2015:JFL:後期3節:H:vsFCマルヤス岡崎「明確な戦術」その3

3-5:不利な状況を意図的に作る事で好機に変える

間延びする事は一般的に正確なビルトアップ失敗に繋がったり、プレスが甘くなるという弱点がある。
しかし、前線の3人から中盤、そして最終ラインと連動したプレスをかけ続ける事で奪うのではなく、パスを誘導して奪うという狙いを持った守備を岡山Nはしていた。
そのために最終ラインから中盤や前線に出したパスを後ろから走ってきて、インターセプトというシーンが目立った。
この試合に関して言えば、それが嵌って、カウンターのシーンを多く作れた。
しかし、他チームにも通用するかは、別問題である。

3-6:現在の戦い方の弱点

中盤と前線の間を使われるとボールを奪いきれない。
この試合では、岡山に合わせてくれたが、冷静にそこに下がっていて、そこからダイレクトのパス、縦パスとバックパスの繰り返しなどで、釣り出したりしてくる冷静な熟練したチームならば、十分崩される可能性がある。
また、15小林 秀征に依存度も高く、彼が抜けた時にチームとして、パス成功率が、大幅に下がる可能性がある。
それだけ15小林 秀征のスピードは武器であり、チームとして大きな存在である。
守備でも5宮田 直樹が、チームに安定をもたらしている。
CBとして経験を積み、上手く統率出来る様になった。
少ない選手たちで、監督として出来る事が少なく、1人怪我するだけで大きく、選手層の薄さが一番の弱点である。
選手起用が、そういった薄さを補うという意図は感じ辛く、スタメンだけで勝とうという感じが強い。
しかしそこが強みとなって結果になった以上、そこは、成長により、弱点を長所にかえていく。
そういった部分が、今後に残留に向けて、必要な要素である。

4、満足度

8点(10点満点)

今まで不満の溜まる試合が多かった。
善戦しているのに結果が付いてきてなかったからである。
この試合では、攻守で、良いパフォーマンスを見せてくれた。
しかし、まだ結果(残留に向けての順位浮上)が、付いてきていない。
いくら良い試合をしても、残留が確定するまで心から喜べない。
まだまだ厳しい状況に変わりなく、ここからの逆襲に期待したい。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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