プレビュー:2018:J2:第3節:H:vs大分トリニータ「チーム愛のある選手が多いまとまりのある大分に新生岡山がどこまで戦えるか」
-
杉野雅昭
2018年03月10日 00:48 visibility265
1、今季の成績
勝敗(2/42)
2勝0分0敗(2位:勝ち点6)
得失点
4得点0失点(+4)
得点
6喜山 康平×1(頭1)、8塚川 孝輝×1(頭1)、14上田 康太×1(FK左足1)、33阿部 海人×1(左足1)
アシスト
8塚川 孝輝×1(頭1)、14上田 康太×1(FK左足1)、24赤嶺 真吾×1(右足1)
形
FK→頭×1、直接FK×1、FK→混戦→左足×1、CK→混戦→頭×1
失点
無し
2、予想スタメン
監督
長澤 徹
スタメン
24赤嶺 真吾(当確)、9李 勇載(当確)
11三村 真(有力)、7伊藤 大介(当確)、8塚川 孝輝(有力)、21椋原 健太(当確)
14上田 康太(当確)
6喜山 康平(当確)、3後藤 圭太(当確)、33阿部 海人(当確)
22一森 純(当確)
リザーブ
GK:13金山 隼樹(当確)
DF:4濱田 水輝(有力)、27チェ・ジョンウォン(不透明)
MF:15末吉 隼也(有力)、17関戸 健二(有力)
FW:19仲間 隼斗(有力)、18齊藤 和樹(当確)
3、予想理由
スタメン
CF:24赤嶺 真吾◎、9李 勇載(イ・ヨンジェ)◎、18齊藤 和樹△、32福元 友哉×、30武田拓真(怪我)、20藤本 佳希(怪我)
1節と2節とターゲットとして機能していた24赤嶺 真吾と9李 勇載(イ・ヨンジェ)のスタメンは、怪我などの不測の事態が起きない限り堅い。18齊藤 和樹は、状況的に持ち味を発揮できていないと言えるかもしれないが、この2人と比べると、アピール不足で、スタメンは厳しい。練習用のハーフパンツを脱ぎ忘れながらJ2デビューしたルーキーらしさを魅せた32福元 友哉も空中戦の部分で、まだまだ粗削りで、リザーブ入りも難しそうだ。
OH:7伊藤 大介◎、19仲間 隼斗〇、17関戸 健二△、10大竹 洋平△、30武田 拓真×
7伊藤 大介をスタメンから外す積極的な理由は無いもののウルトラマンと呼ばれているらしい19仲間 隼斗も実力を持った選手なので、選択肢はないわけではない。17関戸 健二も前節怪我から戻って来てリザーブ入りしたことで、可能性は僅かにある。10大竹 洋平も全体合流したという事で、チャンスもあればもしかするとリザーブ入りは、あるかもしれない。30武田 拓真は、選手層が厚いポジションだけあって、リザーブ入りでも難しい状況。
CH:8塚川 孝輝〇、15末吉 隼也△、17関戸 健二△、25武田 将平×、28加藤 健人(怪我)
開幕スタメンからセットプレーでターゲットとして機能している8塚川 孝輝のスタメンの可能性は高い。しかし、15末吉 隼也と17関戸 健二も実力を持っており、それぞれ特徴を持った選手なので、スタメンの可能性は、十分ある。一方で、25武田 将平は、CHとしてのリザーブ入りは、難しい状況。
LWB:11三村 真〇、34デューク・カルロス△、25武田 将平△、26松本 健太郎△、2澤口 雅彦△
開幕戦とは違い一定のパフォーマンスを見せた11三村 真のスタメンの可能性は高い。若手とベテランの4選手が、LWBのスタメンを狙っている状況。
RWB:21椋原 健太◎、26松本 健太郎△、2澤口 雅彦△
21椋原 健太が高いパフォーマンスを依然として見せており、26松本 健太郎、2澤口 雅彦の出場するのは、やはり難しいと言わざる得ない。
DH:14上田 康太◎、15末吉 隼也△、17関戸 健二△、25武田 将平△
14上田 康太も代えの効かないハイパフォーマンスを見せており、他の選手のスタメンは、考えられない状況。リザーブとしては、3選手に可能性があるが、14上田 康太に違いパスを出せるのは25武田 将平だが、実績や総合的な部分を考えると、15末吉 隼也や17関戸 健二の方が、可能性は高い。
LCB:6喜山 康平◎、27チェ・ジョンウォン△、31下口 稚葉×
前節、2試合目にして初スタメンで、出場した6喜山 康平がキャプテンとしてチームを引っ張り、得点を決めた事で、今節もスタメンで出場する可能性は高い。27チェ・ジョンウォンも可能性があるが、スタメンは遠のいた印象。31下口 稚葉は、リザーブ入りも難しい状況。
CB:3後藤 圭太◎、濱田 水輝△
3後藤 圭太が無難DFリーダーとして戦っている事で、2試合完封の要となっており、今節もスタメンの可能性は高い。スタメンこそ難しいが、4濱田 水輝がその後に控えるのは心強い状況。
RCB:33阿部 海人◎、5増田 繁人△、23久保 飛翔(怪我)
前節プロ初ゴールと岡山のJ2通算400ゴールというダブルメモリアルゴールを決めた33阿部 海人のスタメンで間違いない状況。5増田 繁人もコンディションが上がってくれば、十分リザーブ入り出来る状況。
GK:22一森 純◎、13金山 隼樹△、1椎名 一馬×、40李 京泰(イ・キョンテ)×、29似鳥 康太×
前節のパフォーマンスを見ても22一森 純のスタメンは間違いない。13金山 隼樹がどのタイミングで、スタメンで名を連ねるのかというぐらい実力差は小さいが、信頼で、22一森 純が勝っている状況。他の選手は、リザーブ入りも難しい。
リザーブ
GK:13金山 隼樹◎、1椎名 一馬△、40李 京泰(イ・キョンテ)×、29似鳥 康太×
DF:4濱田 水輝〇、27チェ・ジョンウォン〇、5増田 繁人△、31下口 稚葉△
MF:15末吉 隼也〇、17関戸 健二〇、25武田 将平△、2澤口 雅彦△、26松本 健太郎△、32デューク・カルロス△
FW:19仲間 隼斗〇、10大竹 洋平△、30武田 拓真×、18齊藤 和樹◎32福元 友哉△
4、注目ポイント
・3節目流石に新戦力の出場は落ち着き感じか?
・19仲間 隼斗の出場停止明けで、どういった起用のされ方をするのか。
・サイドの選手のリザーブ入りは、今節もないのか。
・今節もセットプレーで得点をとれるか。
・セットプレー以外での攻撃の形をどれだけ機能させることが出来たか。
・被カウンター数が増えるような軽率なミスをどれだけ減らせるか。
・無失点を継続できるか。
・終盤受け身になる事が多い時間帯にどれだけ強い戦いが出来るか。
・難しい展開になった時にどういった采配を選ぶのか。
・9後藤 優介を中心とした高い得点力のある大分の攻撃をどこまで抑えられるか。
・5鈴木 義宜を軸とした安定感のある大分の守備組織をどうやって攻略するか。
・7松本 怜と対峙する11三村 真のどちらがサイドを制するか。
5、注目選手
「9後藤 優介」
昨季の大分のチーム得点王であり、ここまで2節終えた段階ではあるが、チーム最多ではなく、リーグ最多の3得点と開幕から絶好調。大分でのチームの戦い方を理解する上のチームでの輝き方を理解し、チームも彼の活かし方を理解している。この選手を巧く抑える事が出来るかどうかは、大分の攻撃を抑える事に近いぐらい重要。彼は、この試合のキーマンで、彼がプレー内容は、勝敗を左右すると言っても過言ではない。
「5鈴木 義宜」
大分のDFリーダーにして、守備の要。ルーキー時代から多くの試合に出場しておりなんと3季連続で、チーム最多出場。大分における守り方を熟知しており、内外共に認められた存在で、大卒3年目にして、副キャプテンを任されている。空中戦、対人の強さ、スピード、カバーリングとDFとして、万能で、大分から得点を奪うには、この選手の壁を超える必要がある。チームとしての守備の完成度の高い大分の中でも5鈴木 義宜は、能力の高い選手の代表格の選手であり、他の高い能力の有した大分の守備組織の攻略は難しそうだが、14上田 康太、24赤嶺 真吾、9李 勇載(イ・ヨンジェ)といった強力な個の力を岡山も持っている。大分DF陣vs岡山の強力2トップ+司令塔の構図は、見応えがありそう。
「7松本 怜」
大分屈指のイケメンにして、スピードスター。スピードスターのスターに別の意味を持つある意味、反則的な選手。前節は、快速を活かしたサイドから一本のパスで、裏へ抜け出すとそのままGKとの1対1を制して、冷静に足元を抜いて、得点を決めて見せた。前述の9後藤 優介も裏への抜け出しからしっかり決めており、サイドとセンターからスピードのある仕掛けと絶妙な動き出しから仕掛ける事を可能としている。対峙する11三村 真は、スピードこそあるが、攻守のプレーの選択に難があり、ここを突かれて一気に失点する可能性高い。7松本 怜が目立つことがあれば、岡山としては苦境に立たされる可能性は高く、チームとして、逆に11三村 真のスピードと仕掛けが目立つ展開に持っていきたい。
6、プレビュー
開幕戦は、エースを欠いた徳島。ホーム開幕戦は、久々のJ2で苦しんでいる栃木。対戦相手に恵まれた部分は強い。今節の大分戦からは、戦力や現段階の状況を考えても難しいゲームが続いていく。ここで、どれだけ勝ち点を稼げるかで、今季序盤の岡山の真価が分かる。
開幕から2試合で、6得点と高い得点力のある大分に対して、開幕2試合で、無失点の岡山という矛と盾の対戦とも言える構図。安定した守備をベースに、少ないチャンスで、持ち味のセットプレーを中心にどこまで粘り強く戦えるかというのがポイントになると思います。
もし、この試合でも無失点に抑えて勝てる様であれば、岡山強しという印象を他チームが持つと思いますし、この次の試合から続く昇格候補のチームともある程度戦える自信も持てると思います。
監督がどういったメンバーで臨み、どういった戦いを選択するのか。そういった部分も問われる大事な試合ですし、どうなるか不安もありますが、楽しみな1戦です。
7、通算対戦成績
岡山3勝(総得点:5点):4分:(総得点:9点)大分5勝
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。また、イイネ数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いています。
- favorite0 visibility265
-
navigate_before 前の記事
レビュー:2018:J2:第2節:H:vs栃木SC「セットプレー無双」
2018年3月4日 -
次の記事 navigate_next
レビュー:2018:J2:第3節:H:vs大分トリニータ「ファジフーズ名にもなっているホットラインから今季初の流れからの得点を守り切り3試合連続完封勝利」
2018年3月15日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件