ビルバオもったない。でもいい試合。

  • えつこ
    2011年11月07日 19:39 visibility156

いい試合でしたよ、とっても!!
師弟関係にあるとも言える名将…ビエルサとグアルディオラ…が率いるビルバオとバルサ…
舞台はスペインが誇るであろう聖地の一つ、サン・マメス。

雨によってピッチは滑りやすい。しかしボールが転がりにくい。
こうした難しい状況にも両チーム、各々が持ち味を見せてくれました。


先制はビルバオ。サイドでボールを持つと、滑って対応が一瞬遅れてしまったマスチェラーノを置き去りに中央へクロスを通す。
それをエレーラが冷静にファーサイドへ叩き込んだ。

しかし歓喜するビルバオにバルサもサイドアタックから同点。
アビダルのアーリークロスをセスクが完璧に頭で合わせて同点。サイドバックに高いクロス精度が必要であることを再認識しました。

1-1のまま前半を終えた。

後半も互いがチャンスを作っては断ち切っていく。

その中で試合が思いがけない形で動く。
CKのボールがエリア内にこぼれる。それをジョレンテが押し込み逆転。ゴールライン上に立ったピケは、クリアすることが出来なかった。

残り約10分、歓喜の渦が巻き起こるサン・マメス。
ビルバオは前線から激しいプレスを掛けていく。それゆえ試合が荒れ始め、ビルバオから退場者も出る。
両監督が選手交代による采配を振る。バルサはアタッカーを増やし、ビルバオは運動量がある選手を増やす。

試合終了が刻一刻と近づき、サン・マメスの熱気はより激しくなる。勝利を確信していたのは選手もサポーターも同じだっただろう。


しかし、このような雰囲気が終了前に巻き起こるほど、何かしら起きるもので。

バルサが敵陣深くで一気に仕掛ける。
ビルバオは全力で止めにかかるが、シュートをイライソスがキャッチしきれずボールが地上に落ちる。ビルバオDFはクリアするが、その方向もまずかったか。
陣内へと、浮かせられない状態でのクリアでバルサのボールに。それをメッシが冷静に流し込み同点となった。

最後の最後で雨の影響を受けたのはビルバオの方だった。
安定していたイライソスにとっては悔しい結果だろう。


ただ言えるのは、素晴らしい試合だったということ。
一瞬たりとも目が離せぬ展開だった。

二強と言われるリーガ・エスパニョーラではあるが、今回のような試合がちゃんとあるのは事実。

結局行き着くのは、放映料の分配などによる経済的な面となってしまうということだろうか。

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