近、ドイツ映画はあたりが多い。(ヨーロッパの映画って言うほうがただしいかな?)
去年の「善き人のためのソナタ」も
本当に良い映画だったし・・・・
ドイツ映画ではなかったかも知れないけど、第二次世界大戦の時のドイツを舞台にした
「ブラックノート」もよかったし・・・
4分間のピアニスト
主演女優賞を取るだけあって、ヒロインの新人が凄い!
女版デップと言うか、目に力が・・・・・
目が印象に残る、次どんな役をこなすのか、とても楽しみな女優さんでした。
ただ、助演がこれはドイツでは有名な女優さんらしいですが、またすばらしい!
この助演があったからこそ、主演が光ったと言うか、
主演女優賞がもらえたのに、どうして助演がもらえなかったのか、
もの凄く不思議です。
話は現代なのですが、助演のピアノ教師が、戦争を引き摺ったまま生きています。
戦争の時に愛する人を(同性愛者なので女性なのですが)裏切ってしまった過去があります。
自分を守るため、共産主義者だった恋人を裏切って死に追いやってしまった。
主演のピアニストは養父に裏切られて、レイプされている。
家出して不良と付き合い、彼氏の殺人の罪を被って服役している。
人を裏切った人も裏切られた人も、どちらも深く傷つき、その傷を癒すためには何が必要か・・・
ピアノ教師は、
「音楽しか、興味がない、音楽だけを愛している!」
と言い切って、生きています。
ピアニストは、せりふにこそありませんが
「音楽だけが信じられる!」
と思っている。
そんな二人が、じぶんが信じる、愛する音楽に妥協することなくぶつかり合う。
今自分がやるべきことは何なのか、あなたがすることは何なのか?
お互いをどこかで認め合いながらも、反発しつつ、
自分の再生のためにはこれがラストチャンスと思っている。
音楽がすばらしい!
クラシックもだけど、この映画のために作曲された曲も!!!
演奏は日本人のピアニストらしいです。
決まりです。
サントラ、DVDお買い上げ!
激しいラストの数分間と、最後のお互いの視線の絡み合い。
う〜ん、納得や〜、ドイツ映画好きやわ〜、最高や〜
と、メロメロになって帰ってきました。
ヨーロッパの中でも、感覚が、私に近いのか
ドイツ映画は、とっても同化しやすい雰囲気があります。
お勧めの映画です。これは・・・
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- 事務局に通報しました。
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