ファジアーノ岡山とJ1との差(2012年)
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杉野雅昭
2012年10月19日 21:42 visibility126
1、前書き
天皇杯の名古屋戦を受けてのJ1との差を記事にしてみた。
この試合で、名古屋がベストメンバーで来てくれた事で、そう言った差を計る物差しとなった。
結論から言えば、このサッカーを続けて行けばJ1は、確実に近くなるという事。
今季J1に上がれなくても来季に監督の交代であったり、主力の流出が無ければ良い所まで行けると思う。
では、何故、そう感じたのか。
簡単ではありますが、私の感じた理由を綴って行きたいと思います。
2、現状の差
まずは、悪かった点を先に行きたいと思います。
J1との差
1、決定力
2、球際での強さ
3、フィジカル
4、メンタルティ
1、決定力
少ない決定機を着実にものにする力。
決定機でなくても決めてしまう決定力。
名古屋の1点目の4闘莉王のゴールなんか岡山の選手が、あれを物に出来るか。
名古屋の2点目の11永井が、裏への1本のクロスで、抜けて決めた様なゴールを決めれるか。
どれでも高い決定力あってのゴール。
この辺りJ1定着に向けて必要な事だと思います。
2、球際での強さ
岡山もここ数年厳しく出来ている。
ただ、ファールをせず、奪い去れるか。
1対1で、重要な事。
そういった面で、よりあげていかなければならない。
岡山の20川又なんかは、裏へ抜け出しそうで、5増川に止められたシーンとかもちょっと体入れられただけだった。
そういった強さを今後身につけていければ、攻守で、大きな効果を得られる。
3、フィジカル
平均身長やスピード、当たりの強さを見ても明らかに岡山は、劣っていた。
どれだけ良いサッカーをしてもそういった差の所でもやられてしまう。
非常に勿体ない。
まだ、若い選手も多いし、練習施設とクラブハウスも出来るので、向上させていって欲しい。
ただ、サッカーにおいてフィジカルは、絶対ではないが、ある事にこした事ない。
4、メンタルティ
4闘莉王の勝利への執念とか素晴らしいですね。
熱すぎな部分は、あるのですが、一つ一つの行動を見ていても強者のメンタルティを持っている選手だと思います。
岡山は、今は、チャレンジャー、つまり弱者としてのメンタルティを備えている。
ただ、強くなっていく中で、王者の貫録をみせれるぐらいチームになって欲しい。
何がなんでも勝たないといけない。
そういった強いメンタルティを持つ様にならないと勝てる試合で、勝てない時もあるし、タイトルは、難しい。
3、通用したもの
続いて、何が通用したのか述べてみたいと思います。
1、組織的サッカー
2、運動量
3、ポゼッション
1、組織的サッカー
攻守において非常に統制のとれたサッカーだと思います。
選手が、個人技に走る事もない。
勿論、局面において仕掛ける事はありますが、突っ走る様なサッカーではないと思います。
この辺り名古屋と比べて非常に優れていた点ですね。
2、運動量
解説者の方もいっていたが、ボールを奪うために献身的守備を怠らない。
ここは、素晴らしい事だと思います。
攻守で、やぱりそこに走っていて欲しい所や居て欲しい所に居てくれる。
是非、今後ともこういった見ていて気持ちの良いサッカーを続けて欲しい。
3、ポゼッション
名古屋相手にも十分通用した。
むしろ、運動量の多い岡山の方が、支配率は、高かった。
後は、最後のアイデアや決定力がついてくれば十分通用する。
4、どういったサッカーをするクラブになって欲しいか
やっぱり今の延長線上のサッカーになって欲しい。
3バックとか4バックとかそういうののではない。
勝利に向かって直向きにチームが、一つになる事。
例えば資金力がついて来て、良い選手が取れるようになって、ある選手に依存する。
そういったサッカーには、なって欲しくない。
ユースやネクスト上がりの選手が何人か居て、鹿島にみたいに伝統のスタイルを持っている。
そういったアイデンティティを確立したチームになって欲しい。
手塚監督から影山監督と岡山は、着実に自分達のサッカーを手にしつつある。
名声や実績に頼ることなく、岡山のサッカーを継承してくれる選手と監督で、構成するチームになって欲しい。
岡山から世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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