2016:天皇杯:3回戦:A:vs鹿島アントラーズ「リーグ戦に繋げたい敗戦」その2
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杉野雅昭
2016年09月25日 01:01 visibility147
2、得点経過
A:岡山:0-1:20藤本 佳希(33金 珍圭)
22椎名 一馬(クロスをキャッチしてから繋ぐ)→17島田 譲(パス)→26田中 奏一(パス)→33金 珍圭(裏へのロングパス)→20藤本 佳希(デュエル)→17ブエノ(体を入れるもマイボールに出来ない)→20藤本 佳希(ボールに先に触れてシュートまで持っていく)→21曽ヶ端 準(至近距離のため手しか反応できず触れられない)→ゴール
H:鹿島:1-1:6永木 亮太(34鈴木 優磨)
17島田 譲(CK)→鹿島(クリアからカウンター)→8土居 聖真(カウンターを狙ってのパス)→33金 珍圭(インターセプトからすぐ前に出そうとする)→33金崎 夢生(素早く寄せて前方へのパスを防ぐ)→34鈴木 優磨(ポストプレー)→6永木 亮太(そのままドリブルで進む)→岡山(スペースを消す動きも寄せが不十分)→6永木 亮太(余裕を持って強烈なミドルシュート)→岡山(ディフレクション)→22椎名 一馬(反応が遅れて飛びつくも届かず)→ゴール
H:鹿島:2-1:オウンゴール(26田中 奏一)
8土居 聖真(楔形パス)→19片山 瑛一(キープして横パスもずれる)→16関戸 健二(触るのが精一杯)→10柴崎 岳(1トラップ)→34鈴木 優磨(すぐスペースへ動き出し)→10柴崎 岳(そこへパス)→34鈴木 優磨(ダイレクトでリターンパス)→10柴崎 岳(DFとMFの間へ走り込んでDFとGKの間へパス)→26田中 奏一(頭でクリアに行くもゴールに向かってしまう)→ゴール(オウンゴール)
3、戦評
数値評
良:A~E:悪
攻撃評価:C
守備評価:C
采配評価:E
総合評価:D
文章評
確かにオウンゴールをしてしまった26田中 奏一に対するイメージは悪い。
しかし、そういった失点の前からラインを下げ過ぎて、押し込まれていた方が問題である。
実際に前線へボールを運ぶ事もなかなか出来ない状況だったが、それは何故なのか。
それは、前半出来ていたDFラインをしっかり押し上げて、全体をコンパクトに保つという事と、前線がフレッシュだった事で出来た個の仕掛けが、疲労で出来なかったからである。
特に、後半途中から運動量が落ちて、ラインを上げれなくなると、一方的な展開となり、間延びこそしなかったが、前線もその分下がってきて、押し返す力不足だった。
また、交代カードを2枚しか切らなかった事も印象が悪い。
延長を視野に入れた部分もあるだろうが、10矢島 慎也をボランチではなく、前線へ出したのも疑問である。
スピードを活かしたドリブルが効いていた11三村 真に変えて、前線の選手に変えるのであれば、前半からの方針である少ない人数でも攻める事が出来る選手を投入すべきだった。
そう考えると、周りを活かす事が出来る10矢島 慎也よりは、テクニックとフィジカルに優れる52王 靖斌を投入し、前線の起点を作るという選択肢も考えるべきであった。
後は、堅守速攻、堅守遅攻というスタイルで、岡山は、ここまで戦って来たが、鹿島の効果的な楔形パスの多さ。
勿論、これは、チームの攻守のバランスと選手の狙いの方向性の意志疎通と、鹿島の各選手の視野の広さ。
こういったレベルの高さによるものである事を考えれば、岡山も今のスタイルで、戦って行く上で、そういったパスを狙う回数増やし、そういったパスを引き出せる回数を増やして行く必要性は高い。
更にこの試合に関して言えば、試合への入り方にも差があった。
リーグの戦の岡山の様に鹿島は、90分間通して戦うスタイルだったのに対し、この日の岡山は、アグレッシブにどんどん仕掛ける事で、先行逃げ切りという戦い方であった。
実際にドリブルとスピードで、鹿島を苦しめ、実際に先制ゴールも得た事が示す通り、岡山の前半の戦い方は、素晴らしかった。
しかし、そこで追加点を決めて試合をより有利に進める事が出来ていれば展開も違ったかもしれないが、それを決めきれるだけの力が岡山にはまだ、備わってなかったという事で、逆転負けという結果に終わった。
それでも、今季の天皇杯の岡山の戦いを振り返れば、選手層の厚さと戦術理解度の高さを示せただけではなく、チームとしての課題が、J1の強豪である鹿島のとの差を感じた事で、明確となった。
重要なのは、この課題に対し、1つ1つしっかりディティールに渡るまで修正しつつ吸収し、よりチームを熟成させていく事である。
そうすれば、自然とJ1という舞台に近づける。
そして、ここからのリーグ戦は、ファジアーノファミリーにとっては、痺れる展開が続くと思われるが、この試合の経験を活かして、最高の結果を手に出来ると信じている。
試合評
MOM:6永木 亮太(鹿島)
MIP:20藤本 佳希(岡山)
満足度:6点(10点満点)
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
A:岡山:0-1:20藤本 佳希(33金 珍圭)
22椎名 一馬(クロスをキャッチしてから繋ぐ)→17島田 譲(パス)→26田中 奏一(パス)→33金 珍圭(裏へのロングパス)→20藤本 佳希(デュエル)→17ブエノ(体を入れるもマイボールに出来ない)→20藤本 佳希(ボールに先に触れてシュートまで持っていく)→21曽ヶ端 準(至近距離のため手しか反応できず触れられない)→ゴール
H:鹿島:1-1:6永木 亮太(34鈴木 優磨)
17島田 譲(CK)→鹿島(クリアからカウンター)→8土居 聖真(カウンターを狙ってのパス)→33金 珍圭(インターセプトからすぐ前に出そうとする)→33金崎 夢生(素早く寄せて前方へのパスを防ぐ)→34鈴木 優磨(ポストプレー)→6永木 亮太(そのままドリブルで進む)→岡山(スペースを消す動きも寄せが不十分)→6永木 亮太(余裕を持って強烈なミドルシュート)→岡山(ディフレクション)→22椎名 一馬(反応が遅れて飛びつくも届かず)→ゴール
H:鹿島:2-1:オウンゴール(26田中 奏一)
8土居 聖真(楔形パス)→19片山 瑛一(キープして横パスもずれる)→16関戸 健二(触るのが精一杯)→10柴崎 岳(1トラップ)→34鈴木 優磨(すぐスペースへ動き出し)→10柴崎 岳(そこへパス)→34鈴木 優磨(ダイレクトでリターンパス)→10柴崎 岳(DFとMFの間へ走り込んでDFとGKの間へパス)→26田中 奏一(頭でクリアに行くもゴールに向かってしまう)→ゴール(オウンゴール)
3、戦評
数値評
良:A~E:悪
攻撃評価:C
守備評価:C
采配評価:E
総合評価:D
文章評
確かにオウンゴールをしてしまった26田中 奏一に対するイメージは悪い。
しかし、そういった失点の前からラインを下げ過ぎて、押し込まれていた方が問題である。
実際に前線へボールを運ぶ事もなかなか出来ない状況だったが、それは何故なのか。
それは、前半出来ていたDFラインをしっかり押し上げて、全体をコンパクトに保つという事と、前線がフレッシュだった事で出来た個の仕掛けが、疲労で出来なかったからである。
特に、後半途中から運動量が落ちて、ラインを上げれなくなると、一方的な展開となり、間延びこそしなかったが、前線もその分下がってきて、押し返す力不足だった。
また、交代カードを2枚しか切らなかった事も印象が悪い。
延長を視野に入れた部分もあるだろうが、10矢島 慎也をボランチではなく、前線へ出したのも疑問である。
スピードを活かしたドリブルが効いていた11三村 真に変えて、前線の選手に変えるのであれば、前半からの方針である少ない人数でも攻める事が出来る選手を投入すべきだった。
そう考えると、周りを活かす事が出来る10矢島 慎也よりは、テクニックとフィジカルに優れる52王 靖斌を投入し、前線の起点を作るという選択肢も考えるべきであった。
後は、堅守速攻、堅守遅攻というスタイルで、岡山は、ここまで戦って来たが、鹿島の効果的な楔形パスの多さ。
勿論、これは、チームの攻守のバランスと選手の狙いの方向性の意志疎通と、鹿島の各選手の視野の広さ。
こういったレベルの高さによるものである事を考えれば、岡山も今のスタイルで、戦って行く上で、そういったパスを狙う回数増やし、そういったパスを引き出せる回数を増やして行く必要性は高い。
更にこの試合に関して言えば、試合への入り方にも差があった。
リーグの戦の岡山の様に鹿島は、90分間通して戦うスタイルだったのに対し、この日の岡山は、アグレッシブにどんどん仕掛ける事で、先行逃げ切りという戦い方であった。
実際にドリブルとスピードで、鹿島を苦しめ、実際に先制ゴールも得た事が示す通り、岡山の前半の戦い方は、素晴らしかった。
しかし、そこで追加点を決めて試合をより有利に進める事が出来ていれば展開も違ったかもしれないが、それを決めきれるだけの力が岡山にはまだ、備わってなかったという事で、逆転負けという結果に終わった。
それでも、今季の天皇杯の岡山の戦いを振り返れば、選手層の厚さと戦術理解度の高さを示せただけではなく、チームとしての課題が、J1の強豪である鹿島のとの差を感じた事で、明確となった。
重要なのは、この課題に対し、1つ1つしっかりディティールに渡るまで修正しつつ吸収し、よりチームを熟成させていく事である。
そうすれば、自然とJ1という舞台に近づける。
そして、ここからのリーグ戦は、ファジアーノファミリーにとっては、痺れる展開が続くと思われるが、この試合の経験を活かして、最高の結果を手に出来ると信じている。
試合評
MOM:6永木 亮太(鹿島)
MIP:20藤本 佳希(岡山)
満足度:6点(10点満点)
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
sell2016年ファジアーノ岡山
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