2015:CWC:サンフレッチェ広島vs広州恒大「広州の個の力を広島が総合力で打ち破る」その2
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杉野雅昭
2015年12月27日 13:48 visibility429
2、戦評
準決勝で、善戦しながら南米王者リバープレートに惜敗した広島。
準決勝で、欧州王者バルセロナにメッシとネイマールを欠いていたが、3-0で完敗した広州。
世界の壁を超えられなかったアジアの2チームだったが、この試合で勝利してACLなどでの来季の戦いに繋げたい2チーム。
試合は、いきなり動く。
開始早々からアグレッシブに仕掛けた広州が、セットプレーが得点を奪う。
ショートコーナーを使って、9エウケソンがシュートし、1林 卓人が、パンチング。
その毀れ球を29ガオ・リンがシュートするが、こ8パウリーニョがこのシュートを頭で軌道を変えて、ゴールネットを揺らして、広州先制。
その後も両チーム互角の展開。
惜しいシーンを何度も作ったが、リバープレート戦同様に決めきれず、広州の1点リードの0-1で、前半を折り返す。
後半開始に9エウケソンを下げて、守備的な修正してきた事で、広州の守備に対する広島の攻撃が緩和され、広州の守備が固くなった。
それで落ち着いてきたが、広島は9ドウグラスを投入して、攻勢に仕掛けると流れ来る。
セットプレーの連続した流れで、25茶島 佑介のキックに、9ドウグラスが決めて、広島同点。
一日試合間隔が短い分、足が止まって来た広州に対し、アグレッシブに攻める広島が、18柏 好文の突破からのクロスに29浅野 拓磨が、ヘディングシュート。
これが、クロスバーに当たるも毀れ球を9ドウグラスが押し込んで、広島が逆転に成功。
その後もセットプレーで、危ない場面があったものの組織的守備で、足の止まった広州の反撃を凌いで、広島が逃げ切った。
アジア勢の対決となったこの大会の3位決定戦は、広島が3位、広州が4位という結果で終えた。
3、試合感想
3-1:中国サッカーの歴史の始まり
広州は、この試合を含めたここまでの試合の3試合。
同じスタメンで、個の力を全面に出して戦ってきた。
しかし、ブラジル選手の8パウリーニョを中心としたチームであり、ブラジル3選手が核となっていた。
一日試合と試合の間隔が短い事もあり、主力選手がスタメンで出続けた事で、8パウリーニョを除いて、パフォーマンスの低下が酷かた。
一部の核となる選手を除いた選手をローテーションしてベストに近い状態を作って来た広島とは対称的である。
恐らく同じ条件であれば、結果は違ったものとなっていても不思議ではない。
中国は、サッカーに国をあげて力を上げて行く事も考えても、年間予算が500億円という事を考えてもどんどん選手層が、厚くなっていくだろう。
そういった時に広島の森保 一監督が執った様な采配をしていく事も可能となるだろう。
中国のアジアにおける覇権は、絶対的なものになるだろう。
3-2:広州のパフォーマンスを考えた時のJリーグの問題点
今大会の森保 一監督のコンディションとモチベーションの維持の仕方の巧さが、際立った。
しかし、そういった広島でもACLとの同時並行であった場合に苦戦する傾向にある。
これは過密日程を乗り切る難しさを物語っている。
奇しくも今大会ベストメンバーで大会を戦ってきた事に加えて、広島より一日少ない試合間隔により広州の選手の運動量が下がって、後半足が止まってしまった。
これと逆の現象が、ACLとリーグ戦の同時並行の過密日程を戦うJリーグチームが起きていると言っていいだろう。
全試合にフル出場した6青山 敏弘と33塩谷 司、1林 卓人。
こういった選手にアクシデントが起きれば、チームへの悪影響は、否定できない。
この辺りを含め、どう過密日程を戦って行くのか。
もしくは、Jリーグの過密日程を解消していくのか。
これを解決できずして、韓国や中国のクラブチームへの対抗は、難しいだろう。
3-3:攻守のバランスの良さが際立った広島のサッカー
初戦のオークランドシティ戦でも引いて守るという守備は、過剰とも思えたが、大会を終えた時には、評価が変わってくる。
ただ、引いて守るだけに終わらず、カウンターに繋げる事が出来る、組織力が備わっていた。
組織力だけに関して言えば、高いレベルにあった事は間違いない。
これに広州の様な個があれば、また別の結果に持っていく事が出来ただろう。
しかし、広島もサイドの選手の個の仕掛けというのを疎かにしておらず、こういった勝負対する姿勢は、称賛に値する。
今Jリーグで一番下部組織からトップチームまでの一貫性が、備わったチームであり、今後の日本を引っ張って行くJクラブチームとなり得る存在となり、地方クラブが、目指すべき形のチームであるだろう。
準決勝で、善戦しながら南米王者リバープレートに惜敗した広島。
準決勝で、欧州王者バルセロナにメッシとネイマールを欠いていたが、3-0で完敗した広州。
世界の壁を超えられなかったアジアの2チームだったが、この試合で勝利してACLなどでの来季の戦いに繋げたい2チーム。
試合は、いきなり動く。
開始早々からアグレッシブに仕掛けた広州が、セットプレーが得点を奪う。
ショートコーナーを使って、9エウケソンがシュートし、1林 卓人が、パンチング。
その毀れ球を29ガオ・リンがシュートするが、こ8パウリーニョがこのシュートを頭で軌道を変えて、ゴールネットを揺らして、広州先制。
その後も両チーム互角の展開。
惜しいシーンを何度も作ったが、リバープレート戦同様に決めきれず、広州の1点リードの0-1で、前半を折り返す。
後半開始に9エウケソンを下げて、守備的な修正してきた事で、広州の守備に対する広島の攻撃が緩和され、広州の守備が固くなった。
それで落ち着いてきたが、広島は9ドウグラスを投入して、攻勢に仕掛けると流れ来る。
セットプレーの連続した流れで、25茶島 佑介のキックに、9ドウグラスが決めて、広島同点。
一日試合間隔が短い分、足が止まって来た広州に対し、アグレッシブに攻める広島が、18柏 好文の突破からのクロスに29浅野 拓磨が、ヘディングシュート。
これが、クロスバーに当たるも毀れ球を9ドウグラスが押し込んで、広島が逆転に成功。
その後もセットプレーで、危ない場面があったものの組織的守備で、足の止まった広州の反撃を凌いで、広島が逃げ切った。
アジア勢の対決となったこの大会の3位決定戦は、広島が3位、広州が4位という結果で終えた。
3、試合感想
3-1:中国サッカーの歴史の始まり
広州は、この試合を含めたここまでの試合の3試合。
同じスタメンで、個の力を全面に出して戦ってきた。
しかし、ブラジル選手の8パウリーニョを中心としたチームであり、ブラジル3選手が核となっていた。
一日試合と試合の間隔が短い事もあり、主力選手がスタメンで出続けた事で、8パウリーニョを除いて、パフォーマンスの低下が酷かた。
一部の核となる選手を除いた選手をローテーションしてベストに近い状態を作って来た広島とは対称的である。
恐らく同じ条件であれば、結果は違ったものとなっていても不思議ではない。
中国は、サッカーに国をあげて力を上げて行く事も考えても、年間予算が500億円という事を考えてもどんどん選手層が、厚くなっていくだろう。
そういった時に広島の森保 一監督が執った様な采配をしていく事も可能となるだろう。
中国のアジアにおける覇権は、絶対的なものになるだろう。
3-2:広州のパフォーマンスを考えた時のJリーグの問題点
今大会の森保 一監督のコンディションとモチベーションの維持の仕方の巧さが、際立った。
しかし、そういった広島でもACLとの同時並行であった場合に苦戦する傾向にある。
これは過密日程を乗り切る難しさを物語っている。
奇しくも今大会ベストメンバーで大会を戦ってきた事に加えて、広島より一日少ない試合間隔により広州の選手の運動量が下がって、後半足が止まってしまった。
これと逆の現象が、ACLとリーグ戦の同時並行の過密日程を戦うJリーグチームが起きていると言っていいだろう。
全試合にフル出場した6青山 敏弘と33塩谷 司、1林 卓人。
こういった選手にアクシデントが起きれば、チームへの悪影響は、否定できない。
この辺りを含め、どう過密日程を戦って行くのか。
もしくは、Jリーグの過密日程を解消していくのか。
これを解決できずして、韓国や中国のクラブチームへの対抗は、難しいだろう。
3-3:攻守のバランスの良さが際立った広島のサッカー
初戦のオークランドシティ戦でも引いて守るという守備は、過剰とも思えたが、大会を終えた時には、評価が変わってくる。
ただ、引いて守るだけに終わらず、カウンターに繋げる事が出来る、組織力が備わっていた。
組織力だけに関して言えば、高いレベルにあった事は間違いない。
これに広州の様な個があれば、また別の結果に持っていく事が出来ただろう。
しかし、広島もサイドの選手の個の仕掛けというのを疎かにしておらず、こういった勝負対する姿勢は、称賛に値する。
今Jリーグで一番下部組織からトップチームまでの一貫性が、備わったチームであり、今後の日本を引っ張って行くJクラブチームとなり得る存在となり、地方クラブが、目指すべき形のチームであるだろう。
その3に続く。
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