2015:J2:36節:A:vs東京ヴェルディ「代表規格とJリーグ規格の違い」その2

2、戦評

立ち上がりから東京Vが、高い個人技に裏打ちされたパス回しによるポゼッションから主導権を握る。
一方、岡山は、守備ラインと中盤の間のスペースを突くカウンター攻撃で、先制点を目指した。
岡山は、そのスペースでボールを持つプレーが出来た事で、精度の高いシュートまで持っていくことが出来た。
しかし、内容的には、東京Vが押し込みDFラインの裏からの攻略を目指すが、東京Vの選手の細かいミスやスピードのある1中林 洋次の守備範囲が広さと判断の良さによるケアによるなんとか凌いでいたという内容。
岡山が、東京Vが、中盤とDFラインの間のスペースを修正する前に24矢島 慎也が、遠距離からのスーパーゴールで、先制点をあげた。
後半に入ると東京Vが圧力を強めて来る。
そのまま劣勢に立たされて岡山は、波状攻撃を受けるとCKからオウンゴールで失点。
その後もシュート数を見ても東京V優位で進んでいく。
しかし、岡山に数が少ないながら効果的な攻撃で決定機を多く作った。
24矢島 慎也の14押谷 祐樹のミドルシュートや13久保 裕一と19片山 瑛一の毀れ球を拾ってからのシュート。
どれも決定機を言えるシーンだったが、岡山は決めきれなかった。
東京Vもサイド突破からのクロスからのペナルティエリア内で、完全にフリーの33高木 善朗のシュートというシーンもあったが、35岩政 大樹のゴール前での体を張った守備の前に得点を奪えなかった。
シュート数では、東京Vが圧倒していたものの決定機の数では、岡山に分があった。
試合は、再三の個人技活かした攻めで、主導権を握っていた東京Vが、その攻撃から得た多くのセットプレーから岡山の守備の攻略まで後一歩に迫る好機を作るも、1中林 洋次を中心とした岡山の守備の前にオウンゴールでしか得点を奪えなかった。
一方で、岡山もカウンターや東京Vの組織的守備の甘さを突いた多くのシーンからゴールに迫り、先制点こそ奪ったが、多くの好機を活かし切れず、追加点や勝ち越し点を奪えなかった。
PO出場圏内に近い東京Vと射程圏内に捕らえる岡山というPOに関係する2チーム相応しい好ゲームは、痛み分け引き分けに終わった。
この結果東京V依然として、PO圏内へ1試合の勝敗によりすぐにでも上がれる位置をキープし、岡山を東京V自身のチームに対しての射程圏外へと押しやった。
岡山は、一応6位長崎と勝ち点差が6でギリギリ射程圏内ではあるが、ライバルチームも多くより厳しい状況に陥ってしまった。

その3に続く。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。