2017:ACL:決勝:H:浦和レッズvsアルヒラル「最後まで辛抱して劇的決勝弾で久々の優勝を決める」

浦和vsアルヒラル:1-0:
得点者:8ラファエル・シルバ(9武藤 雄樹)

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

H:浦和

監督

堀 孝史:2.5

スタメン

8ラファエル・シルバ:2.0、30興梠 慎三:3.0、9武藤 雄樹:2.5
10柏木 陽介:2.5、15長澤 和輝:2.5
16青木 拓矢:2.5
3宇賀神 友弥:3.0、5槙野 智章:2.5、22阿部 勇樹:2.5、6遠藤 航:2.5
1西川 周作:2.5

リザーブ

GK:25榎本 哲也
DF:2マウリシオ。46森脇 良太
MF:7梅崎 司、39矢島 慎也
FW:13高木 俊幸、21ズラタン

途中交代

3宇賀神 友弥→2マウリシオ:2.5
30興梠 慎三→21ズラタン:評価不可
10柏木 陽介→7梅崎 司:評価不可

 



浦和vsアルヒラル:1-0:
得点者:8ラファエル・シルバ(9武藤 雄樹)

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

H:浦和

監督

堀 孝史:2.5

スタメン

8ラファエル・シルバ:2.0、30興梠 慎三:3.0、9武藤 雄樹:2.5
10柏木 陽介:2.5、15長澤 和輝:2.5
16青木 拓矢:2.5
3宇賀神 友弥:3.0、5槙野 智章:2.5、22阿部 勇樹:2.5、6遠藤 航:2.5
1西川 周作:2.5

リザーブ

GK:25榎本 哲也
DF:2マウリシオ。46森脇 良太
MF:7梅崎 司、39矢島 慎也
FW:13高木 俊幸、21ズラタン

途中交代

3宇賀神 友弥→2マウリシオ:2.5
30興梠 慎三→21ズラタン:評価不可
10柏木 陽介→7梅崎 司:評価不可
A:アルヒラル

監督

ラモン・アンヘル・ディアシ(ラモンディアス):3.0

スタメン

29サレム・アルダウサリ:4.0、77オマル・ハルビン:3.0、24ナワフ・アルアビド:3.0
7サルマン・アルファラジ:3.0、16ニコラス・ミレシ:3.0
8アブドゥラー・オタイフ:3.0
12ヤシル・アルシャハラニ:2.5、70モハンメド・ジャハファリ:2.5、33オサマ・ハウサウィ:3.0、2モハンメド・アルブライク:2.5
1アブドゥラー・アルムアイフ:2.5

リザーブ

GK:30アハメド・ワキド
DF:4アブドゥラー・アルズーリ
MF:6アブドゥルマレク・アルハイブリ、10モハンメド・アルシャルフーブ、27モハメド・カンノ
FW:20ヤセル・アルカフタニ、44ムフタール・ファラタ

途中交代

77オマル・ハルビン→44ムフタール・ファラタ:3.0
7サルマン・アルファラジ→20ヤセル・アルカフタニ:3.0
8アブドゥラー・オタイフ→10モハンメド・アルシャルフーブ:評価不可

2、得点経過

H:浦和:1-0:8ラファエル・シルバ(9武藤 雄樹)

 FKのボールをアルヒラル選手がクリアします。その先に居た9武藤 雄樹が、ダイレクトで前方へ浮き球のボールを入れます。33オサマ・ハウサウィが、8ラファエル・シルバの前に出てクリアしようとしますが触れず、後方の8ラファエル・シルバに通ります。8ラファエル・シルバがそのままGKとの1対1となり、迷わず右足を振りぬき、右足一閃の強烈なシュートがゴールへ突き刺さって浦和が先制。

 90分間通して、粘り強く守り、8ラファエル・シルバも厳しいマークに逢い続けた中で、最後の最後で貴重な先制ゴールを決めてくれました。勿論、勝利に近づくというよりは、負け辛くなるゴールではありますが、それでもアルヒラルへのダメージを考えると大きな得点であったと思います。

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

H:浦和

攻撃評価:B
守備評価:A
采配評価:C
総合評価:B

A:アルヒラル

攻撃評価:C
守備評価:B
采配評価:C
総合評価:C

文章評

寸評

 浦和は、アウェーでの得点によるアドバンテージで、0-0の引き分けでも優勝と少し有利な状態で、得意なホームで戦えるという好条件でした。一方アルヒラルは、圧倒的なアウェーの中、ACLでの無敗という圧倒的攻撃力に裏打ちされた強さで、0-1以上での優勝を目指すという構図でした。
 試合の方は、浦和がしっかり対応し、アウェーの様な劣勢にはなりませんでした。とは言ってもアルヒラルが、優勢であった事は間違いないかと思います。しかし、守り方のバランスなどは、1戦目とは見違えるほどでした。また、エースの77オマル・ハルビンの怪我と思われる早い時間帯での交代。主軸の選手であろう3カルロス・エドゥアルドの怪我での欠場。8ラファエル・シルバの怪我が軽傷で間に合った事。こういった条件も後押しし、浦和が最後まで守り抜いていたことで、アルヒラルに焦りが生まれ、退場者も出て、更に8ラファエル・シルバの終了間際のゴールで、アルヒラルに2017ACLでの初の土をつけて浦和の勝利での優勝というJリーグにとっては最高の結果で幕が下りました。一方で、アルヒラルにとっては、初優勝を逃すという悔しい試合になりました。

アルヒラル評

 ホームでの試合で、8ラファエル・シルバにやられていたことから、試合終了間際まで、しっかり人数をかけて対応させたことで、8ラファエル・シルバにほぼ前を向いてプレーをさせまんでした。最後の失点もミスであることには間違いありませんが、よりよい形でのボール奪取を狙ったプレーであり、勝利への執念から選んだプレーであったと思います。判断ミスになってしまったプレーではありましたが、33オサマ・ハウサウィも胸を張って、今後もプレーをして欲しいと思います。
 2試合のトータルで準優勝にこそ終わりましたが、内容では、浦和を圧倒していたと思います。今大会では、色々な不運もあり、優勝という結果こそ手にすることが出来ませんでしたが、その強さは衝撃的でした。欧州にも負けない様なプレーのクオリティは高く、最強の準優勝チームであったと思います。
 今後とも同じアジアのチームとしてJリーグと切磋琢磨し、より高みを目指して、世界の頂きを目指していって欲しいです。

浦和評

 シーズン中盤からの大失速を受けての監督交代から4バックに変更し、劇的な逆転劇の数々で、ACLで輝きを取り戻しつつあります。しかし、まさかACLのタイトルを獲得できるとは正直思っていませんでした。戦力分析では、監督に課題があるという分析を続けてきましたが、こういった結果を受けてやはり、チームに合う監督が指揮をとれば、アジアでもタイトルを取れるだけの実力を持ったチームであることが証明されました。
 Jリーグでは、安定してタイトルを総なめに出来ていない現状は、戦力や資金力を考えると不思議なぐらいで、今後もこういったビックタイトルを含め、リーグ戦やカップ戦で結果を残せるチームへとなって欲しい。そのためにもこのタイトルは大きな一歩であると思います。
 次のクラブワールドカップでも好成績を残せば、自信も付きますし、そういったポテンシャルを秘めたチームであると思います。
 しかし、そのためにまこのアジアでも顕著であったフィジカルの差。単純なスピードを取ってもアルヒラルに対して、通用していませんでしたし、8ラファエル・シルバを除いて、なかなかそういったチャンスを作れていませんでした。技術でそこをカバーして、8ラファエル・シルバのスピードを活かす。そういったはっきりしていた戦いも出来ていて、優勝こそ出来ていましたが、この2戦を見る限りは、8ラファエル・シルバへの依存度は高く、チームとして、どういったチームにしていくのか、結果こそ出ましたが、内容は伴ったとは正直言えない部分はありますので、チームとしてどこにどう向き合っていくのか注目したいです。

試合評

Man Of the Match(MOM):8ラファエル・シルバ(浦和)
Most Impressive Player(MIP):10柏木 陽介(浦和)
満足度(10点満点):9点(★★★★★)

Jリーグから世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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