2015:J2:7節:A:vsジュビロ磐田「フリーランとハードワークの攻守の関係性」その3
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杉野雅昭
2015年04月15日 19:45 visibility48
H:磐田:1-1:15アダイウトン(9太田 吉彰)
経過
岡山が、仕掛ける時に高い位置までボールを運ぶもそこから高いラインに裏打ちされた密集した守備のブロックを築かれた所で、出しどころに困り、どんどん下げられる。
横パスとバックパスを繰り返し、最後21加地 亮がそういったチームとしての消極的なパスにより追い込まれた所で、トラップミスが、出る。
それを9太田 吉彰に奪われて、カウンター。
9太田 吉彰が20森島 康仁に預けて自身はサイドに流れる。
20森島 康仁に21加地 亮が迫るも上手いトラップでかわし、9太田 吉彰に出す。
9太田 吉彰は、そのパスを受けてライン際近くまで抉ってクロスを入れる。
ファーサイドで、上手い動きでスペースにフリーで走り込んだ8アダイウトンに合い、そのまま押し込まれて失点。
分析
縦に勝負のパスを出せるとしたら33伊藤 大介の所。
サイドの25田所 諒を選択したが、狭い所を通すグラウンダーのスルーパスか裏への浮き球のスルーパスの2択もあったが、そこを察知できず、無難に25田所 諒をへのパスを選択してしまった。
その後は、なかなかパスの出しだどころがなかった。
10千明 聖典や24矢島 慎也のパスを引き出す動きも乏しく、困った所で、ミスが生まれた。
こうなったらダメもとで、アーリークロス入れても良かったのではないかと思ってしまう。
チームとしてドリブルをある程度捨ててパスを回す以上10千明 聖典と24矢島 慎也は、フリーランの質と量のどちらも課題がある。
今日のパフォーマンスならば24矢島 慎也の出番というのは、減って来るだろう。
余談ながら、地味なプレーだが、6竹田 忠嗣が、前にポジションを取っていたので、15アダイウトンは、後ろにそのまま走り込むと見せかけて、膨らみ少し離れた事でゴール前でのフリーとなった動きは、素晴らしかった。
経過
岡山が、仕掛ける時に高い位置までボールを運ぶもそこから高いラインに裏打ちされた密集した守備のブロックを築かれた所で、出しどころに困り、どんどん下げられる。
横パスとバックパスを繰り返し、最後21加地 亮がそういったチームとしての消極的なパスにより追い込まれた所で、トラップミスが、出る。
それを9太田 吉彰に奪われて、カウンター。
9太田 吉彰が20森島 康仁に預けて自身はサイドに流れる。
20森島 康仁に21加地 亮が迫るも上手いトラップでかわし、9太田 吉彰に出す。
9太田 吉彰は、そのパスを受けてライン際近くまで抉ってクロスを入れる。
ファーサイドで、上手い動きでスペースにフリーで走り込んだ8アダイウトンに合い、そのまま押し込まれて失点。
分析
縦に勝負のパスを出せるとしたら33伊藤 大介の所。
サイドの25田所 諒を選択したが、狭い所を通すグラウンダーのスルーパスか裏への浮き球のスルーパスの2択もあったが、そこを察知できず、無難に25田所 諒をへのパスを選択してしまった。
その後は、なかなかパスの出しだどころがなかった。
10千明 聖典や24矢島 慎也のパスを引き出す動きも乏しく、困った所で、ミスが生まれた。
こうなったらダメもとで、アーリークロス入れても良かったのではないかと思ってしまう。
チームとしてドリブルをある程度捨ててパスを回す以上10千明 聖典と24矢島 慎也は、フリーランの質と量のどちらも課題がある。
今日のパフォーマンスならば24矢島 慎也の出番というのは、減って来るだろう。
余談ながら、地味なプレーだが、6竹田 忠嗣が、前にポジションを取っていたので、15アダイウトンは、後ろにそのまま走り込むと見せかけて、膨らみ少し離れた事でゴール前でのフリーとなった動きは、素晴らしかった。
4、試合考察
4-1:フリーランに関する考察
この試合の失点シーンで、少し触れたが、10千明 聖典と24矢島 慎也のポジショニングにやや問題があった。
特に10千明 聖典の運動量の少なさやポジショニングの悪さは、指摘されて来た。
取りに行く場面やパスを出す場面での運動量は問題ないが、パスを受ける場面や味方選手を助けるフリーランというのが、少ない。
それがパスサッカーをやる上で、パスの選択肢を少なくするという点で、ウィークポイントとなってしまう。
10千明 聖典の守備センスとパスを繋ぐパスとトラップ技術などのボールタッチに関しては、申し分ない反面、それが非常に勿体ない。
10千明 聖典と同様に24矢島 慎也も先制点に繋がった裏へのクロスや徳島戦でのプレーの様にボールを前を向いて上手い。
しかし、これまた10千明 聖典と同様にフリーラン不足で、味方のパスの出しどころや連動したプレスをかける部分で、マイナスの要素となってしまう。
こういった選手は、上手いために走るという意識が低くなってしまう様だ。
二人とも今後岡山の選手として活躍していくために、この課題をクリアして、岡山のサッカーを実践して、活躍して欲しい。
4-2:フリーランとハードワークへの逆説に関する考察
一方で、最低限の動きによりチームに安定をもたらすという考え方も出来る。
例えば、中央でプレーする選手が動き回れば中央をぽっかり開けると隙が出来てしまう。
岡山のフリーランやハードワークの中にも細かい約束事があり、それを守りつつ選手が判断し、プレーしている。
ただ、追いかけているだけに見える様でも練習やミーティングで、細かく植えつけられているだろう。
それを守ると中央にスペースが出来ないという堅守の構築に成功している。
セットプレーでの奇襲やサイド攻撃という高さというフィジカルや精度という個の力に弱い面がある。
35岩政 大樹と10千明 聖典は、中央のスペースをケアしてる事が多い。
逆に6竹田 忠嗣や3久木田 紳吾、8渡邊 一仁といった逆に動き回る選手もいる。
CBの二人に関しては、守備に関しては、スライドやカバーリングで、動きこそ小さいが、攻撃時はある程度動いている。
8渡邉 一仁に関しては、かなり自由に動いて守備をしている。
そう考えると色んな選手を上手く組み合わせて、バランスを上手く保っている事が分かる。
4-3:サイドでの岡山対策に関する考察
この試合の磐田は、岡山のWBの21加地 亮と25田所 諒をサイドで二人以上で、囲んで奪うという場面が見られた。
サイドは、3方向しかないためパスの選択肢も狭まる。
それ故に奪い易いポイントである。
データから見ても岡山のドリブルでの仕掛けは少なく、10千明 聖典と8渡邊 一仁に展開力が無いためサイドを潰されるのは、痛い。
この試合の様に前がかりになって所を奪われると失点に繋がってしまう。
バックパスで戻す時は、リスクを高めてしまうので、出来れば前に出してシュートまでやりきることを可能にしたい。
ただ、CBの選手は、前へのパス意識が高く、効果的ロングパスをだせるため戻すならば確実かつ良い形で、戻せるようにはしたい。
4-1:フリーランに関する考察
この試合の失点シーンで、少し触れたが、10千明 聖典と24矢島 慎也のポジショニングにやや問題があった。
特に10千明 聖典の運動量の少なさやポジショニングの悪さは、指摘されて来た。
取りに行く場面やパスを出す場面での運動量は問題ないが、パスを受ける場面や味方選手を助けるフリーランというのが、少ない。
それがパスサッカーをやる上で、パスの選択肢を少なくするという点で、ウィークポイントとなってしまう。
10千明 聖典の守備センスとパスを繋ぐパスとトラップ技術などのボールタッチに関しては、申し分ない反面、それが非常に勿体ない。
10千明 聖典と同様に24矢島 慎也も先制点に繋がった裏へのクロスや徳島戦でのプレーの様にボールを前を向いて上手い。
しかし、これまた10千明 聖典と同様にフリーラン不足で、味方のパスの出しどころや連動したプレスをかける部分で、マイナスの要素となってしまう。
こういった選手は、上手いために走るという意識が低くなってしまう様だ。
二人とも今後岡山の選手として活躍していくために、この課題をクリアして、岡山のサッカーを実践して、活躍して欲しい。
4-2:フリーランとハードワークへの逆説に関する考察
一方で、最低限の動きによりチームに安定をもたらすという考え方も出来る。
例えば、中央でプレーする選手が動き回れば中央をぽっかり開けると隙が出来てしまう。
岡山のフリーランやハードワークの中にも細かい約束事があり、それを守りつつ選手が判断し、プレーしている。
ただ、追いかけているだけに見える様でも練習やミーティングで、細かく植えつけられているだろう。
それを守ると中央にスペースが出来ないという堅守の構築に成功している。
セットプレーでの奇襲やサイド攻撃という高さというフィジカルや精度という個の力に弱い面がある。
35岩政 大樹と10千明 聖典は、中央のスペースをケアしてる事が多い。
逆に6竹田 忠嗣や3久木田 紳吾、8渡邊 一仁といった逆に動き回る選手もいる。
CBの二人に関しては、守備に関しては、スライドやカバーリングで、動きこそ小さいが、攻撃時はある程度動いている。
8渡邉 一仁に関しては、かなり自由に動いて守備をしている。
そう考えると色んな選手を上手く組み合わせて、バランスを上手く保っている事が分かる。
4-3:サイドでの岡山対策に関する考察
この試合の磐田は、岡山のWBの21加地 亮と25田所 諒をサイドで二人以上で、囲んで奪うという場面が見られた。
サイドは、3方向しかないためパスの選択肢も狭まる。
それ故に奪い易いポイントである。
データから見ても岡山のドリブルでの仕掛けは少なく、10千明 聖典と8渡邊 一仁に展開力が無いためサイドを潰されるのは、痛い。
この試合の様に前がかりになって所を奪われると失点に繋がってしまう。
バックパスで戻す時は、リスクを高めてしまうので、出来れば前に出してシュートまでやりきることを可能にしたい。
ただ、CBの選手は、前へのパス意識が高く、効果的ロングパスをだせるため戻すならば確実かつ良い形で、戻せるようにはしたい。
その4に続く。
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