たしかにニシムーに助けられた所も多かったです。


勝ち点42で並ぶ、5位6位直接対決の相手、セレッソは、単なる戦力の積み上げや予算の規模では後塵を拝する事を認めざるを得ず、3シーズン前にはJ1で最終節まで優勝争いをしていたチームです。第1クールでは、その力の差を見せつけられるような悔しい敗戦を喫し、セレッソはその間、8節から18節を7連勝を含む、8勝1分で勝ち点を稼ぎ、5月が終わった時点では、広島と共に2チームが抜け出してしまうかと思われました。

しかしながら、6月の声を聞くと、オマや古橋、ジェルマーノの故障、香川の代表招集と中心選手の離脱が間断なく続き、チーム状態は悪化。連敗を重ね、今シーズンもここまでかと思われた25節、アウェイ山形戦にて、マリからレンタルで獲得した乾の活躍で完勝したものの、続くアウェイ仙台戦も、まあ及第の引き分けで、息を吹き返したかに見えたところで、広島、横浜FCと連敗後の今節。

迎えうつ、我らが湘南は、ここ5試合は△○△○△と、アウェイ引き分け、ホーム勝利のパターンを重ね、アジ、リンコンの離脱にもめげず、全員のハードワークに、菊池の活躍もあり、まあまあの調子をなんとか維持してきています。

今節を迎えるにあたり、勝ち点5差、2位山形の対戦相手が愛媛、3位鳥栖が岐阜である事から考えても、この5位6位直接対決の意味する所は非常に大きい事は、誰しも理解して挑む、湘南のメンバーは、阿部ちゃん先発に、注目の対戦相手から移籍のカレカがベンチ入りで、原竜がベンチ外に。

   石原 阿部
 望様     菊池
   坂本 田村
ノブ 斉藤 ジャ 臼井
    金永基

サブは、トモ、山口、大山、永田、カレカ。

   カイ 小松
 濱田      乾
   ジェ アレ
尾亦 江添 前田 柳沢
     相澤

サブは、相澤、藤本、平島、柿谷、白谷

朝から、雷雨が予想された平塚競技場周辺ではありましたが、直前に少しぱらついたのみで、天気は曇り。気温は、最近の暴力的な暑さは一段落し、早くも秋を感じさせる夕刻、19:04にキックオフ。

お互い、この試合にかける思いが玉際に表れる激しい立ち上がりでしたが、どうもピッピ、ピッピと笛が良くなっていて「あ゛、そういえば主審確認してなかった・・。oちゃん、今日の主審だれ?」「聞かない方がいいっすよ」「ひょっとしてニシムー?」「わかってんぢゃないすか」「いや、あの笛のリズムからして悪寒が背筋を走っていたので・・」などと会話をしているうちに、小松、ノブ、乾と、景気良くカレー券が振る舞われます。

おまけに、この日のセレッソは、ゲーム立ち上がりこそ、出足鋭いプレーで、シュートシーンなどもありましたが、ニシムーの笛にリズムを崩されたか、次第になんでもないパスミスを繰り返すなど、集中を欠くプレーが散見されはじめます。私的には、「ん゛〜、こ、この展開は不味い、相手の高度な作戦=だめなプレーで相手を油断させて、その隙をつくという超高等戦術(札幌等が得意とする戦術)にやられる可能性がある、だ、騙されてはいかんんん〜!」と声を張り上げます。

ところが、その乾のファウルから、雄三が左サイドではっていた望様にボールを繋ぐと、割と高い位置だったにも関わらず、自らの戦術にはまったか、セレッソは、望様をドフリーに。歴戦の猛者が、このチャンスを逃そうはずもありません。

多少距離はありましたが、そのままネットインするのでは思われるような鋭いクロスを送り込むと、嗅覚鋭い石原が、GK手前で、これを絶妙にそらして、大事な一戦の大事な先制点を奪い、雄三第2子、トモ第1子を祝う盛大なゆりかごダンスがベンチ前で繰り広げられます。

得点後も展開優位な状況の中、10分後には、セットプレー崩れ、エリア内の混戦から石原が2点目を叩き込み、展開優位をスコアに反映させたまま、時間が進むと、神経質な西村主審の笛にイライラを募らせるセレッソの面々は、前半だけで4枚のカレー券をもらうことになり、通訳退場のおまけつきで、後半に。

ちなみに、西村主審の笛は、いつものように攻守のリズムを切るものではありましたが、特段にうちに有利と言うよりは、ボール運び展開が不利な方に不利に吹かれるというわかりやすいものでしたので、実際後半柿谷が入ってからは、嫌な位置でうちのファールがとられる事も多かったですので、褒められたものではありませんが、許容範囲という意味では問題なかったと思います。

さて、言わずと知れた2点差リードの難しさ。後半頭から、気合いを入れ直したセレッソの選手達の前に、開始10分ほどは押し込まれる展開が続きますが、この日は平塚競技場のブーイングを一身に受けて左サイドで奮闘していたオマが、深い位置への侵入時に負傷してしまい、平島に交代。ちょっと時間のかかりそうな負傷のし具合でしたが、元気に左サイドを駆け上がってこそ、ブーイングのしがいもありますので、しっかりと直して復帰する事をお祈りしてます。

前にも触れましたが、残り25分でセレッソはCBを切って柿谷を投入し、アレーをCBにダイヤモンドの4-4-2で打開を図りに来ます。

   カイ 小松
     柿谷
 濱田      乾
     ジェ
平島 アレ 前田 柳沢
     相澤

両SBも結構高い位置にはって、2バックのようなパワープレーで、柿谷、乾、濱田、ジェルマーノと、ボールを持てる選手が揃い、ポゼッションを握られる時間帯が続き、残り20分で望様から大山、残り15分で阿部ちゃんからカレカと、運動量と相手DFにプレッシャーをかける交代策で、攻めるセレッソ、カウンターの湘南の構図を作りだします。

残り10分で、この日はほぼ制圧していた右サイド、臼井が低い位置ながらも、ボールカットに成功し、スピードでDFを振り切ると、中央で待つカレカに絶妙のタイミングで浮き気味のボールを通し、カレカはGKと1vs1に。プレーを見つめる全員が時間が止まったように感じた間合いから放たれたシュートが、マウス右側ポスト際から吸い込まれ、勝負を決定づける3点目を奪ったのでした。

同じようなシーンで外した助っ人外人がいた事もありますし、カレカ自身が、出場機会にも恵まれなかった自分をクビにしたチームから奪ったと言うこと、湘南のメンバーとして初めて出場したゲームだった事からしても、この3点目が決まるか、決まらないかは非常に大きかったように思います。

残り5分でお疲れ様の、菊池から永田への交代も適切で、そのまま3得点、無失点という、開始前には望外の結果を手にすることができました。それにしても、菊池は「湘南のファンタジスタ」の称号も、試合毎に相応しくなっていくように思います。しかも、ファンタジスタ的でもあり、アタッカー的でもあり、これで高校二年生なのですから、末恐ろしい・・・。既に、J1のサポ仲間からもチェックされていますので、強奪されないようあらゆる手立てを講じないとなりませんな。

第3クール開始の31節がお休みとなりますが監督も言っていたように、しっかりと休養をとり、2週間後、ベアスタに、去年失った勝ち点を取り戻しに行かねばなりません。
























































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