大きな勝ち点３

kazu四十路
2008年04月21日 10:47 visibility64

前節の大敗でこの試合が非常に重要になったHondaFC。
石橋監督がどのような布陣でこの試合に臨むのか。
このまま、順位を維持できるのか。

今節の相手は、ＴＤＫＳＣ。
昨年までＯＢの高安が在籍していたチーム。
知ってる顔も何名か在籍している。

スタメンから新田、桶田を外しルーキー早坂
昨年怪我に泣いたテクニシャン牧野を置いた布陣でスタート。
試合は、とりあえずHondaFCのペース。

しかし、ＴＤＫＳＣも大きな展開、朝比奈を中心にしっかり守り
カウンターを仕掛ける。

両チームあの手この手でゴールを目指すがなかなか得点には至らない。

そんな中、前半３３分ＭＦ西がこの日２枚目の警告でいきなりの退場。
残り５７分を１０人で闘わなくてはいけなくなるHondaFC。

しかし、１０人になったことでフリースペースを糸数、増田が埋め
少しずつ中盤の形が出来てくる。

前半37分朝比奈のマークに苦しんでいた早坂だったが直前にサイドに流れた
ことで一瞬マークが外れ迷わずミドルシュート。
ボールはゴール右隅へ突き刺さり１−０。

中盤の運動量で何とか前半を持ちこたえたかに思えた前半４３分
土屋にアクシデント。
急遽負傷の土屋に代わり桶田が投入される。
桶田の投入で土屋のポジションに牧野が上がり前半をしのぐ。

前半から１０人で闘っているHondaFC。
ハーフタイムでどこまで体力回復できるのか・・・

不安はやはり的中してししまう。
１人少ないことにより運動量ではカバーできないスキマが空く。

後半１３分攻め込んだＴＤＫＳＣの松田に右から豪快に決められ１−１とされる。

この頃から、HondaFCの動きがおかしくなっていく。
時間的にはかなり苦しい時間に近づいていく。

HondaFCの右サイドに走り込んだ選手をペナルティエリア内で桶田が倒してしまい
ＰＫ。
スペースを必死に埋めながら攻撃をしていた桶田が、必死に守備に戻った結果
だった。
これも１０人故の出来事。

後半２４分　これで得たＰＫを木下に決められ逆転を許す。

しかし、ここから静かなる男が流れを引き戻す。
逆転からわずか３分後コーナーキックから石井が執念のヘッド！
２−２の振り出しに引き戻す。

後半２９分にはＦＷの一角鈴木に代えて川島大樹を投入。
個人的には、この交代も大きかったと思っている。

実は、ＴＤＫＳＣの朝比奈は、ロッソ熊本時代この都田サッカー場で
ドリブルで走り込んだ川島大樹に吹っ飛ばされたことがあった。
そのイメージがあったのだろうか、朝比奈のプレーに変化が出始める。
今まで早坂に対して積極的なプレスで守っていた彼が、少しずつ引いた
ディフェンスになっていく。

後半３４分　糸数がペナルティエリアへ切れ込み相手ＤＦに倒されそうに
なったとき、中央へ相手選手を引きずりながら走り込んできた川島大樹。
糸数からのパスに倒されながらもゴールに流し込み３−２と逆転。

後半３７分には、増田に代わりマラソン選手並のスタミナを持つ田阪が
投入される。
糸数、田阪の運動量に１人足らないスペースが埋められていく。

後半４３分には、右サイドを駆け上がった堀切が思いっきりよくミドルを
放つ。
豪快にゴールに吸い込まれていき４−２。

後半ロスタイムにここまで守備の要としてＴＤＫＳＣを支えていた朝比奈が
２枚目の警告で退場。
タンカで運ばれながらの退場となってしまった。

ＴＤＫＳＣの攻撃も２本ほどバー直撃のシュートがあり、アレが決まっていたら
と思うと・・・・
正直、順位ほど悪いサッカーはやっていなかった。
きっかけさえ掴めれば、浮上してくるに違いない。

１０人で５７分しのいでの勝ち点３。
石井の同点ヘッドで息を吹き返したHondaFC。
選手達には、お疲れ様と言いたい。

粘りが出て来たこと、牧野、早坂に目処が立ったこと。
柴田もまもなく復帰の模様。
首位との勝ち点差４。
この流れを逃してはいけない。

あと・・・
退場した彼に何か言うとしたら・・・

１枚目の警告はいたしかた無いとしても２枚目は
判断の遅さが招いたもの。
１試合通じて判断の遅さが目立っていた彼。
そこを改善していかないとピッチに立っても
遅攻の元になってしまうよ。

　　           1 前半 0
HondaFC 4             2 TDKSC
    　　       3 後半 2

得点者
HondaFC
前半37分：早坂良太
後半26分：石井雅之
後半34分：川島大樹
後半43分：堀切良輔