2014:J2:9節:H:vsコンサドーレ札幌「この状況の経験により監督の成長が問われる今後」その2

2、得点経過

1得点目:H:岡山:1-0:50上田 康太

経過

24林 容平が、2日高 拓磨そして、3パウロンにプレスをかける。
3パウロンは、GK16李 昊乗(イ・ホスン)にバックパス。
24林 容平は、16李 昊乗(イ・ホスン)にもプレスをかける。
16李 昊乗(イ・ホスン)は、大きく蹴るのではなく、繋ごうと前の10宮澤 裕樹にパスを出す。
パス速度が遅かったところを狙った50上田 康太が奪って、GKとの1対1。
50上田 康太は、GK16李 昊乗(イ・ホスン)のポジションと動きをみて、冷静にコースにパスの様なシュートを流し込んでゴール。

コメント

前からの連動した守備というのが、実ったゴール。
今後も行くべきところはいって、こういったミスを誘発させて、試合を有利に進めていくことが大事。
50上田 康太の落ち着きは、本当に素晴らしかった。
他の選手もこの落ち着きを見習ってほしい。

2得点目:H:岡山:2-0:17島田 譲

経過

11染矢 一樹からパスを受けた8石原 崇兆が、バイタル付近から3人の選手をかわして、ペナルティエリア内のライン際からマイナスのグラウンダーのクロスを入れる。
30清水 慎太郎には合わなかったが、後ろから走ってきた17島田 譲が、GK16李 昊乗(イ・ホスン)が、動けないコースを狙ったシュートを冷静に決めてゴール。

コメント

8石原 崇兆の頑張りが素晴らしかった。
その前のプレーで、足を攣った8石原 崇兆だったが、ボールが奪われそうで奪われないスピードとテクニックを活かしたドリブルで、3人をかわして、17島田 譲のゴールをお膳立て。
決定力は、相変わらずだが、年々成長している。
頼もしい選手に成長しつつあると感じる。
今後もアシストとゴールで、得点に絡む活躍して欲しい。

3、試合分析

3-1:怪我人が出なければありえなかったメンバーでのサッカーを経験した影山 雅永監督は変われるか?

恐らく怪我人が、出なければこういった布陣を引かなかっただろう。
まさに怪我の功名。
前節もシュートは、多く放っており、動きのあるサッカーが出来ている。
こういった試合を経験できた影山 雅永監督の起用方法にどういった変化が生まれるのか。
恐らく25田所 諒は、3人のCBが、戻ってきてもCBとして出場する可能性は高いとみている。
15鎌田 翔雅に関しては、ミスが目立つために恐らく誰か復帰すれば外れると思います。
スピードのある選手をサイドに配置し、スピード感のあるサイド攻撃で、サイドの主導権を握った。
そこが、札幌の選手の退場に繋がった。
1トップには、高さのある13久保 裕一で、前線のターゲットとして機能していた。
監督として指揮を執り、ある程度の手応えを感じた筈ですし、この経験を糧に監督してより成長してくれたと信じたい。

3-2:高い柔軟性をみせる25田所 諒

高い適応性をみせる25田所 諒。
思い切りの良さが活きるオーバーラップ。
それを試合を通して何度もみせる。
WBを最近は、やっていたこともあって、気の利いたプレーもできている。
守備でも気迫溢れる守備から落ち着いて繋ぐクリア。
一度相手へのプレゼントパスになることもあったが、今までのCBの選手にはなかった。
そういったプレーが出来ればカウンターに繋げることもできるので、大事なプレー。
空中戦や連携、1対1で、まだまだ本職の選手には及ばないものの経験を積めばもっと良くなるだろうし、プレースタイルが異なるものの現名古屋の田中マルクス 闘莉王の様な攻守で存在感をみせるCBになれる素質がある。

3-3:実力のある選手に合わせるサッカーより全体を重視したサッカーを選択

50上田 康太のパスセンスを最大限活かすなら9荒田 智之や30清水 慎太郎の起用が、自然だった。
ただ、チームとして不足する高さと前線でのターゲットとして役割のできる利点。
これを重視しての13久保 裕一の起用だったと言える。
実際それに応える様に前線で競り合い、90分間相手に脅威を与え続けた13久保 裕一。
今後その辺りどういった選択をしていくのか。
2トップにする選択肢などがある中で、どういった選択をしていくのか注目していきたい。

その3に続く。

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