J2:4節:大分トリニータVSファジアーノ岡山「仕切り直しを1戦」

●山陽新聞予想スタメン

10チアゴ(19中野)
7キムミンキュン・11桑田(19中野)
17服部・36関戸・14仙石・2沢口
5植田(4近藤)・3後藤・30一柳
1中林

●リザーブ予想

GK:21真子
DF:4近藤(5植田)
MF:18竹田(8千明)・25田所・28岡崎
FW:13石原(11桑田)・19中野(10チアゴor11桑田)

 

●大分前節スタメン

20森島
10チェジョンハン・7小井手
17石神・32宮沢・11村井・9三平
4作田・3阪田・6土岐田
1清水

●前節リザーブ

GK:31上福元
MF:2藤川・15永芳・18イドンミョン・22キムジョンヒョン
FW:24木島

●前節途中交代

20森島→24木島、10チェジョンハン→22キムジョンヒョン、3阪田→18イドンミョン

●注目選手(岡山側)

☆13石原

途中交代で、出てきて良い働きをしている。
スタメンにしても途中出場にしてもスピードを活かしたプレイに期待したい。
彼をどう起用するかで、勝負を分けるかもしれない。
PKとFKの際どいところでファールで止められているので、この試合では、ドリブルの突破からPKを貰いたい。

☆1中林

前節3失点したのは、中林に責任は無い。
むしろ、GKとの1:1を防いだり、シュートを弾きだしたり、抜群のシュートへの反応を見せた。
本当にJ1クラスのGK。
フィードも問題なく蹴れている。
この試合でもファインセーブをして、チームを救って欲しい。

☆14仙石

正確無比のパスは3試合で感じる。
なかなかミスパスの少ないのは、パスが正確だけではなく、視野の広さがあるからだ。
時折、見せる超絶パスは、観る者を魅せる。
時には、シュートを放ちゴールを狙う。
そのパスで勝利に導いて欲しい。

☆36関戸

脅威のルーキー。
前節は、あまり良い所が無かったが、パスセンスはチーム一。
残念ながらパスの正確性では、8千明や14仙石に及ばないが高い水準にある。
しかし、その分シュート意識が高く、ドリブル突破できる攻撃的選手である。
今の前線の状態を考えればOHでも起用したいところだが、DHの8千明が怪我してるためにDHでの起用が濃厚。
得点も期待できるDHとして結果を残して欲しい。

●注目選手(大分側)

★20森島

「デカモリシ」と言われている。
その体格の強さは、まさに戦車。
近寄る選手を吹き飛ばす。
パワフルなFW。
ポストプレイとゴールを狙えるエース。

★11村井

サイドの選手だったが、大分ではDHとして起用されている様だ。
飛び道具を持っており、スペースがあれば遠目からでも狙える。
正確なクロスを持って居た選手で、その技術を縦パス、ロングパス、裏へのスルーパス等に活かす。
どれだけ展開力を持っているか未知数だが、サイドで培ったキープ力からチャンスを演出する。

★19キムチャンフン

前節は、出ていないが、4作田が怪我した事で、スタメン濃厚。
上背のある選手で、空中戦に強い。
選手発掘に定評のあるC大阪からのレンタル移籍で、加入した。
そういった意味では、非常に有望な選手。
まだまだ若い選手だが、経験を積めば良い選手になりそう。

★18イドンミョン

元岡山にいた選手。
現在は主にWBが主戦場。
昨季は、FW、WB、CBとユーティリティ選手として花が開いた。
現状は、スタメンを勝ちとれていないが、出番があればどれだけ成長しているのか見るのが楽しみである。

●プレビュー(岡山側)

岡山はここまで、2分1敗の勝ち点2の18位。
得失点差は、-3の1得点4失点。
攻守共に思う様に機能していないのが、現状。
富山戦の後半36関戸を投入後。
北九州戦の終盤北九州が巻き返すまでの試合の大半。
この2試合に関しては良い所があり、自分達のパスサッカーを実践できていた。
水戸戦は、良い所ほぼ無しの完敗だった。
怪我人が多いために極度の決定力不足に悩まされている。
前線の選手に怪我人が集中しており、昨季より戦力ダウンしている状態になっている苦しい状態で、未だPKの1点のみ。
この苦しい時に少しでも勝ち点を取れるかが今後上位を目指す上で大事である。
3月下旬には、少し選手が復帰するので、巻き返したい。
補強の目玉の一人のアンデルソンの復帰が不明という事で、攻撃陣は、苦しいが、現状のメンバーで頑張って欲しい。

●プレビュー(大分側)

大分は、ここまで、1勝2敗の勝ち点3の12位。
得失点差は、+1の7得点6失点。
得点できているが、守備が不安定な現状。
そういった意味では、勿体ないチームと言える。
守備組織の整備が、急務のチームだけに、練習で修正していくしかない。
しかも、怪我人が出たという事で、不安な側面もあるが、19キムチャンフンという有望な選手がおり、その点問題無さそうである。
武器である、攻撃を前面に出し勝利を目指す。

●プレビュー(相互)

通算対戦成績は、岡山の1勝1分2敗で、岡山が分が悪い。
そして、このカードの特徴は、あまり得点が入らないこと。
1点差でのゲームが多い。
つまり互いに良い所を消しあって、膠着状態が続く試合展開になる事が多いという事である。
互いに3バックで、同じシステムと言う事で、この試合でもそうなる可能性が高いだろう。
状態で言えば、大分の方が良さそうであるので、岡山がどれだけ我慢できるかがポイントになりそう。
大分は、攻撃的選手が揃っており、どこからでも得点できる。
岡山は、試行錯誤を続けており、この試合では、スタメンも変わる可能性がある。
疲労や調子等を考慮し、メンバーを決める事が予想される。
昨季良かったメンバーをベースとし、今季の補強した選手をどれだけ組み合わせをしてくるか。
案外この試合、岡山が優位に進めるのではないかと個人的に期待している。
状態が、上がる前の8月の試合だったので、その事が特に言える。
まぁ、意外と大分の攻撃陣が好調だし、点の取り合いになる可能性もある。
そういった一進一退の激しい攻防の試合に期待したい。

岡山から世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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