プレビュー:2018:J2:第4節:A:vs松本山雅FC「この試合ではどういったドラマがあるのか。そういった事を想像してしまうライバルとの1戦」

1、今季の成績

勝敗(3/42)
3勝0分0敗(2位:勝ち点9)

得失点
5得点0失点(+5)

ゴール
6喜山 康平×1(頭1)、8塚川 孝輝×1(頭1)、14上田 康太×1(FK左足1)、24赤嶺 真吾×1(左足)、33阿部 海人×1(左足1)

アシスト
8塚川 孝輝×1(頭1)、14上田 康太×2(FK左足1、クロス左足1)、24赤嶺 真吾×1(パス右足1)


クロス→左足×1、FK→頭×1、直接FK×1、FK→混戦→左足×1、CK→混戦→頭×1

失点
無し

2、予想メンバー

監督

長澤 徹

スタメン

9李 勇載(当確)
7伊藤 大介(当確)、24赤嶺 真吾(当確)
11三村 真(有力)、14上田 康太(当確)、8塚川 孝輝(有力)、21椋原 健太(当確)
6喜山 康平(当確)、3後藤 圭太(当確)、33阿部 海大(当確)
22一森 純(当確)

リザーブ

GK:13金山 隼樹(当確)
DF:4濱田 水輝(当確)、2澤口 雅彦(不透明)
MF:15末吉 隼也(有力)、17関戸 健二(有力)、19仲間 隼斗(有力)
FW:18齊藤 和樹(当確)

 

3、予想理由

説明

◎:スタメン確実
〇:スタメンの可能性有り
△:リザーブ入りの可能性有り
×:リザーブ入りも難しい

スタメン

CF:9李 勇載(イ・ヨンジェ)◎、24赤嶺 真吾〇、18齊藤 和樹△、32福元 友哉×、20藤本 佳希(怪我?)

9李 勇載(イ・ヨンジェ)の1トップが、濃厚であると思いますが2トップであれば24赤嶺 真吾という事になる。18齊藤 和樹がCFの出場の可能性は低いが、3番手。層が厚い状況で、32福元 友哉は、リザーブ入りするのも難しい状況。

ST:24赤嶺 真吾◎、18齊藤 和樹△、19仲間 隼斗△、30武田 拓磨×

 24赤嶺 真吾がシャドーか2トップの一角として出場する事が確実な状況。18齊藤 和樹と19仲間 隼斗のリザーブ入りの可能性があるが、スタメンは難しい。30武田 拓磨も見てみたい選手ではあるが、リザーブ入りも難しい。

OH:7伊藤 大介◎、19仲間 隼斗△、15末吉 隼也△、17関戸 健二△、10大竹 洋平×

 今節の7伊藤 大介のスタメンは、濃厚。19仲間 隼斗、15末吉 隼也、17関戸 健二も候補となるが、リザーブ入りし、交代カードの選択肢止まり。10大竹 洋平は、リザーブ入りする実力もあるが、色々な事を考えると、リザーブ入りの可能性もあるが、現状は難しい。

LWB:11三村 真〇、21椋原 健太〇、26松本 健太郎△、14デューク・カルロス△、2澤口 雅彦×

 11三村 真の状態が大丈夫であれば、LWBでのスタメン濃厚。もし駄目でもあれば、2澤口 雅彦がRWBで、LWB21椋原 健太となる流れとなりそう。14デューク・カルロスと26松本 健太郎といった新人の起用の可能性も本当に僅かだがある。2澤口 雅彦に関しては、スタメンであればRWBで出るという意味で×とさせて頂いた。

RWB:21椋原 健太◎、2澤口 雅彦〇、26松本 健太郎△

 11三村 真がLWBで大丈夫であれば21椋原 健太がRWBに戻る可能は高い。11三村真次第では、2澤口 雅彦や26松本 健太郎にもチャンスがある。

DH:14上田 康太◎、8塚川 孝輝〇、15末吉 隼也△、17関戸 健二△、25武田 翔平×、28加藤 健人(怪我?)

 今節も14上田 康太のスタメンは、確実な状況。8塚川 孝輝のスタメンの可能性は高いが、ミスも多いので、15末吉 隼也や17関戸 健二にチャンスを与える可能性も残っているが、リザーブ止まりの可能性が高い。25武田 将平のパスは確かに魅力的ではあるが、14上田 康太と役割が近い可能性が高く、スタメンだけではなくリザーブ入りも難しい。

LCB:6喜山 康平◎、31下口 稚葉△、27崔 程援(チェ・ジョンウォン)△

 6喜山 康平のスタメンは確実な状況。31下口 稚葉と27崔 程援(チェ・ジョンウォン)が、リザーブ入り狙っている状況だが、色々なポジションが出来る31下口 稚葉のリザーブ入りがやや高い。

中CB:3後藤 圭太◎、4濱田 水輝△、23久保 飛翔(怪我)

 3試合無失点のDFリーダーの3後藤 圭太のスタメンの可能性は高い。4濱田 水輝が、リザーブとして、控える状況。

RCB:33阿部 海大◎、4濱田 水輝△、5増田 繁人△

 右CBとし高い奪取力を見せている33阿部 海大のスタメンは堅い。4濱田 水輝がバックアップとして控える。5増田 繁人が大丈夫あれば、リザーブ入りの可能性は少しある。

GK:22一森 純◎、13金山 隼樹△、1椎名 一馬×、40李 京泰(イ・キョンテ)×、29似鳥 康太×

リザーブ

GK:13金山 隼樹◎、1椎名 一馬△、40李 京泰(イ・キョンテ)×、29似鳥 康太×
DF:4濱田 水輝◎、2澤口 雅彦△、31下口 稚葉△、27崔 程援(チェ・ジョンウォン)△、5増田 繁人△
MF:15末吉 隼也〇、17関戸 健二〇、19仲間 隼斗〇、10大竹 洋平△、26松本 健太郎△、34デューク・カルロス△、25武田 将平×
FW:18齊藤 和樹◎、32福元 友哉×、30武田 拓磨×

4、注目ポイント

・4試合無失点はあるかどうか。また、その結果になった理由は何か。
・チーム初の4連勝はあるかどうか。また、その結果になった理由は何か。
・LWBのスタメンはどうなるのか?また、その結果が、どういった影響をチームにもたらしかたか。
・スタメンとリザーブに変化があったか。また、変わった場合その理由は何が考えられるか。
・セットプレーのチャンスをどれだけ作れるか。また、そのセットプレー有効度はどうだったか。
・流れからの攻撃がどれだけ向上したか。また、どういった攻撃が有効で、どういった攻撃が不味かったか。その背景は。
・近い選手起用を見せていたが、この試合はどうだったか。また、それはどういった変化で、どういった理由からか。
・38永井 龍を中心としたJ1クラスのFW陣を擁する松本の個の力に対して、岡山の守備がどれだけ通用するか。
・14パウロ・ロベルト・ゴンサガ(パウリーニョ)が陣取るバイタルエリアでどれだけチームとして仕事が出来るか。
・攻守で松本の要である4飯田 真輝に仕事をさせず、攻守で試合を有利に進める事ができるかどうか。

5、松本の注目選手

「38永井 龍」

 長崎でブレークした得点感覚に優れるストライカー。今季は、昨季までエースストライカーとして認められていた9高崎 寛之をリザーブに追いやる試合もあるなど、加入1年目の序盤戦ではあるが、既に3試合連続でスタメン出場しており反町 康治監督の信頼を掴んでいると言える。名古屋では、怪我に泣かされて思うような結果を残せなかったが、フィジカルの強さとシュート技術、シュートまでの感覚は、高いレベルにあることは間違いない。また、色々な得点パターンを持っていないと二桁得点は難しい事を考えると、一瞬の隙を見逃さないゴールの嗅覚を持った選手である事が想像できる。松本に勝つには、抑えるべき選手。ここまでの3試合で、エースに仕事をさせず無失点に抑えてきたが、この試合ではより難しい対応を迫られる事になるだろう。

「14パウロ・ロベルト・ゴンサガ(パウリーニョ)」

 高いボール奪取力に定評のあるJ2屈指の守備的ボランチ。スライディンタックルの精度とその判断の高さ、決断力。どれも高水準。J1ではなかなか出場機会を掴み切れていなかったが、J1のチームに所属歴がある通り、そのプレーは高く評価されている。J1水準に限りなく近い、ボールハンターのバイタルエリアは、危険地域で、どう攻略していくかは、楽しみ。

「4飯田 真輝」

 圧倒的な空中戦の強さを誇る松本のDFリーダーであり、守備の要。24赤嶺 真吾と9李 勇載(イ・ヨンジェ)をもってしてもプレーは制限される可能性が高く、どれだけマークを外せるか、有利な状況でマッチアップするか。そういった事が得点するためには求められる。
 また、攻撃参加も出来る選手で、得点感覚の高い選手なので、そういった回数を抑える連動した守備が出来るかどうかも重要と言える。4飯田 真輝に攻守で仕事をさせねければ、勝利がぐっと近づくので、そこを目指し、チームとしてしっかり攻守で認識していきたい。

6、プレビュー

 松本とのアウェーと言えば、劇的な試合が多い。そういったドラマを生んで来たアルウィンでの試合は、記録より記憶に残っている。しかし、今回は、甲府のホームスタジアム。つまり中立地での試合となる。松本とのアウェー戦と相性が良かった岡山にとっては、少し不安を覚える変化である。これがどう左右するかというのは、楽しみな点である。

 さて、試合の方は、松本の反町監督がポゼッションサッカーを目指して戦っているが、ポゼッション率は低く、思うようなサッカーが出来ていない。それが成績に出ており、まだ3節とはいえ、現段階では、思うような結果が出ていない。松本としては、そういった現状を打破するためにホームの試合での勝率が良くない岡山との試合での勝利が、カンフル剤になる可能性高い。岡山としては、それは阻止したいし、今の勢いを維持し、勝利を目指したい。

 岡山は、チームにどういった変化をつけて、どういった戦い方を採用するか。そういった決断を毎回していかなければならないが、選手層の厚さをどう生かしていくのかというのが、最大のポイント言える。タイプの違う選手を速い段階で、起用していく事で、チームの柔軟性をより高める事ができるので、研究された時や怪我人が多発した時でも負けないサッカーが出来易くなる。そういった視点では、メンバーが早くも固定されつつある現状は、少し心配ではある。ただ、アクシデントが突然起こるもので、前節の11三村 真の欠場の時の様に変化は生まれる。そういった時だけに変化をつけるのも1つの選択肢。長澤 徹監督がこの辺りをどう考えて、松本戦での勝利を目指す布陣がどういったメンバーなの気になる所である。

 試合の方は、岡山が相性の良さを活かして勝利するのか。それとも松本が、本来の力を取り戻して、岡山に勝利するのか。岡山は、この試合も1戦必勝で、岡山初の開幕4連勝を目指して戦うのみ。松本の強力な攻撃的な選手を抑えて、安定感のある松本守備組織をどう攻略するのか非常に楽しみな1戦。

7、通算対戦成績

松本:2勝(9得点):4分:(9得点)4勝:岡山

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)

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