2016:U-23代表:アジア五輪最終予選決勝:中立:vs韓国「1200%の実力を出しての優勝」その2
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杉野雅昭
2016年01月31日 13:34 visibility98
2、戦評
互いに五輪連続出場を伸ばした日本と韓国。
両チームセントラル方式による最終戦という事もあり、疲労もピークで怪我をしている選手もいる状態で、この決勝を迎える。
宿敵韓国との試合という事もあり、気持ちと気持ちがぶつかる熱い試合になる事が予想されたプライドをかけた試合。
開始してから攻守の切り替えが早く、激しい展開になるのが予感される立ち上がり。
バイタルエリア内に入った時にフリーにしてしまうシーンを作られて、ミドルシュートを撃たれるシーンなど、危ないシーンなどがあった。
韓国は、裏への意識が高く、フリーランの質の高さ目立つ。
両チームハイプレスからのボール奪取で、カウンターというシーンも多い。
そんな中で、左サイドのクロスから8イ・チャンミンがヘッドで折り返して、22クォン・チャンフンのボレーシュート。
これが4岩波 拓也に当たってコース変わって日本のゴールネットを揺らして、日本失点。
日本もサイドから打開を図るもなかなか決定機を作れない。
0-1で、韓国がリードして前半を折り返す。
後半頭から20オナイウ 阿道に代えて7原川 力を投入し、流れを変えに来る。
後半開始早々に8イ・チャンミンに右サイドからのクロスを入れられて、18チン・ソンウがそのクロスを1トラップ後に反転してシュートを決めて、韓国追加点。
劣勢だった日本だったが、21矢島 慎也のスルーパスで途中交代の16浅野 拓磨がGKとの1対1を決めて一点返す。
さらに左サイドの6山中 亮輔からのクロスに21矢島 慎也が、頭で合わせて同点ゴール。
そして、カウンターの流れから毀れ球を10中島 翔哉がワンタッチで、裏へのスルーパスを出して、そのボールを16浅野 拓磨が上手く韓国の選手と入れ替わって、GKとの1対1になり、それを冷静に決めて16浅野 拓磨逆転ゴール。
そのまま日本が、逃げ切ってアジアを制した。
そして、韓国は、最終予選の無敗記録が34で止まった。
3、試合評
攻撃評価:A
前半は、韓国のハイプレスに苦しみ、パスの正確性を欠くシーンが多かった。
楔形パスを狙うも通らず、縦に速い攻撃は、空振りに終わった。
それでも時折通るので、前半は、運度量を抑え気味にそこを徹底的に突いて攻めた。
しかし、通った時もバイタルエリアやゴール前での創造力やフォローというのが足りず、崩し切れずシュートまで行けなかった。
この辺り、ダイレクトでのプレーであったり、囲まれてキープできるドリブルやドリブルでの突破による打開。
こういった部分は、今の日本に足りない部分と感じた。
対して、韓国は、ゴール前での仕掛けというのに迫力があり、ボールを奪われない巧さがあった。
そのためDFを引き付けてフリーなる選手が生まれたりなど、韓国は多くのチャンスを作れていた。
これからこの世代が成長していく中で、この部分をどう埋めて行くのか。
将来を考えた時に必要な点と言える。
そして、この試合良かったのは、組織的攻撃というよりは、韓国と比べて劣る部分のある個人技である。
個人技という部分で、韓国に分があったものの一人一人が味方を活かすという術を理解している事である。
だから個人技ではなく、個の力が目立つ。
21矢島 慎也のパスセンス。
16浅野 拓磨のスピード。
6山中 亮輔のクロス精度。
こういった良さというのが分かった。
この選手は、こういった選手。
組織が個を殺さず、組織が個を光らせる。
そういったまとまりを感じるサッカーらしいチームプレーの出来ている素晴らしい攻撃での逆転劇。
個人技では劣るも個の力という様々な要素合わせた物で上回った。
サッカーの奥深さを感じた。
守備評価:C
良く2失点に抑えたというのが、正直な感想です。
もっと失点しても不思議では無かった。
韓国の個人技に対して、バイタルエリア付近で奪いきれず、シュートまで持っていかれる事も少なくなかった。
ボール奪取にチャレンジしたのに奪いきれず、それによりフリーの選手が生まれるシーンが多かった。
そういったシーンが続く事で、体力的にも精神的にも非常に消耗が激しかった一戦だった。
そうして生まれたスペースへのカバーリング出来ていなかったり、マークすべき選手に付けていないというシーンが散見された。
しかし、崩壊しなかったのは、しっかり守れてるシーンも有ったからであり、その点は、評価したい。
一人一人のボール奪取力であったり、チームとしての組織的守備。
つまり1対1の対応であったり、連動したプレス。
こういった部分で、改善の余地がある。
一方で、空中戦に対して、5植田 直通と4岩波 拓也の高さというのが、通用したというのは、大きい。
今後リオ五輪で、世界にどこまで通じるか楽しみな点である。
また、チームとしてコンパクトに保てており、韓国に自由を与えなかった。
こういった部分の組織的守備は、しっかりしていた。
良かった部分を伸ばし、悪かった部分を改善し、リオ五輪では、より高いレベルに持っていきたい。
互いに五輪連続出場を伸ばした日本と韓国。
両チームセントラル方式による最終戦という事もあり、疲労もピークで怪我をしている選手もいる状態で、この決勝を迎える。
宿敵韓国との試合という事もあり、気持ちと気持ちがぶつかる熱い試合になる事が予想されたプライドをかけた試合。
開始してから攻守の切り替えが早く、激しい展開になるのが予感される立ち上がり。
バイタルエリア内に入った時にフリーにしてしまうシーンを作られて、ミドルシュートを撃たれるシーンなど、危ないシーンなどがあった。
韓国は、裏への意識が高く、フリーランの質の高さ目立つ。
両チームハイプレスからのボール奪取で、カウンターというシーンも多い。
そんな中で、左サイドのクロスから8イ・チャンミンがヘッドで折り返して、22クォン・チャンフンのボレーシュート。
これが4岩波 拓也に当たってコース変わって日本のゴールネットを揺らして、日本失点。
日本もサイドから打開を図るもなかなか決定機を作れない。
0-1で、韓国がリードして前半を折り返す。
後半頭から20オナイウ 阿道に代えて7原川 力を投入し、流れを変えに来る。
後半開始早々に8イ・チャンミンに右サイドからのクロスを入れられて、18チン・ソンウがそのクロスを1トラップ後に反転してシュートを決めて、韓国追加点。
劣勢だった日本だったが、21矢島 慎也のスルーパスで途中交代の16浅野 拓磨がGKとの1対1を決めて一点返す。
さらに左サイドの6山中 亮輔からのクロスに21矢島 慎也が、頭で合わせて同点ゴール。
そして、カウンターの流れから毀れ球を10中島 翔哉がワンタッチで、裏へのスルーパスを出して、そのボールを16浅野 拓磨が上手く韓国の選手と入れ替わって、GKとの1対1になり、それを冷静に決めて16浅野 拓磨逆転ゴール。
そのまま日本が、逃げ切ってアジアを制した。
そして、韓国は、最終予選の無敗記録が34で止まった。
3、試合評
攻撃評価:A
前半は、韓国のハイプレスに苦しみ、パスの正確性を欠くシーンが多かった。
楔形パスを狙うも通らず、縦に速い攻撃は、空振りに終わった。
それでも時折通るので、前半は、運度量を抑え気味にそこを徹底的に突いて攻めた。
しかし、通った時もバイタルエリアやゴール前での創造力やフォローというのが足りず、崩し切れずシュートまで行けなかった。
この辺り、ダイレクトでのプレーであったり、囲まれてキープできるドリブルやドリブルでの突破による打開。
こういった部分は、今の日本に足りない部分と感じた。
対して、韓国は、ゴール前での仕掛けというのに迫力があり、ボールを奪われない巧さがあった。
そのためDFを引き付けてフリーなる選手が生まれたりなど、韓国は多くのチャンスを作れていた。
これからこの世代が成長していく中で、この部分をどう埋めて行くのか。
将来を考えた時に必要な点と言える。
そして、この試合良かったのは、組織的攻撃というよりは、韓国と比べて劣る部分のある個人技である。
個人技という部分で、韓国に分があったものの一人一人が味方を活かすという術を理解している事である。
だから個人技ではなく、個の力が目立つ。
21矢島 慎也のパスセンス。
16浅野 拓磨のスピード。
6山中 亮輔のクロス精度。
こういった良さというのが分かった。
この選手は、こういった選手。
組織が個を殺さず、組織が個を光らせる。
そういったまとまりを感じるサッカーらしいチームプレーの出来ている素晴らしい攻撃での逆転劇。
個人技では劣るも個の力という様々な要素合わせた物で上回った。
サッカーの奥深さを感じた。
守備評価:C
良く2失点に抑えたというのが、正直な感想です。
もっと失点しても不思議では無かった。
韓国の個人技に対して、バイタルエリア付近で奪いきれず、シュートまで持っていかれる事も少なくなかった。
ボール奪取にチャレンジしたのに奪いきれず、それによりフリーの選手が生まれるシーンが多かった。
そういったシーンが続く事で、体力的にも精神的にも非常に消耗が激しかった一戦だった。
そうして生まれたスペースへのカバーリング出来ていなかったり、マークすべき選手に付けていないというシーンが散見された。
しかし、崩壊しなかったのは、しっかり守れてるシーンも有ったからであり、その点は、評価したい。
一人一人のボール奪取力であったり、チームとしての組織的守備。
つまり1対1の対応であったり、連動したプレス。
こういった部分で、改善の余地がある。
一方で、空中戦に対して、5植田 直通と4岩波 拓也の高さというのが、通用したというのは、大きい。
今後リオ五輪で、世界にどこまで通じるか楽しみな点である。
また、チームとしてコンパクトに保てており、韓国に自由を与えなかった。
こういった部分の組織的守備は、しっかりしていた。
良かった部分を伸ばし、悪かった部分を改善し、リオ五輪では、より高いレベルに持っていきたい。
その3に続く。
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