2014:JFL:後期4節:H:vsレノファ山口「可能性」その2

2、戦評

J3昇格要件をの4位確定のかかった山口を迎えたこの試合。
山口の大声援が、聞こえる中の試合だった。
岡山は、怪我人多発を含め、大幅なコンバート。
限られた個人技に優れる選手を起用するための策。
これが、この試合では功を奏し、山口に対して、互角の展開。
それでも総合力に優れる山口が、ゴールに迫る。
しかし、シュート数が多くても流れから崩し切るシーンが、少なかったために毀れ球などの浮いた難しいボールをシュートに持っていく。
そのためシュート精度を欠き、枠内になかなか飛ばなかった。
それでも何度か決定機があったが、両チームのGKのファインセーブや体を張った守備で、両チームゴールを割れず、スコアレスドローに終わった。
この結果、今節での山口のJ3昇格要件クリアを阻止した。

3、感想

3-1:コンバートされた選手評

17藤岡 浩介:CF(ST)→DH

テクニックがあるので、繋ぎが上手く、キープ力があった。
ただ、視野の狭さによる展開力不足と、ボール奪取力不足は、否めない。

14加藤 健人:DH→CB

ビルトアップとある程度の守備は、良かった。
ただ、やはり空中戦や球際の部分で物足りない部分があった。
MFという事を考えるともう少し攻撃での貢献度が欲しかった。

7呉 大陸(ゴ・ダイム):WB(ST)→CB

攻撃参加した時の迫力が素晴らしい。
ただ、守備の対応が、危なっかしい。

3-2:コンバートで見えた可能性

ビルトアップの面が良かったので、互角の展開に持っていくことが出来た。
脆い面があった事と最後の精度や創造性辺りに課題がある。
ただ、少数体制の中、止む得ぬ中で、これだけのパフォーマンスが、出来た事。
これは、誇りに思うし、今後に繋がると思う。
システム・ポジションといったものに拘らず、勝利を目指す。
一定の形の中で、流動的に戦う。
この一年間を通して、逞しなった。
この試合を見る限りは、来季がより楽しみ。

3-3:逞しくなったが…

前半戦は、スタミナ不足などでの交代が多かったが、最後まで持つようになった選手も増えて来たし、ホーム最終戦で、成長が見えた。
ただ、急激に伸びた選手は居ないし、抜き出た選手も居ない。
個性が光る選手もいるが、持ち味で発揮しても物足りない。
一人では何も出来ないとはいえトップと二つカテゴリーで、これだけ苦戦すると言うのは、やはりトップが、遠いと言わざる得ない。
ユースの歴史の浅さにより育成組織の未熟さを年間通して感じた。
この試合でもユース組の実力不足が際立ち、現状かなり厳しい。
それでもめげずに頑張っている。
そう考えると精神的にタフになった選手も少なくないだろう。
そういった意味では、逞しいし、これからの成長が楽しみ。

4、満足度

6点(10点満点)

目の前での昇格決定を阻止。
多くの山口サポーターが、駆けつけた。
アウェイチームの大絵声援の応援を初めて聞いた。
最後にこれだけの試合を見えて良かった。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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