2014:J2:10節:A:vsモンテディオ山形「相性の良さと選手層の厚さという要素を活かし初尽くしの勝利」その2

2、得点経過

1得点目:A:岡山:0-1:20妹尾 隆佑

経過

セットプレーの流れを防いで、セカンドボールを拾った20妹尾 隆佑が、自陣深くながらサイドでカウンターの機会を狙っていた38三村 真に、敵を引き付けてからパスを出す。
38三村 真は、パスを受けて、中への切り替えしで、マーカーを振り切り、ドリブルで様子を伺う。
その間、38三村 真の対応か裏のスペースを埋めるかという時に中途半端なプレーをしていた15宮阪 政樹の後ろにスペースが出来る。
そこに20妹尾 隆佑が、ダイアゴナルランで、そのスペースへ走る。
その動きと隙を見逃さなかった38三村 真が、絶妙なスルーパスを20妹尾 隆佑に通す。
20妹尾 隆佑は、GK1清水 健太との1対1で、しっかりGKの動きとDFのフォローの動きを見極めて自分のタイミングで、狙いすましたシュートを入れる。
GKも触れない。
かつ、DFも触れない絶妙なコントロールシュートが、ゴールに転がっていき得点。

コメント

38三村 真のスピードと仕掛ける事が出来るテクニックが、活きたゴール。
自分で持てるので、自分の間合いで、パスを出せた。
20妹尾 隆佑も視野の広さを活かしたスペースへの動きでのボールの呼び込みも素晴らしかった。
そして、ゴール前での落ち着きも凄みが増してきた感がある20妹尾 隆佑。
あそこで、速い球でなく、狙いすましたパスの様なシュートを打てたのは、まさに経験の為せる業。
あれが、8石原 崇兆とかだとそういったのは、無理だったはず。
今まで出番のなかった二人が絡んでのチームに刺激をもたらす良い得点になったと思います。

2得点目:A:岡山:0-2:30清水 慎太郎

経過

50上田 康太のCK。
30清水 慎太郎には、マークが付いてたが、後ろに下がる動きで、フリーとなる。
50上田 康太は、選手にではなく、その30清水 慎太郎の動き先のスペースへのボールを入れる。
その結果30清水 慎太郎がフリーで、ボールを触れて、1清水 健太が飛びつくもヘディングシュートがゴールに吸い込まれて得点。

コメント

単純なCKな様でも駆け引きがあっての得点。
30清水 慎太郎のストライカーらしい動きと50上田 康太のその動きを見逃さない眼とそこに出せる左足の精度。
それらが活きてのゴール。

3、試合分析

3-1:初尽くし

・今季初出場(26田中 奏一)
・今季初スタメン4人(32片山 瑛一、30清水 慎太郎、26田中 奏一、38三村 真)
・今季初ゴール(20妹尾 隆佑、30清水 慎太郎)
・今季初アシスト(38三村 真)

3-2:選手層の厚さを活かした采配

初スタメンの選手を4人起用。
過密日程とはいえ、選手層が、厚くないとできない。
まさに戦力を最大限活かしたと言える。
また、この試合では、そういった選手が、結果を残した。
替えの選手の居ないDF陣と、移籍して間もないのにも関わらず、岡山の王様となった50上田 康太。
岡山の軸となる選手をしっかり起用したのは、評価できる。
それに加えて、2点リードした段階で、疲労を考慮しての50上田 康太の交代。
相性が良いとはいえ、強いチームの起用法が出来た事は、チームとしての選手層の厚さを証明できた。
こういった起用が出来た事で、私の中での解任への意識がやや下がったが、怪我人が戻って来た時にどうするのか。
また、相性が良かった相手の連戦だったが、相性の悪いチームにどれだけ戦えるのか。
さらにこの状態をどれだけ維持できるのか。
その辺りを冷静に見極めて行くべき。

その3に続く。

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