グローブをはずせっ!!!!

昨日は横浜市のS区の公営球場で試合があったのだが
ひとつ前の予約でグランドを使っていたのが
シニアリーグの練習。
久々に熱のこもった熱い指導を目の当たりにした。
キビキビ緊張感のある練習。
学習しないプレー、思い切りの悪いプレー、怠慢プレー、気持の入ってないプレーには
激しい檄が飛ぶ。
「ひどいな・・」「可哀そう・・」「厳しすぎる・・・」早めに来てアップしている
チームメイトからも言葉が漏れる。
確かにそういう一面もあるかもしれない。
ただ自分もこういう教育を受けてきた人間として
いい面も多くある事を私は知っている。
練習は何のためにやるのか・・・。目的をもって取り組む。
学ぶという事はどういうことなのか。
自分への甘えを断ち切れる。限界というのは自分で思うよりもっと先にある。
厳しい訓練を受けて、それに耐え抜いてきた人はいい顔をしている。
ちょっと偏見かもしれないが。

セカンドを守ってた選手が立て続けにエラーをする。
久々に聞いた。
「捕れないんだったらグローブを外せ!!」
硬式のボールでノックを受けてるのに、怪我でもしたらどうするんだ。
グローブをしなかったら捕れるわけない。
確かにそういう面はあるリスクのある練習。
リスクが高くなり更に集中力を高めなければならない。
甘えが許されない。
ある意味監督はかけに出たのだ。
怪我でもさせれば周囲から色々言われるだろう。
でも乗り越えさせたいものがあったのだと思う。

セカンドの選手はグローブをはずして4人のローテーションの
一番後ろにならんだ。
そして素手でノックを受けて見事にキャッチ。
4回くらい続けて素手で受けてグローブ着用を許される。

素手で捕ること。
グローブで捕るといい方が悪いが、少々曖昧な捕り方をしても
捕球できてしまう。
網に引っかけたり、ボールをひっかけるように捕ったり。
素手ではそういういい加減な取り方では怪我をする。
まず心構えとしてボールから逃げたら怪我をする。
だからグローブをしている時より戦闘的な気持ちでボールに
向わなければいけない。
打撃の時以上にボールを捕球時までみなければならない
手のひらで優しくボールの勢いを殺しながら包むように
捕球しなければならない。
ボールの正面に入らないと捕球できない。
気持ちではボールに負けずに、しかしボールは赤ちゃんや
柔らかいものを扱うように優しく。
そしてボールの正面に必ずはいる。
そういう事をしないと怪我をするし、捕球も困難だ。
グローブでごまかして捕るな。
正面で、手のひらで優しく丁寧に捕球することを
監督は教えたかったのだと思う。
強くなってくれよと思いながら
私は試合の準備をした。

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