2016:U-23代表:リオ五輪グループリーグ1戦目:中立:vsナイジェリア「OAを含め世界標準に戸惑い守備崩壊するも才能で対抗」その3
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杉野雅昭
2016年08月06日 13:47 visibility187
3、戦評
数値評
良:A~E:悪
攻撃評価:D
守備評価:E
采配評価:B
総合評価:D
文章評
世界舞台での経験不足を強化試合のブラジル戦同様に露呈してしまった。
集中力を欠いたミスというよりは、世界レベルのフィジカル的なJリーグとのギャップに苦しんだ印象。
途中出場の11鈴木 武蔵が輝いたのは、フィジカルでナイジェリアに負けていなかったからであり、他の選手は、フィジカル差が大きく、プレーに直結し、パスミスやボールロストに繋がった。
初戦の緊張もあったとは思うが、4得点決めた通り、緊張を良い方向に働けていた。
頂けないのはOAの4藤春 廣輝と6塩谷 司の二人で、失点に直結するミスをした上に、チームの精神的支柱に成りえなかった。
4藤春 廣輝は、スピードを活かした仕掛けで、チャンスメークこそ出来ていたが、6塩谷 司は、攻守共に良い所が無く、完全に穴になっていた。
1対1で簡単に突破されるシーンも目につき、DFという事で、連携面に不安があったと言え、あまりに酷かった。
この結果を受けて、育成面でも世界的に見て日本におけるCBの実力不足を世界に露呈する結果となってしまった。
世界にどうCBを輩出していくのかという課題を改めて露呈し、CBの成長無くして、世界で戦えるレベルに到達するのは非常に難しいと言う現実を突きつけられた。
そして、もう1人のOAの13興梠 慎三だが、評価保留というのが妥当ではないか。
理由は、OAを2人擁したDFラインの乱れが、そのまま前線に波及し、4得点こそしたものの日本の持ち味であるパスワークから決定機を演出するという形に至る前のミスで、そこまで到達できなかったからである。
一方ナイジェリアも褒められた内容では無かったが、アバウトなボールでも前線に収まる選手が一人居た事で、ゴール前まで簡単に運び、日本の選手が、この世代トップクラスの未知のフィジカルの強さに戸惑っている所で、立て続けに日本から得点を奪った。
これは、A代表のハリルジャパンが力を入れて、改善しようとしているディエル強化。
この世代は、それを避ける傾向にあった事で、より鮮明に弱点となって現れた。
日本は確かに巧いが、ボール奪取力がJリーグで低いためにそれを活かし切れてなかった。
ボールを失わない技術の低さが目立ち、世界で戦える人材を若くから欧州に送れる環境を作るためにもボール奪取力を高める守備における個の力と、それを容易くする組織的守備といった部分を東京五輪までに少しでも改善しておきたいが、現状どちらも世界標準に程遠いと言わざる得ない。
しかし、それを今更言及しても遅いので、守備を中心に酷評して来たが、攻撃では、局面局面にセンスを溢れるプレーは見られたので、そちらにも触れておきたい。
まず、この試合では、ゴールという結果こそ残せたが、勝利という結果は残せなかったという事実。
これは繰り返しになるが、もっと若い時に、世界に触れられる場が少なかった事に起因する。
そういった経験があれば、速いパススピードや高いボールキープ力、広いシュートレンジ、判断の速さといった部分が、全然違って来た筈である。
もし、それに触れられる事が出来ていれば、本当にサッカーが好きな選手の集まりであり、もっと伸びていたである選手ばかりである。
それだけ才能があるセンス溢れる選手達なので、トゥーロン国際に続いて、強化試合のブラジル戦、本大会と短期間であるが、この経験を活かして、才能を覚醒させて、残り2戦を2連勝で予選突破して欲しい。
最後に個人的に好感を持てた点を何点か。
ゴールこ繋げられなかったが、10中島 翔哉の囲まれても仕掛けるドリブル勝負する強気なプレー。
失点に絡む判断ミスこそあったが、試合を通してみれば、2室屋 成のポジショニングに裏打ちされたインテリジェンス溢れるプレーには、期待感と安心感を持てた。
そして、ゴールという結果残した11鈴木 武蔵の野性的なプレー。
次の2試合では、他の選手もこういった良いプレーが見たい。
頑張れ日本!!
才能では決して負けてない!!
やれば出来る!!
試合評
MOM:8オグヘネカロ・エテボ(ナイジェリア)
MIP:11鈴木 武蔵(日本)
満足度:6点(10点満点)
日本から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
数値評
良:A~E:悪
攻撃評価:D
守備評価:E
采配評価:B
総合評価:D
文章評
世界舞台での経験不足を強化試合のブラジル戦同様に露呈してしまった。
集中力を欠いたミスというよりは、世界レベルのフィジカル的なJリーグとのギャップに苦しんだ印象。
途中出場の11鈴木 武蔵が輝いたのは、フィジカルでナイジェリアに負けていなかったからであり、他の選手は、フィジカル差が大きく、プレーに直結し、パスミスやボールロストに繋がった。
初戦の緊張もあったとは思うが、4得点決めた通り、緊張を良い方向に働けていた。
頂けないのはOAの4藤春 廣輝と6塩谷 司の二人で、失点に直結するミスをした上に、チームの精神的支柱に成りえなかった。
4藤春 廣輝は、スピードを活かした仕掛けで、チャンスメークこそ出来ていたが、6塩谷 司は、攻守共に良い所が無く、完全に穴になっていた。
1対1で簡単に突破されるシーンも目につき、DFという事で、連携面に不安があったと言え、あまりに酷かった。
この結果を受けて、育成面でも世界的に見て日本におけるCBの実力不足を世界に露呈する結果となってしまった。
世界にどうCBを輩出していくのかという課題を改めて露呈し、CBの成長無くして、世界で戦えるレベルに到達するのは非常に難しいと言う現実を突きつけられた。
そして、もう1人のOAの13興梠 慎三だが、評価保留というのが妥当ではないか。
理由は、OAを2人擁したDFラインの乱れが、そのまま前線に波及し、4得点こそしたものの日本の持ち味であるパスワークから決定機を演出するという形に至る前のミスで、そこまで到達できなかったからである。
一方ナイジェリアも褒められた内容では無かったが、アバウトなボールでも前線に収まる選手が一人居た事で、ゴール前まで簡単に運び、日本の選手が、この世代トップクラスの未知のフィジカルの強さに戸惑っている所で、立て続けに日本から得点を奪った。
これは、A代表のハリルジャパンが力を入れて、改善しようとしているディエル強化。
この世代は、それを避ける傾向にあった事で、より鮮明に弱点となって現れた。
日本は確かに巧いが、ボール奪取力がJリーグで低いためにそれを活かし切れてなかった。
ボールを失わない技術の低さが目立ち、世界で戦える人材を若くから欧州に送れる環境を作るためにもボール奪取力を高める守備における個の力と、それを容易くする組織的守備といった部分を東京五輪までに少しでも改善しておきたいが、現状どちらも世界標準に程遠いと言わざる得ない。
しかし、それを今更言及しても遅いので、守備を中心に酷評して来たが、攻撃では、局面局面にセンスを溢れるプレーは見られたので、そちらにも触れておきたい。
まず、この試合では、ゴールという結果こそ残せたが、勝利という結果は残せなかったという事実。
これは繰り返しになるが、もっと若い時に、世界に触れられる場が少なかった事に起因する。
そういった経験があれば、速いパススピードや高いボールキープ力、広いシュートレンジ、判断の速さといった部分が、全然違って来た筈である。
もし、それに触れられる事が出来ていれば、本当にサッカーが好きな選手の集まりであり、もっと伸びていたである選手ばかりである。
それだけ才能があるセンス溢れる選手達なので、トゥーロン国際に続いて、強化試合のブラジル戦、本大会と短期間であるが、この経験を活かして、才能を覚醒させて、残り2戦を2連勝で予選突破して欲しい。
最後に個人的に好感を持てた点を何点か。
ゴールこ繋げられなかったが、10中島 翔哉の囲まれても仕掛けるドリブル勝負する強気なプレー。
失点に絡む判断ミスこそあったが、試合を通してみれば、2室屋 成のポジショニングに裏打ちされたインテリジェンス溢れるプレーには、期待感と安心感を持てた。
そして、ゴールという結果残した11鈴木 武蔵の野性的なプレー。
次の2試合では、他の選手もこういった良いプレーが見たい。
頑張れ日本!!
才能では決して負けてない!!
やれば出来る!!
試合評
MOM:8オグヘネカロ・エテボ(ナイジェリア)
MIP:11鈴木 武蔵(日本)
満足度:6点(10点満点)
日本から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
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