ロングアンドワインディングロード

昨日、うちの会社に入っている運送会社のドライバーのＳさんがおいらの方に歩いてきた。忙しいときに限って、いつもの世間話タイム。すでに５３歳。小柄で物凄い東北訛。今でも聞き取れないことあり…。ドライバー一筋２５年、奥さんと子供三人を養っている。おいらが１４年程前入社して寮にいた頃からお世話になっている。「金ないんだから、うちにメシ食いに来いっ」と言って奥さんの手料理をふるまってくれたことがあったなあ。やがておいらは営業になり、今はＳさんのトラックで、得意先に納品している。
いきなり「今週で終わりだ。お別れだよ。」「…どうしたんすか？」「昨日連絡きて、会社がなくなっちゃうんだってよ。３０日までだよ。色々お世話になったな。」「…」
Ｓさん仕事は完璧です。いやそれ以上。なぜ？感謝の言葉を言ったら…逆に冷たい。おいらに人脈があれば、なんか力になれないか…なんだよ俺、何も出来ない、して上げられない。今こそ恩返ししたいのに…。俺情けねえ。。。
幸い会社に聞いたら、他の運送会社に社員として雇ってもらうように動いているとのこと…。


偽装事件のミート社、社員に解雇を伝えたようですね。
確かに会社存続が難しいから、そうなるんでしょうが、解雇されてしまう社員さんのこれからを考えると、憤りを感じ得ません。