2017年ファジアーノ岡山総括(選手編)1~10

1、選手評価基準

A:今季のチームの核として活躍した。 
B:今季のチームの主力として活躍した。 
C:今季のチームの戦力として活躍した。 
D:今季のチームの切り札として活躍した。 
E:今季のチームのバックアップとして活躍した。 

2、今回の評価選手

1椎名 一馬、2澤口 雅彦、3久木田、紳吾、4近藤 徹志、5渡邊 一仁、6竹田 忠嗣、7伊藤 大介、8石毛 秀樹、9金 鄭民(キム・ジョンミン)、10大竹 洋平。

 

3、選手評価(1~10)

1椎名 一馬:GK

評価:E

 リザーブ入りこそ出来たが、出場機会無し。今季も厳しいシーズンとなった。

2澤口 雅彦:右WB(左WB・CB)

評価:C

 近年は怪我に悩まされてきたが、今季は、長期離脱が少なく、久々にある程度試合に出場することが出来た。ベテランの域に達しつつあるので、WBというハードなポジションで、90分間フルタイムにプレーする事は難しかったが、得点に絡む事が出来るなど、持ち味を発揮した。
 クロス精度やビルトアップの部分で、課題を残しましたが、ポジショニングやフリーランなど、動きの質の向上が際立ち、メンタル的にもタフさがより増して、頼れる選手として活躍した。

3久木田 紳吾:右CB(右WB)

評価:D

 怪我人の状況などで、手薄なポジションのバックアッパーとして活躍。しかし、CBとして選手の前に出てインターセプトする回数も減り、逆にそういったプレーでの守備でアタックした際に反転されて失点に絡んでしまう事もあった。加えて、ビルトアップの所での判断と技術の部分で、弱点を見せてしまい監督に見切られてしまって終盤はリザーブ入りすら出来なくなった。右WBとしても出場することもあったが、攻守で目立ったプレーも出来ず、限界を感じるシーズンとなってしまった。

4近藤 徹志:CB

評価:E

 貴重な空中戦に強い選手としての活躍が期待されたが、怪我が多く、満足な出場機会に恵まれなかった。出場した試合でも3バックに適応出来ているかとは言えず、最後まで3バックにフィットできなかった。

5渡邊 一仁:DH

評価:C

 怪我で出場できない時や27塚川 孝輝の台頭などもあり、出場機会が少し減ったが、 出場した際は、豊富な運動量と、高いボール奪取力、フィジカルコンタクトで、中盤の守備の要として活躍した。

6竹田 忠嗣:CB

評価:E

 怪我の期間が長く、チームにあまり貢献出来なかった。39篠原 弘次郎の台頭や14喜山 康平の加入もあり、スタメンの出場数は限られた。
 それでも出場した際は、ビルトアップ、フィード、ポジショニングの良さなど、持ち味を発揮した。

7伊藤 大介:OH(DH)

評価:C

 プレースキッカーとして重要な役割を担った。前線からの献身的な守備をしっかりするなど、運動量も多かった。また、的確なポジショニングで、ボールをフリーで受けるのに長けており、そこからの展開での崩しは、効果的だった。
 一方で、スペースが無い時にそこを打開する個の力にかけたので、横パスやバックパスに逃げて、決定的な仕事があまりできない場面もあった。
 また、怪我で出場できない期間もあった事や8石毛 秀樹、10大竹 洋平といった強力なライバルの加入で、昨季より出場試合数が、減少した。

8石毛 秀樹:OH(左右WB・DH)

評価:B

 攻撃の仕掛けの部分で、違いを見せる事が出来た数少ない選手。狭い所でもしっかり仕掛けて、高い確率で突破してそこから決定機を何度も演出した。パスでも局面を打開する精度の高い柔らかいパスでも決定機を演出した。実際に20藤本 佳希のプロ初ゴールをアシストするなど、ゴールを決めれず、苦しんでいる選手を活かす術に長けていた。
 また、プレースキッカーとしてもCKのアシストが多く、FKでも直接決めて技術の高さで、サポーターを大いに沸かしてくれた。
 技術の高さと創造力、こういった非凡なプレーで、チームに大きく貢献したが、監督の信頼をなかなか得ることができず、試合出場数が、伸びなかった。

9金 宗旻(キム・ジョンミン):CF

評価:E

 高身長の選手として、空中戦で高い勝率に期待したが、空間認知力に課題があり、落下点で競れない事と、怪我が多かったという事で、2試合に終わった。
 もっと活躍して欲しかった選手だけに残念であった。

10大竹 洋平:OH

評価:C

 出場試合こそ少なかったですが、高い技術とセンスのあるプレーで、チームに貢献した。ただ、ボールロストが目立ち、デュエルの部分に弱さを見せた。激しい守備に対して、どれだけボールをキープして、次のプレーに繋げる事が出来るか。そこが出来れば、その先のゴールに近づき、より得点に繋がるプレーが出来た筈である。
 また、24赤嶺 真吾との連携プレーに光る所もあり、そういったホットラインは、少なからずあったと思います。
 また、ゴールが奇麗なゴールというよりは、泥臭いゴールが多く、出来ればドリブルからのゴールというのを増やすことが出来れば、もっと結果を残せたはず。
 そして、1年間通して、大きな怪我無く、出来た事で、来季にも繋がるシーズンとなった。

岡山から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)

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