2016年ファジアーノ岡山総括(総合編)その1
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杉野雅昭
2017年01月01日 00:28 visibility190
1、内容
2:評価基準
3:攻撃編
4:守備編
5:総合編
6:2016年ベストイレブン
7:MVP
8、2016年までのベストイレブン
2、評価基準
A:昨季よりとても良かった。
B:昨季より良かった。
C:昨季並。
D:昨季より悪かった。
E:昨季よりかなり悪かった。
2:評価基準
3:攻撃編
4:守備編
5:総合編
6:2016年ベストイレブン
7:MVP
8、2016年までのベストイレブン
2、評価基準
A:昨季よりとても良かった。
B:昨季より良かった。
C:昨季並。
D:昨季より悪かった。
E:昨季よりかなり悪かった。
3、総括(攻撃編)
評価:B
序盤戦は、1トップの24赤嶺 真吾にボールを集めて、パスを受けた24赤嶺 真吾がボールを収めて、ペナルティエリアまでボールを運ぶ形を作り、得点に繋げるという戦い方が出来ていた。
高い位置まで運べているので、ロングスローが効果的な深い位置でのスローインが出来た事も大きかった。
シャドーの7伊藤 大介と14押谷 祐樹を含んだトライアングルの関係性も良かった。
特に14押谷 祐樹は、シャドーに下がって、24赤嶺 真吾が、持てる事で、得点とる事により集中できて、自己最多の14得点をあげた。
ここに14押谷 祐樹に代わって30豊川 雄太が投入され、流れを引き寄せるというのが、1つのパターンとなっていた。
DHには、10矢島 慎也が、前線に楔形パスを通し、スピードを速め、局面を一変する事が多かった。
更に正確な裏へのスルーパスを前線の選手へ通すことで、決定機を作り出して、ゴールに繋げた事も大きかった。
16関戸 健二も豊富な運動量で、ボールに触りに攻撃のリズムを作るだけではなく、得点にも絡んだ。
一方で、サイドをドリブルからの突破による得点パターンは少なく、どちらかと言えば、パスの通過点という意味合いが強く、バランスを崩すタイミングの重要性が問われた。
最終ラインの攻撃参加は、非常に少なく、厚み不足が、終盤戦は、顕著に現れた。
唯一6竹田 忠嗣が、前にスペースがあれば、ドリブルで持ち上がるシーンもあり、上手くバイタルエリアやサイドのスペースへ運べた時は、良い形を作れていた。
1中林 洋次のフィードやスローインの精度向上も著しく、良いリズムを作れた。
また、セットプレーでの得点も多く、19片山 瑛一のロングスローであったり、7伊藤 大介のプレースキックは、大きな武器であった。
3、総括(守備編)
評価:C
今季も1中林 洋次が、最後に構える守備は、堅固であった。
1対1での決定機を止めたシーンも多く、至近距離でのシュートを止めるなど、驚異的な能力を持った守護神。
その前の35岩政 大樹を中心としたDFラインも安定していて、ベストメンバーであれば、簡単に裏を取られるというシーンも少なく、押し込まれても35岩政 大樹を中心に跳ね返す力があった。
シュートを打たれても体を張って防ぐという守備意識の高さに強い結束力を感じた。
追いつかれる事もあったが、最終節の群馬戦の様に粘り強い守備で後1点を許さず、守り切る試合も少なくなかった。
中盤から前の選手も状況に応じたハイプレスは、非常に効果的であった。
また、今季もセットプレー時には、全員戻って守備をする方式を採用しており、セットプレーでの失点は、最小だった。
全体的な守備意識というのは高く、失点数こそ増えたが、2点差での負けも少なく、一年間通して安定していた。
ただ、ドリブルなどの個人技に弱いという課題はクリアできず、そういった選手が揃っている上位陣に対しては、破られる事も少なくなかった。
また、良い守備から良い攻撃に繋がるという守備も少なく、ボールの奪う位置であったり、ボールの奪い方という部分にも課題を残した。
評価:B
序盤戦は、1トップの24赤嶺 真吾にボールを集めて、パスを受けた24赤嶺 真吾がボールを収めて、ペナルティエリアまでボールを運ぶ形を作り、得点に繋げるという戦い方が出来ていた。
高い位置まで運べているので、ロングスローが効果的な深い位置でのスローインが出来た事も大きかった。
シャドーの7伊藤 大介と14押谷 祐樹を含んだトライアングルの関係性も良かった。
特に14押谷 祐樹は、シャドーに下がって、24赤嶺 真吾が、持てる事で、得点とる事により集中できて、自己最多の14得点をあげた。
ここに14押谷 祐樹に代わって30豊川 雄太が投入され、流れを引き寄せるというのが、1つのパターンとなっていた。
DHには、10矢島 慎也が、前線に楔形パスを通し、スピードを速め、局面を一変する事が多かった。
更に正確な裏へのスルーパスを前線の選手へ通すことで、決定機を作り出して、ゴールに繋げた事も大きかった。
16関戸 健二も豊富な運動量で、ボールに触りに攻撃のリズムを作るだけではなく、得点にも絡んだ。
一方で、サイドをドリブルからの突破による得点パターンは少なく、どちらかと言えば、パスの通過点という意味合いが強く、バランスを崩すタイミングの重要性が問われた。
最終ラインの攻撃参加は、非常に少なく、厚み不足が、終盤戦は、顕著に現れた。
唯一6竹田 忠嗣が、前にスペースがあれば、ドリブルで持ち上がるシーンもあり、上手くバイタルエリアやサイドのスペースへ運べた時は、良い形を作れていた。
1中林 洋次のフィードやスローインの精度向上も著しく、良いリズムを作れた。
また、セットプレーでの得点も多く、19片山 瑛一のロングスローであったり、7伊藤 大介のプレースキックは、大きな武器であった。
3、総括(守備編)
評価:C
今季も1中林 洋次が、最後に構える守備は、堅固であった。
1対1での決定機を止めたシーンも多く、至近距離でのシュートを止めるなど、驚異的な能力を持った守護神。
その前の35岩政 大樹を中心としたDFラインも安定していて、ベストメンバーであれば、簡単に裏を取られるというシーンも少なく、押し込まれても35岩政 大樹を中心に跳ね返す力があった。
シュートを打たれても体を張って防ぐという守備意識の高さに強い結束力を感じた。
追いつかれる事もあったが、最終節の群馬戦の様に粘り強い守備で後1点を許さず、守り切る試合も少なくなかった。
中盤から前の選手も状況に応じたハイプレスは、非常に効果的であった。
また、今季もセットプレー時には、全員戻って守備をする方式を採用しており、セットプレーでの失点は、最小だった。
全体的な守備意識というのは高く、失点数こそ増えたが、2点差での負けも少なく、一年間通して安定していた。
ただ、ドリブルなどの個人技に弱いという課題はクリアできず、そういった選手が揃っている上位陣に対しては、破られる事も少なくなかった。
また、良い守備から良い攻撃に繋がるという守備も少なく、ボールの奪う位置であったり、ボールの奪い方という部分にも課題を残した。
4、総括(総合編)
評価:B
後一歩届かなかったが、歴史的一歩を進めた。
確かにプレーオフ進出するも昇格という悲願は達成出来なかった。
しかし、ファジアーノ岡山の歩みを考えれば、年々主力が抜けていく中でも着実にそれ以上の補強を行い、年々成長してきた。
順位こそ下がったりしたこともあったが、サポーター、フロント、チームを含め、総合力が年々成長している事は強く感じている。
今季も1中林 洋次と35岩政 大樹を中心とした堅い守備をベースに、10矢島 慎也と24赤嶺 真吾が攻撃の中核を担った。
課題であった昨季までのセットプレーでの得点が少なかった点も、FKでの直接ゴールこそながったが、ロングスローやFK、CKでの得点が増えた。
昨季プラス10をほぼ達成し、最低限の目標であるプレーオフ進出に滑り込む原動力となった。
また、今季特徴であった、時間に応じた戦い方も鹿島を彷彿させる勝負強さがあった。
一方で、固定パターンともいえる戦い方で、柔軟性を欠き、研究された時の弱さは課題。
しかし、3-4-1-2にも本格的に取り組みチームとしての幅が広がった。
来季は、ここに継続路線の下で、どういった変化と成長を持ち込めるか注目である。
そこで、今季から明確に掲げられた堅守遅攻堅守速攻というスタイルに関してだが、速攻の部分が弱かった。
天皇杯でみせた20藤本 佳希を頂点に11三村 真と30豊川 雄太の3トップは、スピード感があり、20藤本 佳希が躍動していた。
ここに来季のヒントがあり、速攻と遅攻の使い訳も検討すべき点である。
メンバーが入れ替わる中で、選手を最大限起用し、選手の良さを引き出す。
そういった総合力の成長を来季みせて、来季こそJ1昇格を達成して欲しい。
評価:B
後一歩届かなかったが、歴史的一歩を進めた。
確かにプレーオフ進出するも昇格という悲願は達成出来なかった。
しかし、ファジアーノ岡山の歩みを考えれば、年々主力が抜けていく中でも着実にそれ以上の補強を行い、年々成長してきた。
順位こそ下がったりしたこともあったが、サポーター、フロント、チームを含め、総合力が年々成長している事は強く感じている。
今季も1中林 洋次と35岩政 大樹を中心とした堅い守備をベースに、10矢島 慎也と24赤嶺 真吾が攻撃の中核を担った。
課題であった昨季までのセットプレーでの得点が少なかった点も、FKでの直接ゴールこそながったが、ロングスローやFK、CKでの得点が増えた。
昨季プラス10をほぼ達成し、最低限の目標であるプレーオフ進出に滑り込む原動力となった。
また、今季特徴であった、時間に応じた戦い方も鹿島を彷彿させる勝負強さがあった。
一方で、固定パターンともいえる戦い方で、柔軟性を欠き、研究された時の弱さは課題。
しかし、3-4-1-2にも本格的に取り組みチームとしての幅が広がった。
来季は、ここに継続路線の下で、どういった変化と成長を持ち込めるか注目である。
そこで、今季から明確に掲げられた堅守遅攻堅守速攻というスタイルに関してだが、速攻の部分が弱かった。
天皇杯でみせた20藤本 佳希を頂点に11三村 真と30豊川 雄太の3トップは、スピード感があり、20藤本 佳希が躍動していた。
ここに来季のヒントがあり、速攻と遅攻の使い訳も検討すべき点である。
メンバーが入れ替わる中で、選手を最大限起用し、選手の良さを引き出す。
そういった総合力の成長を来季みせて、来季こそJ1昇格を達成して欲しい。
その2に続く。
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