2017年ファジアーノ岡山総括(監督編)

1、評価基準

結果評価基準

A:昨季よりとても良かった。 
B:昨季より良かった。 
C:昨季並。 
D:昨季より悪かった。 
E:昨季よりかなり悪かった。

内容評価基準

A:監督として選手の力を最大限引き出した。 
B:監督として選手の力を引き出した。 
C:監督として選手の力を引き出せなかったが、選手の実力を発揮させた。 
D:監督として選手の力を引き出せなかった。 
E:監督として選手の持ち味を消してしまった。

 

2、結果評価

結果評価:C→B

順位:6位→13位:B→D
得点:58得点→44得点:B→D
失点:44失点→49失点:D→D
得失点差:+14→-5:A→E

 まず、順位に関しては、主軸の流出があったとは言え、プレーオフ圏にすら到達できなかった。これは間違いない事実で、開幕前の目標もJ1昇格を意識したものでしたし、厳しい評価とさせて頂きました。
 また、得点と失点の両方とも昨季より悪くなっており、得失点差は、大幅に悪くなりました。チームとしての戦い方が、結果として、怪我人出てしまった事やチーム作りの遅れがそのまま数値の結果に出た形になったと思いますが、こちらも厳しい評価となります。

3、内容評価

内容評価:B→D

今季のサッカー:B→D
選手起用:C→D
選手交代:C→C

 サッカーの方向性は、昨季と大きく変わらず、変化の少ないシーズンでした。むしろ、主軸の流出により、手詰まり感が強く、限界を感じてしまう事が多かった。
 また、新人の起用が手薄なポジションに限られて、ベテランに偏った起用も気になりました。選手交代に関しては、ある程度理解できる交代でした。時々、趣向をこらした交代により、流れの打開を図っていた試合もありましたが、全体を通してみると名采配と言える試合は、少なかった。
 全体的には良くは無かったのは間違いなく、選手の流出したチームを巧くまとめきれなかったシーズンと言える。

4、総合評価

総合評価:B→D

 戦力不足であった。それは確かにあります。しかし、同じ資金規模で、岡山以上に主軸が常に流出していた湘南が、優勝していることを考えると、監督としての力量の差は決して小さくないと思います。
 勿論、監督を中心にチームとして勝ちきれないという課題に取り組んで来たと思いますが、プレーオフ進出が消滅するまで、終了間際の失点が多く、勝ちきれない試合が目立っていました。ほぼ最後までこの悪癖は改善出来ず、厳しい順位に終わった最大の要因となってしまいました。
 ただ、終盤のラスト数試合は、上位陣に対して、果敢に戦い1点を争う好ゲームの内容にできたのも監督として上手くコントロールできていました。
 しかし、やはり勝ちきれなかったので、こういった試合をものにできるチーム作りと選手起用、選手交代に来季は、期待したいです。

岡山から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)

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