FUJI XEROX SUPER CUP :サンフレッチェ広島VS柏レイソル「スーパーゴールで、2013年シーズン開幕」

広島VS柏:1-0
得点者:11佐藤 寿人
主審:東城 穣
副審:田尻 智計、越智 新次

1、広島情報

森保 一監督

スタメン

11佐藤 寿人
10高萩 洋次郎、7森崎 浩司
27清水
航平、8森崎 和幸、6青山 敏弘、20石川 大徳
4水本 裕貴、5千葉 和彦、33塩谷 司
1西川 周作

リザーブ

GK:13増田
卓也
DF:17パク・ヒョンジン
MF:15岡本 知剛、16山岸 智、19イ・デホン、35中島 浩司
FW:9石原
直樹

途中交代

11佐藤 寿人→9石原 直樹、20石川
大徳→16山岸 智

 

2、柏情報

ネルシーニョ監督

スタメン

11クレオ
9工藤 壮人、10レアンドロ・ドミンゲス

15ジョルジ・ワグネル、7大谷 秀和、20茨田 陽生、27キム・チャンス
5増嶋 竜也、3近藤 直也、4鈴木 大輔
21菅野
孝憲

リザーブ

GK:1桐畑 和繫
DF:23渡部
博文
MF:14狩野 健太、28栗澤 僚一、29谷口 博之、30山中 亮輔
FW:18田中 順也

途中交代

20茨田 陽生→28栗澤 僚一、11クレオ→18田中
順也、15ジョルジ・ワグネル→30山中 亮輔

3、戦評

3バック同士の対決という事で、個と個の戦いとなった。
パス回しで崩す広島に対し、セットプレイを中心とした高い個人技で、戦う柏という構図となっていた。
そういった試合において勝敗を分けたのは、2013年のベストゴールとなっても不思議でもないエクセレントなゴールだった。
ゴールは、11佐藤
寿人のそのゴールのみだが、両チーム形を作った。
実際に柏もセットプレイからポストに当たる惜しいヘッドもあった。
この試合でのエクセレントなゴールを考えると、2013年シーズンに期待を持てた。
また、3バック同士の対決という事で、再び3バックを採用するチームが多くなる事を予感できる試合だった。

4、得点シーン

広島:1ゴール目:11佐藤 寿人

6青山 敏弘のクロスに4水本
裕貴が、ヘッドで、後方に逸らす。
それに反応した11佐藤
寿人が、ダイレクトボレー。
そのボレーは、ゴールポストの内側に当たって中へ跳ね返ってゴール。
しかもゴールポストに当たった場所は、クロスバーとも近くまさに攻めるほうからみて右隅付近へのボレーだった。

いや、世界規格の素晴らしいゴールだったと思います。
このゴールが、決勝点になったという事で、2013年シーズンに期待せずには、居られないです。

5、レビュー(広島側)

今季も広島のパスサッカーは、健在。
他のチームならシュートを打ったり、クリアーする所で、パスを出すなど、パス意識の高さを感じた。
それが、良い面に働く事もあるが、結果的にこの試合では、決定機を逃したと感じたシーンが、2シーンあった。
そのシーンは、9石原
直樹と11佐藤 寿人の二人だ。
CFの二人が、こうなのだから他の選手でもそうだろう。
私がメインで、観戦している岡山でも元広島の11桑田
慎一郎という選手がいるが、シュート意識が低くサポから不信感を買っている。
やはり、そういったプレイが、許されるのは、広島だからであり、それは、広島の長所であり、短所であると思う。
一方で、局面によっては、しっかりシュートを打っているシーンもあった。
ただ、シュートが、枠に飛ばずに決定機逸機してしまったシーンもいくつかあった。
そういったシュートが決まらず、11佐藤
寿人の難しいシュートが、決まるのだからサッカーとは、分からないものだ。
正直公式戦なら、その節のベストゴールになってもおかしくない、ワールドクラスの素晴らしいゴールでしたね。
森脇
良太の穴が、心配されたが、代わりに4水本 裕貴が、攻撃で、存在感を放っていた。
2ファン・ソッコが、怪我してその代理で出場した33塩谷
司も素晴らしいプレイを見せていた。
メンバーが、大きく変わらず、長年戦ってきているメンバー中心という事で、今季もぶれなく戦っていけそうである。
今季は、ACL、ナビスコ、天皇杯というカップ戦と並行して行われるので、そこをどうこなしていけるか。
その辺りが、心配だが、上手くメンバーを起用し、今季も魅力的サッカーを見せて欲しい。

6、レビュー(柏側)

SBの層が薄くなった事で、最近流行し始めた3バックを導入。
チームとしての始動が遅く、他チームより、しっかりとした準備が、出来なかった。
そういった中で、昨季のJリーグ王者に対し、1点差の好ゲームを演出した。
この辺りは、流石ネルシーニョといった所だった。
ただ、左WBの15ジョルジ・ワグネルに関しては、少し勿体ないかなと。
攻撃が、持ち味の選手で、あれだけ後ろを守らせると、アーリークロスもなかなか通らないし、苦労していた。
3バックを採用している岡山を良く観戦している私から見るとやっぱり、右WBの27キム・チャンスぐらいの運動量は、正直欲しい。
この辺り、左WBの選手を長い間、高い位置で、プレイさせて、4バック気味にするとかの工夫がいるかもしれない。
どういったサッカーを採用するのか、ネルシーニョ監督の決断は、気になる所である。
ただ、終盤見せた、攻勢は、迫力あり、同点に迫る勢いがあった。
セットプレイは、大きな武器だし、ファールを貰いセットプレイの機会を得れる個人技を持っている。
さらに良い選手が、中盤(MF)に多いので、どう彼らを活かしていくのか。
序盤戦は、そこをテーマに終盤追い上げて優勝を狙う。
それぐらいで、Jリーグ開幕を迎えた方が、良いかもしれない。

7、評点

広島側

森保
一監督:6.0:戦力を最大限活かし、勝利に導いた。

スタメン

GK:1西川
周作:6.0:FKをしっかり止める等、完封に貢献。
CB:4水本 裕貴:7.0:先制ゴールをアシストする等、攻守で勝利に貢献。
CB:5千葉
和彦:6.5:DFラインの中央として、しっかりコントロールし、完封に貢献。
CB:33塩谷
司:6.0:時々するする攻撃参加を見せていたが、攻守でももっと質をあげていきたい。
DH:8森崎
和幸:6.0:上手くバランスをとって攻守で、効いていた。
DH:6青山
敏弘:6.5:先制点に繋がるクロスを入れる等、精度の高いパスで、攻撃を牽引。
WB:27清水
航平:6.0:何度かドリブルで、仕掛けた。
WB:20石原 直樹:6.5:攻撃的選手のマッチアップ選手を苦しめた。
OH:10高萩
洋次郎:6.5:パスやシュートで存在感を見せた。
OH:7森崎 浩司:6.0:もっと攻撃に絡んでいきたい。
FW:11佐藤
寿人:7.5:世界規格のエクセレントな決勝ゴールを決めた。

途中交代

20石原 直樹:6.0:ゴールに迫るプレイを見せた。
16山岸
智:5.5:目立った働き出来ず。

柏側

ネルシーニョ監督:6.0:準備期間の少ない中で、そこそこの3バックを展開した。

スタメン

GK:21菅野
孝憲:7.0:1失点こそしたが、再三の決定機を防いだ。
CB:5増嶋 竜也:5.5:3バックをやる上で、もっと攻撃参加をみせたい。
CB:3近藤
直也:5.5:イエローカードを貰う等、球際に厳しくいった。
CB:4鈴木 大輔:5.5:新加入ながら問題無くプレイした。
DH:7大谷
秀和:6.0:攻守のバランスを上手くとった。
DH:20茨田
陽生:6.0:前線に飛び出す動き等、攻撃意識が高かった。
WB:15ジョルジ・ワグネル:5.0:WBとしては、運動量が少ない。
WB:27キム・チャンス:6.0:ハードワークと厳しい守備で、存在感を見せた。
ST:27工藤
壮人:5.5:なかなかボールが、回ってこなかった。
ST:10レアンドロ・ドミンゲス:6.5:高い個人技で、ゴールに迫った。
FW:11クレオ:5.5:高さを活かしたプレイを見せたが、ゴールを奪えなかった。

途中交代

28栗澤 僚一:6.0:攻守で引き締めた。
18田中
順也:5.5:目立った活躍出来ず。
30山中 亮輔:6.0:ドリブルで、存在感を見せた。

審判

主審:東城 譲:6.0:問題無く、上手く裁いた。
副審:田尻 智計、越智
新次:6.0:誤審なく、上手く裁いた。

8、MOM

MOM:広島:11佐藤
寿人

あのゴールのインパクトが凄かった。
得点もそのゴールのみでしたし、文句なしでMOMかと。
ただ、途中交代は、痛めた可能性もあるので、怪我で、ない事を祈りたいですね。
今季も10ゴール以上を決めて活躍して欲しい。

9、満足度

10点(10点満点)

正直ゲーム内容には、不満があるものの広島の11佐藤
寿人のゴールで、お腹いっぱいです。
Jリーグの開幕前のこの試合で、そういったゴールが、生まれた事で、今季のJリーグに期待してしまう。
期待値をこめての満点の10点です。

Jリーグから世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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