2015:J2:4節:A:vsジェフユナイテッド千葉「流点の死闘」その2
-
杉野雅昭
2015年04月01日 00:25 visibility31
2、戦評
岡山と千葉の天王山となったこの試合。
両チームとも堅守を売りとしており、一進一退の攻防が続いた。
前半は、岡山が、パスと前線からの守備で、チャンスを作るも決定機を作れなかった。
千葉の方も攻めあぐねなかなか形を作れなかった。
後半に入ると千葉が、サイドを上手く使える様になり、岡山ゴールに迫った。
運動量が低下した岡山は、徐々に押し込まれ気味になると、サイドのスペースを上手く使われて、失点する。
岡山も最後の追い上げようとするもゴールが遠く、千葉に完敗した。
千葉も苦戦しながら、持ち味のサイド攻撃から先制し、そのまま逃げきった。
天王山を制した千葉が、首位に浮上。
岡山は、力戦及ばず、首位から4位に後退した。
3、得点経過&分析
H:千葉:1-0:13金井 貢史(8谷澤 達也)
経過
21加地 亮が、積極的にボールに寄せに行った背後のスペースを17中村 太亮が使う。
パスを受けた8谷澤 達也が、3久木田 紳吾の寄せに対して、ドリブルで仕掛けてキープする事で、注意を集める。
この間に8谷澤 達也が、ファーサイドの岡山DFの背後のスペースに走り込んでいる13金井 貢史に気付くとそこにクロスを入れる。
これに13金井 貢史が、ダイビングヘッドで、飛び込んで、ゴールネットを揺らして、得点。
分析
システム上の弱点を突かれての失点。
WBの選手が、前に積極的に寄せに行けば、その背後のスペースを使われる。
これにCBの選手が、カバーして、対応する。
この時、岡山DFは、3久木田 紳吾側にスライドして絞る事で、3久木田 紳吾が、ケアするスペースを埋める。
当然スライドするのファーサイドのスペースを捨てる事になる。
ここは、逆サイドSBが、長い距離を走って、使わないと行けないので、優先順位度としては、低いが、人数がしっかり居ればケアすべきスペース。
実際そこを使われての失点であり、対処自体は、間違っていなかった。
欲を言えば、3久木田 紳吾の守備で、クロスを入れさせない守備をして欲しかったのは、否定できない。
しかし、相手は、千葉屈指のテクニックを持つ8谷澤 達也であり、それは、かなり難しかった。
千葉を褒めるしかない失点。
4、試合考察
4-1:サイドの攻防に関する考察
J1からの降格組でJ2優勝候補との2連戦で、サイドの攻防が、大きな鍵を握っていた。
C大阪戦では、最初の失点のシーンは、岡山が中央に比重に置いた守備で生まれたサイドのスペースを使われて失点した。
岡山の同点ゴールもサイドチェンジにより長い距離を走って来た選手をサイドのスペースで、使った事により、生まれた。
そして、この試合でもファーサイドのスペースに長い距離を走った選手に入られて、失点した。
つまり岡山は、サイドの攻防で、1勝2敗であった。
監督も練習でもここに重点を置いており、監督の狙いとして、間違っていない事が、改めて分かった。
この2試合で、そこが、明確な弱点という事は、他チームに知れ渡った事で、今後より失点が、増える可能性がある。
ここを選手や戦術を変更する事で、修正するのか。
それともある程度割り切って、他の部分で、カバーするのか。
今後の岡山の試合を見るならこのサイドの攻防は、要注目である。
4-2:ドリブルの少ない岡山の攻撃に関しての考察
現状のスタメンでの岡山のドリブラーは、14押谷 祐樹のみである。
つまり、第一選択肢がパスである以上、パスコースを消す守備が、有効なのである。
パスの選択肢としてのスペースをまず、作らせない。
次にパスの受け手へのコースを遮断する。
これによりミスパスや出しどころを失ったパサーからボールを奪う。
実際、この試合では、相手にカットされるシーンも多く、決定機らしい決定機もなかなか作れず、ドリブルの出来る14押谷 祐樹へのマークは、厳しかった。。
そろそろドリブルの出来る選手を入れて、切り札として使ってもいいはず。
岡山と千葉の天王山となったこの試合。
両チームとも堅守を売りとしており、一進一退の攻防が続いた。
前半は、岡山が、パスと前線からの守備で、チャンスを作るも決定機を作れなかった。
千葉の方も攻めあぐねなかなか形を作れなかった。
後半に入ると千葉が、サイドを上手く使える様になり、岡山ゴールに迫った。
運動量が低下した岡山は、徐々に押し込まれ気味になると、サイドのスペースを上手く使われて、失点する。
岡山も最後の追い上げようとするもゴールが遠く、千葉に完敗した。
千葉も苦戦しながら、持ち味のサイド攻撃から先制し、そのまま逃げきった。
天王山を制した千葉が、首位に浮上。
岡山は、力戦及ばず、首位から4位に後退した。
3、得点経過&分析
H:千葉:1-0:13金井 貢史(8谷澤 達也)
経過
21加地 亮が、積極的にボールに寄せに行った背後のスペースを17中村 太亮が使う。
パスを受けた8谷澤 達也が、3久木田 紳吾の寄せに対して、ドリブルで仕掛けてキープする事で、注意を集める。
この間に8谷澤 達也が、ファーサイドの岡山DFの背後のスペースに走り込んでいる13金井 貢史に気付くとそこにクロスを入れる。
これに13金井 貢史が、ダイビングヘッドで、飛び込んで、ゴールネットを揺らして、得点。
分析
システム上の弱点を突かれての失点。
WBの選手が、前に積極的に寄せに行けば、その背後のスペースを使われる。
これにCBの選手が、カバーして、対応する。
この時、岡山DFは、3久木田 紳吾側にスライドして絞る事で、3久木田 紳吾が、ケアするスペースを埋める。
当然スライドするのファーサイドのスペースを捨てる事になる。
ここは、逆サイドSBが、長い距離を走って、使わないと行けないので、優先順位度としては、低いが、人数がしっかり居ればケアすべきスペース。
実際そこを使われての失点であり、対処自体は、間違っていなかった。
欲を言えば、3久木田 紳吾の守備で、クロスを入れさせない守備をして欲しかったのは、否定できない。
しかし、相手は、千葉屈指のテクニックを持つ8谷澤 達也であり、それは、かなり難しかった。
千葉を褒めるしかない失点。
4、試合考察
4-1:サイドの攻防に関する考察
J1からの降格組でJ2優勝候補との2連戦で、サイドの攻防が、大きな鍵を握っていた。
C大阪戦では、最初の失点のシーンは、岡山が中央に比重に置いた守備で生まれたサイドのスペースを使われて失点した。
岡山の同点ゴールもサイドチェンジにより長い距離を走って来た選手をサイドのスペースで、使った事により、生まれた。
そして、この試合でもファーサイドのスペースに長い距離を走った選手に入られて、失点した。
つまり岡山は、サイドの攻防で、1勝2敗であった。
監督も練習でもここに重点を置いており、監督の狙いとして、間違っていない事が、改めて分かった。
この2試合で、そこが、明確な弱点という事は、他チームに知れ渡った事で、今後より失点が、増える可能性がある。
ここを選手や戦術を変更する事で、修正するのか。
それともある程度割り切って、他の部分で、カバーするのか。
今後の岡山の試合を見るならこのサイドの攻防は、要注目である。
4-2:ドリブルの少ない岡山の攻撃に関しての考察
現状のスタメンでの岡山のドリブラーは、14押谷 祐樹のみである。
つまり、第一選択肢がパスである以上、パスコースを消す守備が、有効なのである。
パスの選択肢としてのスペースをまず、作らせない。
次にパスの受け手へのコースを遮断する。
これによりミスパスや出しどころを失ったパサーからボールを奪う。
実際、この試合では、相手にカットされるシーンも多く、決定機らしい決定機もなかなか作れず、ドリブルの出来る14押谷 祐樹へのマークは、厳しかった。。
そろそろドリブルの出来る選手を入れて、切り札として使ってもいいはず。
その3に続く。
-
navigate_before 前の記事
2015:A代表:親善試合:H:vsチュニジア「強い縦(前)への意識で縦(上)を目指す」その2
2015年3月28日 -
次の記事 navigate_next
2015:J2:4節:A:vsジェフユナイテッド千葉「流点の死闘」その1
2015年4月1日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件