興奮冷めやらぬ内に ※この日記、ネタバレにつき
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えつこ
2012年06月25日 08:44 visibility107
イタリア対イングランド…終わってから約1時間、まだ落ち着ききらないところで更新を始めました。
だって、息つく暇もない試合だったんですもの。スペイン対イタリア並みの緊迫した試合でした。起きれて良かったです…目覚まし掛けなかったのに(笑)
とにかくイタリアがゲームを支配。
開始早々にはデ・ロッシのドライブシュートがポストを叩いたり、その後にはジョンソンのフリーでのシュートをブッフォンが片手で止めるなど、決定的チャンスが互いに生まれた。
そこからはイタリアがパスを繋ぎながら前へ前へと攻めていく。
しかしカッサーノがボールを持てば一気に3人の選手が寄せていき、バロテッリがボールを持てばマンCでのチームメイトのレスコットが追い詰め、最後にテリーが奪い去る。
イタリアの多くのチャンスはテリー、レスコットのCBが弾き返し、そこで止めきれなくてもハートが冷静な判断で止めていった。
守備に穴を開けがちのジョンソンも今回はしっかり役目を全うしていた。
イングランドが放つカウンターは中盤で止めていったイタリア。
ミルナーは消えがちだったもののヤングがスピードを生かして攻め込んでいたが。
後半もイタリアの支配は続く。しかし時を経れば経るほど強引なシュートが目立った。
それにより、イングランドは守りやすくなっていたように見えた。
先に動いたのはイングランド。ウォルコットとキャロルを一度に投入。カウンターの威力を高めたかったか。
それから後、すぐには動かなかったイタリアもカードを切る。ディアマンティとノチェリーノを一度に投入。欠きはじめたダイナミズムを生み出すためだったか。
イタリアはそのノチェリーノがゴールネットを揺らすが、オフサイド。彼が触れなければ後方にバロテッリがフリーで構えていたが。
そこからイングランドが一気に畳みかけていく。
ボールの供給源ピルロを確実に潰し、ショートカウンターを連発。イタリアを守勢に回し、ルーニーを軸に襲いかかった。
90分で決着が付かず今大会初の延長戦。
そこでも再びイタリアの攻勢が続くが、イングランドの堅守をこじ開ける力があまりに足りなかった。とはいえイングランドがPK戦を見据え始めたであろう時間帯はイングランドがペースを落としたため、失点の心配も減っていたかもしれないが。
そしてイタリアが決めきれないままPK戦へ。
こういう時のPK戦は、チャンスを逃し続けたチームほど精神的に辛いものだ。
先攻はイタリア、キッカーはバロテッリ。イングランドのゴールマウスを守るのはマンCでチームメイトのハート。
両人が笑顔を交わしながらの1本目はバロテッリがコースを読まれながらも押し込んだ。
続いてイングランドの1番手はジェラード。ブッフォンにコースを読まれながらもしっかり決める。
そして2番手はモントリーヴォ。若き名手が放ったシュートはゴール横へそれてしまう。対してイングランド、ルーニーは冷静に決めた。
続いて3番手はピルロ。常に相手を畏れさせた名手はなんとクッキアイオを決める。それに精神を揺さぶられたか、ヤングがシュートをバーに当ててしまう。
4番手にノチェリーノ。途中出場の彼は冷静にハートの逆をついた。そしてイングランドはコール。助走を一瞬止めたがブッフォンは揺さぶられず容易くキャッチした。
5番手はディアマンティ。彼が決めればイタリアの勝利が決まる。本大会メンバー入りを多少の驚きをもって受け止められていた彼は、きっちり決め、一気にブッフォンの元へ駆け寄った。
いやあ…恐いよPK戦!
でも両チームGK、リラックスしてた。笑顔を見せながらゴールマウスを護ろうとする彼らの姿は圧巻だった。
そういうGKを擁するチームは強い。世界一のキーパー、そして将来、世界一の称号を与えられるであろう若者…眩しかった。
相手への気迫を忘れず、精神的に厳しいPKでもリラックスできる選手こそ、超一流のGKに必要な要素なのだと実感した次第です。
PKを外し、苦しそうにしていたリッカ(モントリーヴォ)。でも立ったまま、まっすぐ前を見てた。仲間を信じてたからだと思う。
アシュリーのキックを止めたジジ、リッカに向かって笑顔で指をさしてた。
「見てただろ?心配するな」
そう伝えてるように見えた。リッカ、すっごく嬉しそうだった。みんなが一つになってると実感する場面だった。
イングランドも凄かったよ!
決して崩れることなく最後まで戦い抜いた。イングランドの正しい姿を見られたと思ってます。
もちろん擁する選手を考えればもっと攻撃の質を高められたはずだけど…
でも監督がホジソンさんに変わってから、あまりにも時間が無かったんだ。仕方なかった。だからワールドカップは攻撃も眩しいイングランドを見せてほしい。そのためにもワールドカップ、出場権穫ってくださいな!
さて、今から思いきり眠ります。
心も身体も疲れきっちゃいました( ̄。 ̄;)
でも…素晴らしい試合をありがとうございました(〃'▽'〃)
- 事務局に通報しました。
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