2013:J2:13節:H:ファジアーノ岡山VSモンテディオ山形「打ち合いにも勝てる岡山」

岡山VS山形:4-3
得点者:14押谷 祐樹、9中島 裕希、25田所 諒、2沢口 雅彦、17廣瀬 智靖、8林 陵平、25田所

観客数:11117人

1、チーム情報&評点

審判

主審:植田 益也:6.0
副審:和角 敏之、宮部
範久:6.5

H:岡山

監督

影山 雅永:6.5

スタメン

14押谷 祐樹:7.0
8石原 崇兆:6.5、18関戸
健二:5.5
25田所 諒:8.5、10千明 聖典:6.5、35島田 譲:5.0、2沢口 雅彦:6.5
5植田 龍仁朗:6.0.6竹田
忠嗣、5.0、3後藤 圭太:5.0
1中林 洋次:5.5

リザーブ

GK:21真子 秀典
DF:4近藤 徹志
MF:7仙石
廉、26田中 奏一
CF:11桑田 慎一郎、19久木田 紳吾、9荒田 智之

途中交代

35島田 譲→9荒田 智之:5.5、19久木田 紳吾:6.0、4近藤
徹志:評価不可

 

A:山形

監督

奥野 僚右:6.0

スタメン

9中島 裕希:7.0、8林 陵平:6.5
14比嘉
厚平:6.5、17廣瀬 智靖:7.5
15宮阪 政樹:6.0、19秋葉 勝:6.0
7中村 太亮:5.5、4西河 翔吾:4.5、5堀之内
聖:4.5、2小林 亮:4.0
21常澤 聡:4.5

リザーブ

GK:1清水 健太
DF:23イ・ジュヨン、3石井 秀典、6山田
拓巳
MF:22キム・ボムヨン、10伊東 俊
FW:18万代 宏樹

途中交代

2小林 亮→山田 拓巳:5.5、14比嘉 厚平→10伊東
俊:5.5、17廣瀬 智靖→22キム・ボムヨン:5.5

2、得点経過

H:岡山

1得点目:14押谷 祐樹

6竹田 忠嗣(クリア)→14押谷
祐樹(セカンドボールの競り合いで、競り勝つ)→8石原 崇兆(胸トラップからドリブルで、ボールキープ)→8石原 崇兆(サイドのスペースへパス)→25田所
諒(ダイレクトで、狙いすましたグラウンダーのクロス)→14押谷 祐樹(ゴール前で、ダイレクトで、合わせて左足でシュート)→21常澤
聡(脇を抜ける)→ゴール

2得点目:25田所 諒

25田所
諒(低い位置で、パスを受ける)→25田所 諒(パスを出して裏のスペースへ走りだす)→10千明 聖典(パス)→8石原 崇兆(バックパス)→5植田
龍仁朗(裏へのスルーパス)→25田所 諒(裏へ抜け出してGkとの1対1からシュート)→21常澤 聡(体を投げ出すも当たらず)→ゴール

3得点目:2沢口 雅彦

25田所
諒(ロングパスを後ろ向きに受けて前方への背面パス)→8石原 崇兆(パスを受ける)→14比嘉 厚平(体をぶつけてボールを奪いに行く)→8石原
崇兆(なんとか耐えてスペースへドリブル)→8石原 崇兆(ファーサイドへクロスを入れる)→2沢口 雅彦(ヘッド)→21常澤
聡(反応するも体に当てれず)→ゴール

4得点目:25田所


10千明 聖典(サイドへのパス)→19久木田 紳吾(パスを受けてドリブル)→19久木田
紳吾(左足のクロス)→山形の選手(ヘッドで、クリア)→25田所
諒(セカンドボールに反応し、右足で、ダイレクトシュート)→山形の選手(寄せに行くもシュートブロック出来ない)→21常澤
聡(横飛びも届かず)→ゴール

A:山形

1得点目:9中島 裕希

15宮阪 政樹(CKを蹴る)→14比嘉
厚平(ヘッドで、逸らす)→9中島 裕希(ヘッド)→14押谷 祐樹(体に当たるも弾き出せない)→ゴール

2得点目:17廣瀬 智靖

7中村
太亮(ドリブルで、仕掛けてアーリークロスを入れる)→8林 陵平(5植田と競る)→6植田 龍仁朗(クリア)→17廣瀬 智靖(ダイレクトボレー)→1中林
洋次(横飛びも届かず)→ゴール

3得点目:8林
陵平

10伊東 俊(スルーパス)→17廣瀬 智靖(裏へ抜ける動き)→6竹田
忠嗣、(スライディングタックルも足をかけてしまいPK献上)→8林 陵平(キッカーを務める)→8林 陵平(右隅にシュート)→1中林
洋次(コースを読むも届かず)→ゴール

3、MOM

「25田所 諒」

実は、試合開始前で、入場前辺りに25田所
諒のキャプテンマークを見て、「今日は、しばいて貰おう」と冗談で、言ってたら本当にしばいてくれました。
山形は、攻撃的なチームとはいえ、ここまでの打ち合いになるとは思ってませんでした。
その中心に居たのは、25田所
諒で、2ゴール1アシストの大活躍。
間違いなくこの試合のヒーロー。

4、レビュー

A:山形

ここまで、引き分けが、1試合しかないのも頷ける攻撃的サッカー。
今季の山形サポは、落ち込んでは、喜んだりと疲れる試合が、多いのではないだろうか。
まるで、G大阪を思わせるその攻撃意識の高さは、好感が持てる。
なかなか攻撃的チームが、好成績の残すのが、難しい中で、J2とはいえ、こういったサッカーを志向しているのは、面白い。
サイドからのクロスを中心とした個のスキルは、素晴らしかった。
CKで、再三ゴールに迫り、岡山を応援していた私としては、生きた心地がしなかった。
J1昇格のためにこのサッカーをするのは、正直現実的ではないが、非常に魅力的。
個人的には、こういったチームとの試合は、こういった感じに面白いゲームになるし、続けて欲しい。
成熟度をあげていけば、攻撃が最大の防御という言葉もあるぐらいですし、安定感が出て来るかもしれませんし、チームとしてこの方向性で、進んで行くのか、方向転換するのか注目したいチーム。

H:岡山

H-1、堅守崩壊?

いえ、やはりある程度強いチームと戦うと決められてしまいます。
昨季の天皇杯の名古屋戦もそうであったようにそうなります。
他のチームなら失点しない状況でも個の力であったり、組織力により失点する。
ミスをすれば命取りになる。
サッカーとは、そういうものだと思います。
色々考えますにやはりJ1に昇格して、色々と試行錯誤して、新しいディフェンスの仕方であったり、1対1の間合いといったJ1のレベルの高さになれる必要があると思っています。
つまりJ1に今季のサッカーで、上がったとしても持ち味である守備の良さを発揮できずに降格というのも十分考えられるという事です。

H-2、14押谷
祐樹の初ゴール

神戸戦から持ち味を発揮できる様になりましたね。
この試合で、分かった事は、9荒田
智之より足が速いという事です。
裏へのパスで、スピードで、先に触れる事ができていました。
この辺りストレス少なく見る事ができました。
逆に9荒田
智之の場合、運動量は、14押谷
祐樹より多いもののスピードが無いためストレスが、溜まりました。
正直どちらか一人をSTもしくはベンチというのも勿体ないので、2トップもありかなとも感じました。
ただ、そうなると前線からの守備の仕方というのが、影響でそうなので、どうするのかなとも思ったりします。

H-3、選手層の底上げ

負けた事と連戦の疲労を考慮し、メンバーを変更した。
その成果が出た試合。
やはり、長いJ2リーグを戦っていく中で、こういったスタメン以外の選手だった選手の活躍が、非常に大きな意味を持つ。
監督も色々と悩ましいが、これは、良い意味でも悩み。
そういった意味では、ここから相性との良いチームとの試合が、続くし、良い方向に働かせていきたい。

H-4、田所DAY

この日の25田所
諒は、素晴らしかった。
先制ゴールのアシストも理想的クロスで、14押谷
祐樹ストライカーらしい動きからのゴール引き出した。
さらに左サイドで、連携が良い5植田
龍仁朗の裏へのスルーパスに裏へ抜け出したてのゴール。
さらにさらに最後は、毀れ球に最初に行き完璧利き足とは、逆の右足で、ミドルシュートを叩きこんだ。
この中で、個人的に良いと思ったのは、最初の25田所
諒の得点。
WBながら裏へ走りだす。
こういったプレイが、出来るのはやはりゴールから逆算したプレイが、出来ているという証拠。
5植田
龍仁朗も同じ左サイドという事で、感じ取ったのか昨季FKから金
民均(キム・ミンキュン)のゴールをアシストしたシーンを連想する完璧なスルーパスだった。
連携が、これだけ良いのだから、二人の間でのパスミスを減らしてこういった良い関係というのも構築していって欲しい。
25田所
諒という選手は、特別上手い訳では無い。
そういった意味では、25田所
諒が、活躍するには、他の選手の活躍が、必要不可欠な選手なのかもしれない。
ただ、他の選手が25田所
諒を活かし易い場所に豊富な運動量で、走っているので、生まれたのかもしれない。
今後も最後まで走り続け、気持ちの籠ったプレイが、みたい。
今後もボールをしばいてゴールを量産して欲しい。
そして、かなり厳しいが、WBながら10ゴール10アシストという成績を残して欲しい。

H-5、8石原
崇兆に関して

まず、つっこみ。
カウンターのシーンで、フリーのサイドからダイアゴナルランして逆サイドへ行ったのは何?
意味不明ですね。
こういったプレイしていれば、なかなかゴールできない。
もしかしたらシュートを打ち易い右に行ったのかもしれないが、それだとあまりに弱気。
今季の8石原
崇兆を象徴するシーンでした。
こういった判断ミスが、決定機逸機に繋がっているのは、間違いないだろう。
25田所
諒の様にもう少し気持ちを前面に出しても良い気がする。
変に形に拘って、コースを狙いすぎたりしてる感もある。
昨季の栃木戦の様に思いきってシュートを打った方が、入るケースは、高い選手だと思う。
勿論、シュートを狙う事は、悪くない。
特に8石原
崇兆の場合は、シュート精度と威力共に良いとはお世辞には、言えない。
やはり、大事なのは、シンプルにプレイする事で、自然にシュートを打てる。
自然にドリブルが仕掛けられる。
そういったプレイが、出来るようになれば、一皮むけそうだ。
スピードという華がある選手で、まだまだ若いので、これから伸びていって欲しい。

H-6、戦術の幅を魅せる岡山

18関戸 健二をDH。
25田所
諒をDH。
6竹田 忠嗣をDH。
なんとこの試合選手交代に合わせて10千明
聖典の相方のDHが、変わっている。
これは、状況に応じて、色々な形を試せるという事を意味する。
攻撃重視が、18関戸
健二。
鬼キープから溜めを作り前線へスルーパス。
それが持ち味の選手。
バランス重視が25田所
諒。
豊富な運動量で、攻守で利く。
攻守で、数的有利を作る事が出来る。
守備重視が、6竹田
忠嗣。
CBで、磨いたカバーリングや読みからのインターセプト。
そういったプレイで、中盤に安定をもたらす事ができる。
こういった選手達を上手く起用しながら、状況に応じて、岡山のサッカーを変える事が出来る。
これが、影山
雅永監督体制4年目の効果と言える。
やはり、選手の特徴を良く分かっているし、そういった選手を活かそうという気持ちが、感じられる。
その辺りが、終盤の強さであり、今季の負けない粘り強さに繋がっていると言える。
後は、攻守共により高めて、選手の力を最大限活かす事が出来れば、自動昇格圏からJ2優勝が、見えて来る。

5、満足度

8点(10点満点)

勝つには勝ったが、3失点。
上位相手とはいえ、課題は、多い。
そういった意味では、手放しに喜べる試合ではなかったが、面白い試合では、あったと思う。
今度は、久々の5得点を目指して、頑張って欲しい。
あ、5得点は、J2に上がってなかったかもしれない。
どっちでしたっけ?
初なら初の5得点に期待。

岡山から世界へ

To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki
sugino)

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