劇的。 ※この日記、ネタバレにつき

  • えつこ
    2012年05月20日 22:06 visibility91

としか言えない…ってこともないか…おかげさまで眠気爆発の私であります。


ホームだけあってバイエルンは徹底的な攻撃を見せ、チェルシーは押し込まれつつも持ちこたえながらカウンターを狙った。

チャンスの数は圧倒的にバイエルンが上。しかしゴメスは受けたボールを収められず、ミュラーも普段はしないような判断ミスで、スコアラーとして起用されたであろう2人が本人も予想だにしなかったであろう程にストッパーとなってしまった。


対してチェルシーは攻め込まれながらも今回は特に安定していたツェフを中心とした守備で守りながら、チャンスを窺っていた。

スコアは動かず、チェルシーがかすかだがペースを掴みだしてきていたが、82分、ついに均衡が破れる。
クロースがピンポイントで送ったボールをミュラーが頭で地面に叩きつけた。勢いよく浮かんだボールはツェフの真上を突き、先制点となる。

これで勢いをつけるかと思われたバイエルン、ギリギリの状態だったミュラーに代えファン・ブイテンを投入し守備面の強化を図った。あわよくばセットプレーで彼が得点源になれば、ということだったのかもしれない。

しかしその数分後、チェルシーのセットプレーが同点弾となってバイエルンに襲いかかった。
ランパード…じゃなかったらすみません…からのボールをドログバが的確にコースを変えながらのヘディングシュート。ノイアーの真上を突いた。


そして同点で迎えた延長開始早々、バイエルンがPKを得る大チャンス。PKを得たリベリはその際に負傷交代、そしてキッカーはロッベン。
しかしシュートはツェフに止められ…弾いてCKにすらならず…最終ライン近くで祈っていたシュバインシュタイガーの想いは届かなかった。

最大のチャンスを逃したバイエルンは攻勢を強めたが急ぎすぎになり、チェルシーは容易く守っていく。
チェルシーもチャンスは作りつつも決められず…いや、PKになれば自分たちの方が精神的に優位だからと力を抜いたのか…そのままPK戦。


両GKが際立ったPK戦…CLファイナルとなれば当然だが…は中立の私でも心臓に悪くて辛かったです。
でもノイアーくんが3番手で蹴るとは…読まれながらもネット端に突き刺しちゃうんだからね…。
前回のファイナルでPK戦による敗戦を経験したツェフにとっては「恐れる暇など無い」状況だったのかもしれない。

彼の鬼気迫るセーブには鳥肌が立ちました。ノイアーのセーブにも感動しましたが…圧倒的なオーラを感じました。
そして最後のキッカーはドログバ。ノイアーをあざ笑うように素早いキックで逆を突いた。その瞬間、チェルシーのCL初優勝が決定した。



今思えば…ロッベンのPKが成功してほしい、と祈っていたシュバインシュタイガーがシュートを止められたというのは因果なものです。
もしかしたらあの時点で全ては決まっていたのかもしれない。


バイエルンは自分たちのサッカーを貫いた。そしてやってきたホームでのファイナル。
序盤から続いていたチャンスの数々が一つでも決まっていれば…というのは事実。しかし結局それも結果論。とはいえ…これから更なる研鑽を積む若手が軸であるチームなのですから、これは苦過ぎるけど大きな経験。きっとチャンスと結果を両方掴めるはず。


チェルシーは…本当におめでとう。逃し続けていた悲願を叶えた。しかも前回目の前でそれを逃したPK戦の末の優勝…当然90分で決着をつけたかったはずだが…とてつもない感動だったと思います。

ここからの世代交代はかなり難しいけれど…それが順調に進んだら、もっと強くなるでしょう。
日本にやって来る時には大きく様変わりしているかもしれませんね。


未明から早朝にかけての放送なので声を抑えるのに必死でしたが…素晴らしい試合でした。
バルサが決勝の舞台にいなかったのは寂しかったりしたけど…でもいざ試合を見始めると…です。


素晴らしい試合をありがとう!

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