2015:Jリーグ:PSM:中立:vsアルビレックス新潟「長澤 徹監督のチーム作り」その3

3-2:選手の長所を生かす自然な選手起用

19片山 瑛一に関して

まず、19片山 瑛一の1トップ起用。
昨季は、STやWBといったMFに近いポジションを任される事が多かった。
しかし、チーム構成や状態が、関係している事もあるが、フィジカルの強さ、空中戦勝率の高さ、運動量の多さ、足下の上手さ、得点感覚。
こういった万能性を活かす意味で、色んな事が、求められる1トップには、適性が高い。
この試合では、空中戦で一定の勝率で勝ち、ポストプレーでのある程度繋ぎ、囲まれてもファールを貰うような泥臭い潰れ役として、輝いていた。
岡山の1トップして、ポストプレーヤーとしては、高いレベルにあるのではないだろうか。
流石に川又 堅碁には、及ばないものの得点できるようになれば、替えのきかないFWになる。
シャドーでは、ゴールとアシスト双方で高い、実績もあり、これから1トップなのかシャドーなのかを含め、どういった起用をされるのか注目していきたい。

11染矢 一樹に関して

まず、WBとして考えた時に苦手な守備が、重荷となり、総合的に考えた時に精彩を欠いていた。
具体的に言うと、守備に奔走する事で、攻撃時の持ち味のスピードというのが、目立たなかった。
守備時は、ただ、並走するのみで、何も出来ないというシーンが多く、苦心が見えていた。
しかし、この試合の様にシャドーというポジションを任せられる事で、守備が奪う事から追い込むとなる事で、効いている守備となった。
攻撃も絶えず、スピードを武器に得点機会を窺う動きを見せる事で、対戦チームに脅威を与える事ができた。
この試合では、得点を奪う事が出来、今後に可能性を感じた。

16関戸 健二に関して

元々ボランチの選手であり、チーム事情によりシャドーのポジションを任されていた。
この試合では、ボランチに入る事で、持ち味のリズムと視野の広さというのを存分に発揮した。
相手選手のいなす独特のボールタッチからのキープは、大きな武器となる。
シャドーでは、厳しいプレスで、考える時間が短いため、何も出来ない試合も多かった。
スピードであったり、高いテクニック、フィジカルの強さ。
こういったものがあれば、シャドーとしても面白いが、そういったものがないのが、16関戸 健二である。
ボランチは、実力者が多く、厳しいポジション争いが待っており、スタメン奪取は、難しいが、彼の適性ポジションは、ボランチである。

6竹田 忠嗣に関して

CBの中央としては、上背もなく、奪取力に欠けたが、この試合左CBを任された。
元々ボランチの選手であり、高いビルトアップ能力を発揮し、力強いドリブルからのオーバーラップをみせるなど、今までとは違った良さを発揮した。
広範囲もカバーしつつ、バランスを保ち、ここぞというときは、しっかり危険の芽を摘むという事ができた。
守備に関する負担が、多少軽減した事で、長所が光った。
今後に可能性を感じる選手起用であり、注目していきたい。

その4に続く。

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