自分の信念


前日の三ツ沢、横浜FCと仙台の試合が引き分けだった事により、勝ち点67の仙台に対し、この試合が始まる時点で62の湘南は、勝つことより、2差まで詰め寄るはずだったのですが、チームの現時点の力の差をまざまざとみせつけられ敗戦で、入替戦内順位である3位仙台との差は、5のまま、今シーズンは残り2試合を残すのみとなってしまいました。


現地情報では、練習中に再発した怪我で帯同出来なくなったトゥットを欠いた湘南のメンバーは、アジを先発に望をサブに、鎌翔先発。面子的な修整は2枚ですが、どうもバクチモード。


   石原 原
 アジ     菊池
   坂本 雄三
ノブ 斉藤 ジャ 鎌翔
    金永基






サブは、トモ、山口、望様、源気、阿部ちゃん


対するセレッソは、カタール帰りの香川スタメンが当たり前のようですが、シーズン終盤に来て選手の特徴とその活かし方の難しい方程式を、ようやく解けてきたように感じられる絶妙の配置である、3-6-1の布陣。


    小松
   香川 乾
ジウ      酒本
   ジェ 濱田
 藤本 羽田 前田
    相澤







開始早々こそ、ラッキーな判定で得たPKをアジが決めてくれたので、2点目を早い時間に奪えば、一方的な試合にすることも可能だと、必死の応援を続けておりましたが、前述のように、対4-4-2には絶対優位性があるかのように見えた、布陣的相性の悪さからか、2シャドーに、1topのみならず、両SHにも自由にボールを回されてしまい、ピッチのあちこちで数的不利が発生し、追加点どころでは全くない時間が続きます。


ゲーム中に、システム的な問題や、対面する選手との相性で展開不利になったときに、その形勢を逆転することがほとんどできないのが、今シーズンの我らがベルマーレの、それほど多くは無いと言いつつ、致命的な弱点でもあります。


もともと、守備があまり得意ではないジウトン、酒本、濱田に、前2枚のテクニシャンがからんでボールキープの時間を多くし、なおかつ、個々の技術が、前への推進力となって湘南へ圧力をかけ続けていた事は、敵ながら天晴れと思ってしまいました。そして、そのセレッソの攻撃に対して、有効な手立てがほとんど打てない湘南の戦術にも、大きな疑問を持ちながら、時間が進んでいきました。


無為にバイタルでのFKやCKを与え続け、精神的頑張りと、この日はあたっていたヨンギのスーパーセーブで凌いでいた守備の決壊が、前半残り15分ほどでしたか。あまり見たことのない軌道と速度のFKを酒本に決められ同点。後半、入りの時間に、前半の逆のように、やや弛緩した時間をつかれ、DFの人数は十分に揃っている中から、ハーフウェイ近くからの香川の単独ロングドリブルからのシュートを決められビハインド。


試合としては、その後の菊池→望様、原竜→阿部ちゃん、鎌翔→源気と、期待を込めたカードを切ったものの、流れをかえるには至らず、あっという間に試合終了。笛を聞いた瞬間に全身の力が抜け、立ち上がることもできませんでしたが、ブーイングと怒号の嵐の中、這うようにスタジアムを抜け出し、現地反省会を行うことはできましたが・・・。


これはもう、ヒジョーに厳しいという修飾子では表現しきれない状況ではありますが、辛い状況、厳しい状況であればある程、サポーターはチームを、選手をサポートしなくてはならないと言う、自分の信念に基づき、残りの試合を少しでも盛り上げるように頑張って行きたいと思います。

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