レビュー:2018:J2:第23節:H:vs松本山雅FC「堅守へ復調更なる強さを求めて」
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杉野雅昭
2018年07月18日 23:54 visibility358
岡山vs松本:0-0
得点者:無し
観客数:7,780人
試合会場:岡山県総合グラウンド陸上競技場(桃太郎スタジアム)"シティライトスタジアム"
1、チーム情報&評点
評価基準
良:1~5:悪
審判
主審:岡部 拓人:2.0
副審:馬場 規、熊谷 幸剛:2.5
第4の審判員:石丸 秀平
H:岡山
監督
長澤 徹:2.5
スタメン
18齊藤 和樹:2.5
19仲間 隼斗:2.0、7伊藤 大介:2.5
11三村 真:2.5、14上田 康太:2.5、15末吉 隼也:2.5、21椋原 健太:2.5
6喜山 康平:2.5、4濱田 水輝:2.5、3後藤 圭太:2.5
13金山 隼樹:2.5
リザーブ
GK:22一森 純
DF:33阿部 海斗
MF:2澤口 雅彦、17関戸 健二、10大竹 洋平
FW:24赤嶺 真吾、16リカルド・エンリケ・ダ・シルバ・ドス・サントス(リカルド・サントス)
途中交代
7伊藤 大介→24赤嶺 真吾:3.0
15末吉 隼也→17関戸 健二:3.5
18齊藤 和樹→16リカルド・エンリケ・ダ・シルバ・ドス・サントス(リカルド・サントス):3.0
A:松本
監督
反町 康治:2.5
スタメン
9高崎 寛之:2.5
8セルジオ・リカルド・ドス・サントス・ジュニオール(セルジーニョ):2.5、25前田 直輝:2.5
20石原 崇兆:2.5、6藤田 息吹:2.5、5岩間 雄大:2.5、47岩上 祐三:2.5
2浦田 延尚:2.5、18當間 健文:2.5、4飯田 真輝:2.5
1守田 達弥:2.5
リザーブ
GK:21鈴木 智幸
DF:3田中 隼磨
MF:13中美 慶哉、23岡本 知剛、32安東 輝
FW:7前田 大然、38永井 龍
途中交代
25前田 直輝→7前田 大然:2.5
5岩間 雄大→23岡本 知剛:3.0
8セルジオ・リカルド・ドス・サントス・ジュニオール(セルジーニョ)→13中美 慶哉:評価不可
2、数値評
評価基準
良:A~E:悪
H:岡山
攻撃評価:C
守備評価:B
采配評価:D
総合評価:C
A:松本
攻撃評価:C
守備評価:B
采配評価:C
総合評価:C
3、文章評
Q.1「相性が良さを首位松本に対しても発揮できるか」
A.1「相性が良いカードではあるが、ここ最近の対戦では引き分けが続いている。ただ、その中で、PKセーブなどにより、勝ち点1を守ったという試合も少なくない。そろそろ勝利をしなければ、相性良いという条件も変わりかねない。
ただ、内容悪くても結果が出る。そういった試合が松本戦では、多かったですが、内容は良かっただが、勝ち切れなかったと感じる試合でした。それでも松本の決定機は、本当に決定機でしたし、相性の良さを感じる部分は強かった。
次の対戦は、是非J1であってほしいです。」
Q.2「復調の兆しが見え見事前節勝った勢いそのままこの試合に勝てるか。」
A.2「2試合連続無失点。これが一番大きいと思います。セットプレーからの得点の多い松本に対して、しっかり守り切った。これは、収穫と言えるでしょう。ただ、松本の攻撃自体は、後ろと前が分離している部分が強く単調なものでした。
また、松本の攻守の切り替えの速さや攻守のバランス、攻守の人数。こういった部分を見る限り、守備に比重を置いている事が分かりました。
ボールを奪って攻めようと、少し間を置いてしまうと自陣のゴール前とバイタルエリアにスペースは既に無く、攻めるのが難しい。そういった状況を何度も作られていました。
このDFの仕方を最後まで崩すことが出来なかったが、バイタルエリアやサイドの1対1の攻防でのアイデアとコンビネーションプレーが見えてきた。そこは、収穫と言ってい良いと思いますし、次の繋がる引き分けであったと思います。」
Q.3「サイド攻撃が形を成してきたが、この試合でも一定の成果を上げる事ができるか。」
A.3「19仲間 隼斗がスタメンに定着して左側からの攻撃が有効になった事もあり、両サイドから攻める事が出来る様になった。21椋原 健太サイドに集中していた攻撃も左右バランスがとれて、分散する事によって、良い方向に進んでいる。
また、18齊藤 和樹と7伊藤 大介も左右で、縦横無尽にポジションをとり、スペースを遣おうという動きが、サイド攻撃が、形を成すようになってきた。
今後は、この部分に夏の補強選手を加えて、どこまで高める事が出来るかが、昇格できるかどうかの生命線となるだろう。
Q.4「補強があったが、出場機会があるか。」
A.4「最短で、次の愛媛戦からという記事を見たが、詳細は、未確認。この試合に関しては、リザーブ入りもなかった。」
Q.5「対注目選手」
「9高崎 寛之」
前半は、巧く抑えたが、後半にパワープレーという要素が重要になると目立つようになってきた。そのデュエルの強さを発揮させてしまったが、チームとしてはしっかり守った。
「4飯田 真輝」
ロングパスに対して、強さを発揮させなかった。競り合うというよりは、DFとGKの間のスペースを突くという狙いにより、スピードを突くことが出来ので、良い攻撃の形を作れた。
「20石原 崇兆」
スルーパスで完全に抜け出されたが、やはりGKとの1対1でも決めきれないという決定力の低さは変わってなかった。ただ、ゴール数自体は、高くなっていますし、運が良かった側面もある。
ただ、基本的には、そのスピードを突き破られたり、仕掛けで崩されたり、クロスを多く許したという事は無く、基本的には、巧く対応出来た。
総評
昇格争いのライバル松本をホームに迎え撃っての一戦。災害を受けて、被災者に勇気を与える事が出来るか。そういった大事な試合だった。サポーターにとっても同じで、特別なTシャツを着用し、岡山が1つになるという気持ちで、この試合に臨んだ。
結果としては、勝つことができなかったが、攻守で勝利を目指して戦った。高温の中、走り切った好ゲームでした。
さて、ポイントなる点は、上記で、少し触れましたが、攻守の切り替えの早く、ボールロスト後に、ゴール前やバイタルエリアを固めて、岡山に隙を与えず、前線の個人の力を頼りにした松本に対して、岡山は、ボールを奪ったら裏のスペースへ。良い形で前を向いたら裏のスペースへ。そういった約束事があるのか、この試合の岡山は、前線の選手が、果敢に裏を狙いゴールに迫った。その結果、松本は、難しい対応を迫られており、良い形を作れた。得点こそ奪えなかったが、チームとしてしっかり戦えたと言える。
松本にも一瞬の隙を見せた所を突かれて、決定機を2,3度作られたが、ミスキックや好守で、なんとか守り切り、スコアレスドローに終わった。
勝利こそ出来なかったが、序盤の守備が堅い岡山が戻ってきた印象が持てるので、この確かな手応えを将来に繋げて欲しい。
4、試合評
Man Of the Match(MOM):19仲間 隼斗(岡山)
Most Impressive Player(MIP):1守田 達弥(松本)
満足度(10点満点):4点
5、試合後通算対戦成績
通算対戦成績(公式戦)
A:岡山:5勝(12得点):6分:(11得点):2勝:松本:H
通算対戦成績(J2)
A:岡山:4勝(10得点):6分:(10得点)2勝:松本:H
通算対戦成績(J1昇格プレーオフ)
A:岡山:1勝(2得点):0分:(1得点)0勝:松本:H
会場別成績(岡山視点)
H:シティライトスタジアム:3勝3分0敗
A:アルウィン:2勝2分2敗
A:山梨中銀スタジアム:0勝1分0敗
6、今季の成績
勝敗(23/42)(他会場中止試合有)
9勝8分6敗(暫定9位:勝ち点35)
得失点
24得点19失点(+5)
ホームスコア(11試合:4勝6分2敗:15得点10失点)
〇:1-0×2、3-0×1、3-1×1
△:0-0×3、2-2×2、3-3×1
●:0-1×2
アウェースコア(11試合:5勝2分4敗:9得点9失点)
〇:0-1×4、1-3×1
△:1-1×2
●:1-0×3、3-0×1
得点時間帯(24得点:前半×10、後半×14)
1分~15分×3、16分~30分×3、31分~45分×4、前半AT
46分~60分×8、61分~75分×6、76分~90分、後半AT
失点時間帯(19失点:前半×11、後半×8)
1分~15分×2、16分~30分×4、31分×45分×5、前半AT
46分~60分×4、61分~75分×1、76分~90分×2、後半AT×1
ゴール(全24ゴール)
FW(6):18齊藤 和樹×1(PK右足×1)、19仲間 隼斗×4(頭2、右足1、ボレー右足1)、24赤嶺 真吾×2(左足ボレー1、PK右足1)
MF(10):7伊藤 大介×2(ダイビングヘッド1、右足ミドル1)、8塚川 孝輝×3(頭1、右足ミドル1、左足ミドル1)、11三村 真×1(左足ボレー1)14上田 康太×3(FK左足3)25武田 将平×1(左足ミドル1)
DF(6):3後藤 圭太×1(頭1)、4濱田 水輝×3(頭3)、6喜山 康平×1(頭1)、33阿部 海人×1(左足1)
GK:なし
その他(1):オウンゴール×1(足1)
アシスト(全16アシスト)
FW(7):9李 勇載×1(右足1)、18齊藤 和樹×2(右足1、右足クロス1)、19仲間 隼斗×1(左足1)、24赤嶺 真吾×3(パス右足2、クロス右足1)
MF(8):8塚川 孝輝×2(頭1、右足1)、14上田 康太×5(CK左足1、FK左足2、クロス左足1、パス左足1)、21椋原 健太×2(右足クロス2)
DF:なし
GK:なし
得点の形(24得点:流れ×10、セットプレー×14)
ボール奪取→ミドルシュート(右足)×1
パス(左足)→ミドルシュート(左足)×1
クロス(右足)→右足×1、クロス(右足)→ダイビングヘッド(頭)×1、クロス→左足ボレー×1、クロス→右足ボレー×1、クロス(右足)→頭×1、クロス→頭×1、クロス→オウンゴール×1
速攻→ポストプレー→右足ミドル×1
FK→頭×2、FK→混戦→左足×1
CK→混戦→頭×1、CK→2次クロス→頭×1、右CK→セカンドボール→ダイレクトボレー(左足)×1、左CK→頭×1、
左足直接FK×3、PK(右足)×2
ロングスロー→混戦→頭×1、ロングスロー→セカンドボール回収バックパス→左足ミドル×1
失点の形(19失点:流れ×14、セットプレー×5)
カウンター(CK)→ロングパス(左足)→ダイレクトシュート(右足)×1
左足(フリック)→頭×1、右足(パス)→右足(ミドル)×1、右足(スルーパス)→右足×1、右足(浮き球パス)→右足(ボレーシュート)×1
右足(クロスが直接)×1、右足(クロス)→頭×2、右足(クロス)→ブロック→右足(押し込み)×1、左足(クロス)→頭×2
毀れ球→ドリブル→シュート(右足)×1
CK→ショートコーナー→右足(ミドル)×1
PK×1、PK(右足)×2
右足×1、右足(ミドル)→オウンゴール×1
ロングスロー→テクニカルな繋ぎ→シュート(左足)×1
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。また、イイネ数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いています。
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