2013年ファジアーノ岡山総括(守備編)
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杉野雅昭
2014年01月02日 22:35 visibility90
1、GK1中林
洋次の存在
岡山の堅守は、彼なしには語れない。
広い守備範囲と1対1の強さ、シュートへの素早い反応。
どれをとっても超一流。
フィード精度さえ良ければJ1クラスのGKと言っても良い。
PO進出の可能性が無くなった事も関係あるかもしれないが、21真子
秀徳が、出た時の脆さがそれを証明している。
だからこそ岡山が、本当の意味で、堅守と言われるには、彼を活躍させない事である。
2、特徴的なセットプレイの守備
ゾーンディフェンスと前線に選手を残さない全員守備。
ここが、特徴的。
だからセットプレイのカウンターの得点は、少ない。
その分ライン上で、10千明
聖典、7仙石
廉といった背が低い選手が、跳ね返すというシーンを何度も作る事が出来た。
GKの守備範囲が、狭まっているという弊害もあるが、ギリギリの所で、セットプレイの失点が、少ないので、来季も継続するだろうし、背が高い選手が、増えればより安定感が増すだろう。
その辺り、どうやって行くのかにも注目したい。
3、ラインを上げる前線からの積極的守備
今季から導入した作戦だが、状況に応じて採用していた。
大きく崩れることなく、高い位置から奪える試合もあったので、機能している事もあった。
ただ、一方で、運動量豊富とはいえ、間延びする要因となっていた事もあったのも事実。
失点数の増えた原因の一つかもしれないが、進化していかなければ置いていかれるので、こういったチャレンジは、大事。
4、空中戦の強さ
5植田 龍仁朗、3後藤
圭太、4近藤 徹志。
この3選手が、素晴らしかった。
特に5植田
龍仁朗は、J2指折りの空中戦の強さ。
ロングパスに対して強く裏への強さを支えた。
また、セットプレイでの守備で、大いに貢献した。
5、代えの利かない6竹田
忠嗣
裏のスペースのケア。
ラインコントロール。
攻守のバランス感覚。
こういったものは、素晴らしかった。
終盤疲労が、溜まったのか精彩をやや欠いたので、守備が、やや不安定となった。
同じタイプのCBのバックアップが、欲しい。
6、5バックの人数をかけた守備
人数をかけてくる攻めて来る格上相手には、攻撃に繋がる守備となった。
逆に格下(明確にはそこまで差がないので順位が下位とか)の様にカウンターやロングボール主体のチーム等には、過剰人数となり、セカンドボールを拾われたりして、猛攻を受ける要因となった。
この辺り上手くバランスを取る必要がある。
来季どういった守り方をするのか注目したい。
7、個の力
守備の個の力というのは、ボールを奪う力ここにあると思う。
格上相手だと人数をかけてもそこを突破される場面があった。
そこで、奪えるような力がついてくれば、岡山の守備は、ワンランク上がる。
よりリスクを冒し易くなるし、大事な事。
前項の状態を少なくするためにもチームの攻守の個の力を向上させ、練習からレベルの高い中で、向上させていきたい。
8、守備のキーワード
1、「少ない人数での堅守」
2、「ライン上げる守備を極意」
3、「高い位置でボールを奪う」
守備だけに終わる守備だけではなく、攻撃に繋がる守備。
攻撃は、最大の防御という言葉がある通り、大事な事。
来季は、1ランク上の守備に期待。
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki
sugino)
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