コテコテ母娘のイベリア半島旅行記~3日目・国境を越えてスペインへ!☆
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ひろ☆
2010年10月27日 17:31 visibility434
ヨーロッパは10月最後の日曜までサマータイム中。
日本との時差が1時間少なくすんで嬉しいのですが、
さすがに太陽の動きと時間にかなりのズレがありました。
フランスのルルドでは、日の出が午前8時過ぎ!Σ(・ω・ノ)ノ
スペインを西へ進むにつれて、
ますます日の出が遅くなっていきました・・・[d223]
まだ真っ暗な午前7時半すぎに、ルルドを出発。
観光バスでピレネーの山道をひた走り、スペイン国境を目指します。
約2時間半で、国境に到着!
山々には霧が立ち込めています。寒~い(>_<)
特にパスポートコントロールもなく、あっさり国境を通過しました。
約8kmにも及ぶ、長い長い長い長いトンネルを抜けると・・・
そこは、スペインだった!!!O(≧▽≦)O
抜けるような青空、照りつける強い日差し、
赤茶けた荒涼とした大地。
いかにも「スペイン」って感じです♪
国境を超えると、こんな劇的に景色が変わるものなんですね~。
峠越えやスペイン国内で、延々と前をトロい車が走ってたおかげで[d225]
予定より1時間遅れの午後0時過ぎに『ハビエル』到着。
(↑ルルドでバスの運ちゃんが優雅に茶をシバいて
出発が5分遅れた分も含むw←バスの窓からしっかり目撃ww)
ここ『ハビエル』にそびえるハビエル城は、
かのフランシスコ・デ・ザビエルが生まれ育ったお城です^^
(日本語読みではザビエルですが、現代スペイン語ではハビエル。
名前は「ハビエルのフランシスコ」ってことなんですね~)
地方貴族の息子で、パリ留学の経験もある
お坊ちゃんだったようです。
ザビエルが布教に訪れた地名が書かれています。
右側の一番下にある「AMAGUCHI」が「山口」
「MEACO」が「ミヤコ→都」のことらしい。
お城の中は博物館になっていて、
ザビエルの生涯がジオラマ展示されてました。
これは「山口」滞在のシーン。
近くのレストランで遅い昼食後、またバスで西へ進みます。
『ハビエル』から約1時間で『プエンテ・ラ・レイナ』に到着。
いよいよ本格的に「サンティアゴ巡礼路」に入りました!
北西スペインの果てに位置する町『サンティアゴ・デ・コンポステーラ』。
中世以来、ヨーロッパ各地から多くの巡礼者が訪れる場所で、
フランス国内と、スペイン国内の巡礼路は
それぞれユネスコ世界遺産にも登録されています。
ヨーロッパ版のお遍路さん、と言ったら分かりやすいでしょうか。
ここ『プエンテ・ラ・レイナ』でフランスからの複数の巡礼路が一つになり、
はるか西の『サンティアゴ・デ・コンポステーラ』へ続きます。
上の写真は「王妃の橋」。
11世紀にこの地を治めたナバーラ王の妃が
自力で川を渡る巡礼者を見て気の毒に思い、
私財を投じて造らせた橋だそうです。
当時のままの石のアーチがとてもキレイでした[d150]
ちょうどシエスタの時間で、町はひっそり静か。
お店は全て閉まってました。
私たちの足音と話し声だけが町に響きます・・・。
『プエンテ・ラ・レイナ』を出て、さらに西へ。
収穫後の小麦畑の間を黙々と一人歩く、巡礼者を見かけました。
日差しを遮るものがなにもない、荒涼とした大地。
この辺りから『サンティアゴ・デ・コンポステーラ』までは約700km。
実に過酷な旅です・・・。
このツアーに参加するまでロクに巡礼路のことを知らなかった私が、
(旅行記の内容は添乗員さんとガイドブックの受け売りばかり)
横をバスであっという間に駆け抜けて行く・・・。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、
「頑張れ!!!」と心の中でエールを送ります。
この辺りは、スペインの高級ワイン「リオハ」の生産地。
痩せた土地でも、ブドウは育ちます。
ブドウ畑がどこまでもずっと続いてました。
今回の旅で、ルルドでもスペインでもポルトガルでもよく見かけたロータリー。
町中でも交差点に信号は少なく、ほとんどこれでした。
交通量が多いと、タイミングがとれなくてグルグル回っちゃいそう(笑)
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