締めつけられた。
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えつこ
2011年09月15日 01:29 visibility117
ただ胸が締め付けられた。
ゴール裏に立って全力で叫びながら応援していれば、苦しさなんか捨て去っていけると思っていたけど。
選手たちの足が止まっているようだった。今まで以上に強い気持ちで動いていたのは伝わったけど、相手の思うとおりに動かされてしまった。
今回の失点は相手をフリーにしてしまっていたのが原因だった。
でも今はそんなことは後回しで良くなっちゃった。
いつもなら、ここはこうで、とか、あれはどうで、とか気丈に書けたはずなんですけど。最近は特にそれが出来なくなっちゃったな、と感じます。
ただ悔しい、辛い、が先立つようになっちゃったんですかね。それだけ最近は彼らに関わり続けている、ということなのでしょうか。
それがいいのか悪いのか分からない…いえ、本当は内心では分かっているのかも。ただ、それが悪いことだと認めたりするのが恐いだけで…です。
そんな気持ちを振り払いながら応援した。でも、一点も返せないまま終わってしまった。
私たちの拍手や声が、選手たちにプレッシャーを与えてしまっているのかなって思うことも増えてしまった。
でも、そう思いながら応援することに何の意味があるのか。だから支え続けたいと思います。だから、下だけは向かないで。前を向いて、私たちを見て。暗いトンネルにだって出口はあるんです…と、こういう風に書けるのは少しでも落ち着いた今だから。
試合終了の笛が鳴って、選手たちが互いの健闘を称え合うために抱擁や握手を交わした後、ゴール裏に来る選手たち。でも私が第一に見つけてしまったのは、最後尾をゆっくり歩きながらおもむろにユニフォームを脱いだあの人の姿でした。
なぜか今は、あの人としか表現できず。
それを見たとき急に苦しくなって。でも皆さんが歩いて来てくれたんだ、それだけを考えてコールの声をより大きくして呼びかけました。
でも、すぐにそれが出来なくなって。
誰よりも深く頭を下げ、ゆっくり顔を上げたあの人の姿、それが悔しくて。
その後のあの人の悔し涙を見たら、もう限界でした。
絶対にもう泣かないと決めていたはずでしたが、駄目でした。胸が苦しくなりすぎて、他に吐き出す方法が見つからなくて。
必死にあの人に「泣くな!」と叫んでみたけれど、そんなのは余計に苦しさを増させるばかりで。
その時は少しは涙をこらえられたはずでしたが、駄目でしたね。
会場の外で知り合いの方に会ったら、完全にタガが外れて大号泣してしまいました。
本当に情けない。私が泣いても何も変わらないのに。
その方に怒ってもらえたおかげで何とか落ち着きを取り戻せたかな。
会えずに泣いたままだったら、本当にだめだったと思いますから。
明日は練習を見に行こうと思っていたものの、今回の結果で迷いが生じました。
遠くから見ているだけにすれば、選手たち、困らずに済むだろうか。
- 事務局に通報しました。
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