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2016 J1昇格プレーオフ準決勝 松本 1-2 岡山 ＠アルウィン




【Ｊリーグ通算対戦成績】　岡山　４勝２分２敗　得点８　失点８
前回対戦成績　２０１６年１０月８日　Ｊ２第３５節　松本１－１岡山＠アルウィン

【岡山視点による雑感】（PA：ペナルティエリア）
スタメンは、前節ホーム群馬戦（３△３）から１人入れ替え
WB加地→CB片山（２試合ぶり）

気温は１０度以下。雨は激しく降り、防寒対策は十分だったが、
それでも寒く感じられた１１月末のアルウィン。

岡山ボールでキックオフ。ファーストシュートは、岡山。前半２分、FKのこぼれ球を
拾ったDH矢島の左足ミドルは枠を外した。その後、ペースを握ったのはホーム松本。
出足が良く、サイドを起点に人数を掛けて、岡山陣内に攻め入り、お得意の
セットプレイなどで、明らかに得点を奪いに来てた。
一方、岡山は前線３枚だけで攻撃を完結させ、是が非でも得点を奪いに
行っているようには見えなかったが、逆にこれが奏功し、前半２３分、岡山が先制。
左サイド自陣深くからWB三村が左足でロングフィード。センターサークル付近で
CF赤嶺が最終ラインの裏へ頭で反らすと、飛び出したOH押谷がGKダニエル選手の
位置を見て、PA手前から右足を振り向くと、ゴール左隅へと突き刺した。
パス２本でフィニッシュに繋げた電光石火の一撃。
４日前に第一子が誕生したOH押谷を、チームメイトがゆりかごパフォーマンスで
祝福していたみたいだが、喜び過ぎて、ピッチを全く観てなかった（笑）

その後は、松本がボールを握るも、人数掛けてゴール前を固めた岡山守備陣は
ゴール前への侵入を許さず、クロスは弾き返し、１点リードを保ったまま前半折り返し。

後半、ギアを上げたのは松本。浮き球ではなくグラウンダーのクロスを増やして
攻め込むようになり、後半５分、MF工藤選手のシュートが左ポストを叩き、
こぼれ球をMF飯尾選手、MF工藤選手、立て続けにシュートを放つも
GK中林の体を張ったストップに阻まれるも、スコアが動きそうな気配がしてきた。
交代カード１枚目を最初に切ったのは松本。後半２０分、MF宮阪選手を投入し、
精度の高いプレスキックを披露し、岡山ゴールに何度か迫ると、後半２９分、
岡山は耐え切れず、ついに失点を許してしまった。右CKから与えた左CKを
MF宮阪選手が右足で速いボールをゴール前に入れると、GK中林の近くにいた
MFパウリーニョ選手が一瞬フリーになり、頭でボールの方向を変えて、
ゴール右隅へ決めた。
松本の得意なセットプレイからの失点は悔しいが、MF宮阪選手が投入された時点で
覚悟はしていたので、凹むようなことはなく、次の１点を取ればいいんだと
切り替えは早く出来て、声出しを続けてました。

同点に追いつかれた岡山は、FW豊川、FW藤本を投入し、カウンター主体に
攻め込み、徐々に流れを引き戻していく。
CB岩政を前線に上げてパワープレイに打って出るが、決定機までは行けず。
アディショナルタイムは４分。このまま引き分けだと敗退となる岡山は、諦めず、
ゴールへの向かうと、今季４１試合先発出場で４得点のあの男が、値千金のゴールを
決めてくれましたよ。
自陣右サイドからGK中林がスローイン。ライン際のWB澤口が左足で中へパス。
CB篠原が右足でロングフィード。DF後藤選手に頭で跳ね返されるも、
右サイドからWB澤口が左足で松本陣内中央へ流すと、DH矢島が左足で浮き球の
パスを前方へ送ると、OH豊川が頭でペナルティーマーク付近に落とすと、
CF赤嶺がGKダニエル選手との１対１を左足で冷静に流し込み、ゴール中央へ
ゆっくりと転がっていった。
中林のスローインから、澤口、篠原、澤口、矢島、豊川、ゴールを決めた赤嶺まで
６人連続ワンタッチプレーによるファジらしい劇的なゴールだった。
その後、数分間の松本の猛攻を凌いで、最後まであきらめることなく戦い抜いた
岡山がＪ１昇格プレーオフの決勝へ進んだ。


「雨の中の死闘」岡山が制す。

松本の得点がもっと遅い時間帯なら違った結果になっていたと思うが、
長澤監督、岩政が試合後にコメントした通り、試合終盤（残り１５分くらい）を
１点取れば勝ち上がれる状況で迎えるプラン通りの試合運びが出来たことが
勝因だったんだと思います。
雨も味方につけ、狙い通りの展開になったことで、残り時間、選手全員が
パワーを出して、ゴールをこじ開けることに成功したってことだろう。

リーグ最終戦、１万９０００人を飲み込んだアルウィンに１万２０００人しか
動員出来なかった時点で、松本の負けが決まっていたのではなかろうか・・・。

一方、ファジサポは、選手のウォーミングアップ前に行なったコンコースでの
決起集会から試合終了まで、アウェイゴール裏は非常に雰囲気が良く、
同点にされても落ち込むことなく声援を送り続け、１点奪って、勝ってくれそうな
空気感に満ち溢れてましたよ、マジで。


次は、Ｊ１昇格プレーオフ決勝　１２／４（日）１５時３０分～　アウェイＣ大阪戦
メデジンの悲劇で、Ｃ大阪はモチベーションが相当上がっているらしいが
この一戦を落としたら、もう２度とＪ１昇格のチャンスが無いと思うので
ファジアーノ岡山は、死ぬ気で戦い、勝利を掴んでくれ！！


【遠征記と写真諸々】
５度目のアルウィン。
３時起床。３時半過ぎ、自家用車で家を出て、岡山駅近くのコインパーキングに
駐車（１日８００円）　徒歩で４時過ぎ、岡山駅前の集合場所到着。
５時過ぎ、バス５台（約２００名）で出発。１３時１５分過ぎ、アルウィン到着。

１３時半、開場してましたが、並ぶのが嫌なので、昼食、取ってみた。
肉スタ丼（600円）、アクエリアス ビタミン（160円）　

前回（１０／８）と同じ物だけど、今回は山雅ビールは封印しました。
雨降る中、アウェイ入場ゲート近くの倉庫の屋根の下で、１人寂しく食べました。

毎回披露されるアウェイサポーターへの松本山雅さんのおもてなし


Ｊ１昇格がかかった大事な一戦なのに、この気遣いには頭が下がります。

机の上にはぬいぐるみが・・・。

寒かったので、うどん（500円）も食ってみた。めちゃくちゃ、美味く感じた。

Ｊ１昇格プレーオフ セミファイル


こ、これを生で見たかったんだよぉー。



選手入場前のメインスタンド


選手入場前のホームゴール裏


選手入場前のバックスタンド


選手ウォーミングアップ中のアウェイゴール裏（下～中段）


自分の観戦ビュー（倍率１倍）



アウェイゴール裏へ選手整列



記憶が定かではないが１８時１５分過ぎ、バス出発し、予定より３０分遅れの
２６時頃、岡山到着。
バスの中、もっと盛り上がるのかと思いきや、いつものバスツアーより、
ちょっと騒がしかっただけでした（涙）


ファジサポ歴８年目。
２５０試合以上、現地観戦した中で、文句無しの過去最高の勝利でした。

スニーカーに浸み込んだ雨の冷たさと、アウェイゴール裏の熱気が
白い湯気となり、靄がかかったような光景は、一生、忘れないだろう。


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