2016:J2:2節:H:vsジェフユナイテッド千葉「終盤の猛攻を凌ぎ辛勝」その2
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杉野雅昭
2016年03月12日 22:03 visibility89
2、戦評
開幕戦辛くも勝ち点1を得た岡山は、ホーム開幕戦で今季初勝利を目指す。
千葉は、開幕戦での劇的逆転勝利し、その勢いのまま岡山の地に乗り込んで来た。
両チームパスをしっかり繋ぎ、迫力と創造性のある崩しでゴールに迫る。
千葉は、ポストバーに当たる惜しいヘッドがあったが、得点を奪えなかった。
岡山もセットプレーなどで、ゴールに迫るも23佐藤 優也のファインセーブなどもあり、同じく得点を奪えなかった。
後半に入ると、サイドの揺さぶりから立て続けに千葉の守備陣を攻略。
1本目は、サイドチェンジから7伊藤 大介が粘って、19片山 瑛一にバックパス。
19片山 瑛一は、シュートフェイントを入れて、マークの隙を生み出すと、クロスを入れる。
これにフリーで、14押谷 祐樹しっかりミートしたヘッドを千葉ゴールに突き刺して、岡山先制。
更に同じく6竹田 忠嗣のクロス崩れのボールを24赤嶺 真吾がライン際で回収後にライン際から優しいクロスを入れる。
絶妙な24赤嶺 真吾のクロスは14押谷 祐樹にピンポイントで合い、再び14押谷 祐樹がヘッドで、得点を決めて、岡山追加点。
これに対して、千葉は2枚代えで、反撃に出る。
すると岡山のバイタルエリアにスペースという隙が出来ると、11船山 貴之が絶妙なターンからそこを突破し、スルーパスを10長澤 和輝に通す。
10長澤 和輝が、しっかり決めて、千葉1点返す。
その後も千葉は、猛攻を仕掛けるも岡山は1中林 洋次を中心に体を張った守備で、粘り強く守る。
カウンターで加点のチャンスがあったが決めきれず、最後までスリリングな試合だった。
しかし、岡山が逃げ切り、岡山は今季初勝利。
千葉は、前節での再現での連勝ならなかった。
3、試合評
チーム評価
H:岡山
14押谷 祐樹と24赤嶺 真吾という岡山史上一番収まりの効く組み合わせ。
縦に付けたプレーをしっかり戻して繋ぐという効果的遅攻が出来る様になっていた。
ただ、前半は前線と中盤との距離が遠く、なかなかその二人に効果的パスを通すことが出来なかった。
後半からは1トップ2シャドーに変更して、少しポジションを下げた事で、多少改善された。
また、この試合から21加地 亮が、右WBに復帰した事で、右サイドのバランスが多少改善された。
一方で、失点のしたシーンでは2沢口 雅彦の所と21加地 亮の間のスペースが空いており、そこのバランスをどう取るか。
2試合連続で、、右WBと右CBの所のスペースを突かれての失点であり、2沢口 雅彦の連携不足は、否定出来ない。
しかし、山口戦では、6竹田 忠嗣のスペースを使われて、そこから形を作られていた。
結果的にそこを使われて失点したという事であるが、2試合連続という事を考えてもその前からチームの守り方に目を向けるべきだろう。
そうすると前節の山口戦と今節の千葉戦でも取りに行って奪いきれず、そこからシュートまで行かれている。
そう考えると、「行くかどうかの判断」と「行った後の味方のカバー」といった部分に行きつき、チームとしてその辺り判断の質を上げて行かなければならない。
加えて、シュート数が、昨季より増えている一方で、ラストパスよりシュートという強気なプレーを増えている。
確かに前線の選手の技術のレベルが上がり、良い形を作れるようになった。
しかし、山口戦同様にフリーの24赤嶺 真吾を使えなかったシーンというのが、非常に目につく。
この試合では、最後のカウンターのシーンで30豊川 雄太は、シュートを選択。
まだ、24赤嶺 真吾への信頼感がそこまで高くないか、気付いていないのか。
または、シュートを決めれるという自信があったのか。
どれであっても実は非常にポジティブに捉える事が出来る。
24赤嶺 真吾への信頼感が、そこまで高くないのであれば、14押谷 祐樹へのアシストを見ても自然と24赤嶺 真吾への信頼感は増して行くと断言できる。
そして、味方を使うのが、非常に巧い選手であり、24赤嶺 真吾に自然とボールが集まってくるだろう。
気付いていないのは、これはやはり開幕直後という事もあり、気負いがあるのも十分ありえる事である。
試合を重ねれば冷静さをついてくる筈であり、この辺り終盤結果が求められる状況の時に逆に落ち着いてプレー出来る状態に持っていける様にメンタルの強さがつけていきたい。
シュートが決める自信があったのなら、それはそれで良い。
やはり打たないと始まらない。
それは、シュート数という数字となって表れている。
今後こういった部分で、好連携(的確にフリーの見方を使ってその選手が得点)や好プレー(強気に行って決める)といったシーンが増えて行けば、結果が付いて来る。
A:千葉
選手の個の力というのは、素晴らしいものがあった事は間違いない。
岡山の守備に対して、デュエルでの力強さ。
ボールを奪われない。
得点に繋がったシーンも潰しに来た6竹田 忠嗣をターンで置き去りにし、ドリブルで一気にラストパスから10長澤 和輝が、華麗に決めた。
終盤のゴールに迫る圧力というのは、凄まじく、逆転していても不思議ではない。
チームとしての連動性というよりは、個がゴールに迫っていき、自然と連動する。
一人一人がするべき事を分かっており、2トップであった岡山の前へのパスからの展開をなかなかさせなかった。
まだまだチームとしての完成度は低くと言いたい所だが、このクラスの選手や監督のチームは、基本的な戦術理解度が高く、隙の少ない好チームであった。
試合の中の勢いがある時間帯に強みを発揮できる力強さがある。
開幕戦辛くも勝ち点1を得た岡山は、ホーム開幕戦で今季初勝利を目指す。
千葉は、開幕戦での劇的逆転勝利し、その勢いのまま岡山の地に乗り込んで来た。
両チームパスをしっかり繋ぎ、迫力と創造性のある崩しでゴールに迫る。
千葉は、ポストバーに当たる惜しいヘッドがあったが、得点を奪えなかった。
岡山もセットプレーなどで、ゴールに迫るも23佐藤 優也のファインセーブなどもあり、同じく得点を奪えなかった。
後半に入ると、サイドの揺さぶりから立て続けに千葉の守備陣を攻略。
1本目は、サイドチェンジから7伊藤 大介が粘って、19片山 瑛一にバックパス。
19片山 瑛一は、シュートフェイントを入れて、マークの隙を生み出すと、クロスを入れる。
これにフリーで、14押谷 祐樹しっかりミートしたヘッドを千葉ゴールに突き刺して、岡山先制。
更に同じく6竹田 忠嗣のクロス崩れのボールを24赤嶺 真吾がライン際で回収後にライン際から優しいクロスを入れる。
絶妙な24赤嶺 真吾のクロスは14押谷 祐樹にピンポイントで合い、再び14押谷 祐樹がヘッドで、得点を決めて、岡山追加点。
これに対して、千葉は2枚代えで、反撃に出る。
すると岡山のバイタルエリアにスペースという隙が出来ると、11船山 貴之が絶妙なターンからそこを突破し、スルーパスを10長澤 和輝に通す。
10長澤 和輝が、しっかり決めて、千葉1点返す。
その後も千葉は、猛攻を仕掛けるも岡山は1中林 洋次を中心に体を張った守備で、粘り強く守る。
カウンターで加点のチャンスがあったが決めきれず、最後までスリリングな試合だった。
しかし、岡山が逃げ切り、岡山は今季初勝利。
千葉は、前節での再現での連勝ならなかった。
3、試合評
チーム評価
H:岡山
14押谷 祐樹と24赤嶺 真吾という岡山史上一番収まりの効く組み合わせ。
縦に付けたプレーをしっかり戻して繋ぐという効果的遅攻が出来る様になっていた。
ただ、前半は前線と中盤との距離が遠く、なかなかその二人に効果的パスを通すことが出来なかった。
後半からは1トップ2シャドーに変更して、少しポジションを下げた事で、多少改善された。
また、この試合から21加地 亮が、右WBに復帰した事で、右サイドのバランスが多少改善された。
一方で、失点のしたシーンでは2沢口 雅彦の所と21加地 亮の間のスペースが空いており、そこのバランスをどう取るか。
2試合連続で、、右WBと右CBの所のスペースを突かれての失点であり、2沢口 雅彦の連携不足は、否定出来ない。
しかし、山口戦では、6竹田 忠嗣のスペースを使われて、そこから形を作られていた。
結果的にそこを使われて失点したという事であるが、2試合連続という事を考えてもその前からチームの守り方に目を向けるべきだろう。
そうすると前節の山口戦と今節の千葉戦でも取りに行って奪いきれず、そこからシュートまで行かれている。
そう考えると、「行くかどうかの判断」と「行った後の味方のカバー」といった部分に行きつき、チームとしてその辺り判断の質を上げて行かなければならない。
加えて、シュート数が、昨季より増えている一方で、ラストパスよりシュートという強気なプレーを増えている。
確かに前線の選手の技術のレベルが上がり、良い形を作れるようになった。
しかし、山口戦同様にフリーの24赤嶺 真吾を使えなかったシーンというのが、非常に目につく。
この試合では、最後のカウンターのシーンで30豊川 雄太は、シュートを選択。
まだ、24赤嶺 真吾への信頼感がそこまで高くないか、気付いていないのか。
または、シュートを決めれるという自信があったのか。
どれであっても実は非常にポジティブに捉える事が出来る。
24赤嶺 真吾への信頼感が、そこまで高くないのであれば、14押谷 祐樹へのアシストを見ても自然と24赤嶺 真吾への信頼感は増して行くと断言できる。
そして、味方を使うのが、非常に巧い選手であり、24赤嶺 真吾に自然とボールが集まってくるだろう。
気付いていないのは、これはやはり開幕直後という事もあり、気負いがあるのも十分ありえる事である。
試合を重ねれば冷静さをついてくる筈であり、この辺り終盤結果が求められる状況の時に逆に落ち着いてプレー出来る状態に持っていける様にメンタルの強さがつけていきたい。
シュートが決める自信があったのなら、それはそれで良い。
やはり打たないと始まらない。
それは、シュート数という数字となって表れている。
今後こういった部分で、好連携(的確にフリーの見方を使ってその選手が得点)や好プレー(強気に行って決める)といったシーンが増えて行けば、結果が付いて来る。
A:千葉
選手の個の力というのは、素晴らしいものがあった事は間違いない。
岡山の守備に対して、デュエルでの力強さ。
ボールを奪われない。
得点に繋がったシーンも潰しに来た6竹田 忠嗣をターンで置き去りにし、ドリブルで一気にラストパスから10長澤 和輝が、華麗に決めた。
終盤のゴールに迫る圧力というのは、凄まじく、逆転していても不思議ではない。
チームとしての連動性というよりは、個がゴールに迫っていき、自然と連動する。
一人一人がするべき事を分かっており、2トップであった岡山の前へのパスからの展開をなかなかさせなかった。
まだまだチームとしての完成度は低くと言いたい所だが、このクラスの選手や監督のチームは、基本的な戦術理解度が高く、隙の少ない好チームであった。
試合の中の勢いがある時間帯に強みを発揮できる力強さがある。
その3に続く。
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