2015:J2:24節:H:vs徳島ヴォルティス「24矢島 慎也のボランチ」その2

2、得点経過

A:徳島:0-1:7木村 祐志(20エステバン)

ボールを持つ3アレックスの横を20エステバンが追い越して行き、3アレックスがそこに出す。
20エステバンは、パスをダイレクトで、中の7木村 祐志へパスを出す。
7木村 祐志は、パスを受けるとドリブルで仕掛けて、対応する8渡邊 一仁を振り切りシュートまで行く。
1中林 洋次が、飛びつくも届かず、徳島の得点。

A:徳島:0-2:7木村 祐志(11津田 智宏)

徳島が攻める方向の右サイドからのスローインを11津田 智宏が受ける。
11津田 智宏が、6竹田 忠嗣と15三村 真の振りきり、クロスを入れる。
そのクロスの先にいた7木村 祐志が、対応する26田中 奏一を高さで上回り、ヘッドを叩き込む。
1中林 洋次も反応するも及ばず、徳島の得点。

A:徳島:0-3:20エステバン(28井澤 惇)

28井澤 惇が、右サイドからサイドチェンジを入れる。
20エステバンが受け、26田中 奏一が対応するも、運よく20エステバンの前に出て、そのままシュート。
1中林 洋次も反応するもその上を行き、岡山ゴールに突き刺さって、徳島の得点。

3、試合考察

3-1:24矢島 慎也のボランチ(上田 康太を連想)

彼がボランチにポジションを移した時間はまるで、上田 康太が、帰って来たと錯覚する様だった。
面白い様に背後にパスを通し、今までの迫力の無かった攻撃に流れをもたらした。
決定機をと言える場面を多く演出し、その才能を遺憾なく、発揮した。
縦横無尽に動き回り、色んな所から縦にパスをどんどん通した。
今後大きなオプションとなりうると感じるには、十分なパフォーマンスだった。

3-2:24矢島 慎也のボランチ(これまでの岡山での経験が生きた)

最初から岡山のボランチは、厳しかったが、彼は、前線からのハードワークを経験する事で、献身的に動く事が出来る様になった。
また、一緒に前線の選手と一緒に前線でプレーする事により、プレースタイルや動き方といった特徴を知る事が出来た。
それにより、彼はこう動いているとかそういった物を感じて、そこに出すことが出来たと言える。

3-3:24矢島 慎也のボランチ(高い技術)

勿論、高い技術により高いパフォーマンスを発揮出来ている事を忘れてはならない。
ピンポイントで、前線へ通す高いパス精度。
相手のプレスをいなすターンの技術。
遠目からでも狙えるレンジの長いシュート。
ドリブルやパスのテクニック、こういったものは、どれも一級品。

3-4:24矢島 慎也のボランチ(時が来たり)

13久保 裕一の怪我からの復帰と、9岡本 英也の加入。
14押谷 祐樹こそ、2試合ベンチ外という事で、怪我の可能性こそありますが、一定数の前線の選手を確保できた。
これにより24矢島 慎也をボランチに回す余裕ができた。
アンダー代表で、ボランチを任されていた時期もあり、長澤 徹監督の温めていた構想である可能性は高い。
また、PO圏内を目指す上で、ギリギリの位置であり、24矢島 慎也のボランチをするには、今しかない。
まさにそういった時期に実現した事だった。

3-5:24矢島 慎也のボランチ(最後の希望)

大宮戦での敗戦を受けて、現状の実力不足を痛感して迎えたこの1戦。
岡山の選手のミスが目立ち、前線までなかなか運べない状況が続いた。
そういった低調な内容の中、先制点を許し、加点をも許した。
そういった時に選手交代で、10千明 聖典が下がり、24矢島 慎也が、前線からポジションをボランチに移した。
すると、今まで前線までなかなか運べなかった岡山の攻撃が、ゴールに迫った。
裏へどんどんパスが通り、前線の足下にぴったり尽きる正確なパス。
まるで、別チームの様に前線の選手が躍動し、面白かった。
結果こそついてこなかったが、今後に期待するには、十分過ぎるパフォーマンスだった。
まさに今季でのJ1へ向けての最後の希望である。

その3に続く。

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