サッカー風に書くと・・・

  • 部長
    2014年02月11日 19:56 visibility108

それは寒い日のナイターゲームだった。


 


グラウンドに最初に到着したのは、私とNだった。
その日のグラウンドは、私には馴れ親しんだ四ツ谷のグラウンドでした。
ここのグラウンドは、私にとってはホームグラウンド。


 


天然芝でもロングパイルの人工芝でもないが、グラウンドキーパーの手入れが行き届いたすばらしいグラウンド。


 


この日のコンディションも申し分ない。


 


さて、私とNは二人で基礎練習から始める。
もちろん基礎練習には集中しながらも近況を話し合う。


 


私「どう、新しい職場には慣れた?」


 


N「まだこれからですよ。」


 


私「そっか。職場はどこなの?」


 


N「溜池山王です。」


 


私「そうなの?俺の職場は赤坂見附だから真横じゃん。今度、昼飯行こうよ。」


 


N「いいっすよ。」


 


そんな会話をしながらもしっかりと練習を行う。


 


すると、グラウンドの入口からおそらく相手チームと思われる選手たちが入ってくる。


 


『これが今日の相手か。』


 


私とNに一瞬緊張感が走る。


 


相手もコート等を脱ぎ、グラウンドに入ってハーフコートでアップを始めます。
私達もグラウンド脇ではなく相手の対面のハーフコートに入ります。


 


ここではもちろん紳士的に


 


私「はじめまして。」


 


対戦相手「あっ。はじめまして。」


 


軽く会話をしながらも、お互いの緊張感は拭えない。


 


既に集合時間は過ぎている。
しばらくして私達のチームのTがグラウンドに現れる。
NとTは同じチームではないが面識はある。
お互いに軽い挨拶をします。


 


続いて、私達のチームのKが来ます。


 


Kは私のIT業界時代の先輩。


彼には公私共にお世話になっています。


 


Kについては私のブログでおそらく後述することもあると思うので割愛しますが、私が本当に困っているときに助けてくれた先輩である。


 


Kさん、私が寝たきりになった時、本当にありがとうございます。
毎日忙しい中、病院に来てくれたこと、忘れません。
毎日、本当に不安でした。


 


「もう、立つことはできないのか?」


 


「もう、歩けないのか?」


 


そんなことを自問自答することは、普通はないですよね。


 


 


 


 


 


そして、いよいよ試合開始の時間を迎える。
キックオフです。


 


この時点では相手の代表の方はいません。


 


ゲームの序盤は、どちらにゲームが転がるともいえない状況です。
Kさん、Tさん、N、そして私。
私以外は全てのメンバーと初対面ということもありやや連携がうまく行っていないような印象です。
しかし、私はこのメンバーで行くことを決めました。
仮にこのメンバーで勝てないのであれば、選手起用を考えた私の責任です。
が、肝心のキーマンが来ません。


 


ゲームも30分は過ぎた頃でしょうか。


 


相手チームの代表がようやくグラウンドに登場します。
そして、そのままフィールドに入ってきます。


 


続いて当チームの攻守の要であるミツが遅れて現れます。
そのままフィールドに入ってきます。


 


ここからゲームは一気に当チームに流れがうつります。


 


ミツは圧倒的な運動量、そして卓越した技術で相手を圧倒していきます。
同じチームのメンバーも初めて見る彼のプレーに衝撃が走ります。


 



 


 


これがミツと一緒にプレーした人間が最初に感じる感想です。
もちろん私もそうでした。


 


彼のプレーは相手チームの人間ですら魅了します。


 


しかしサッカーは個人の能力だけで勝てるスポーツではないです。
決め手を欠いてしまい、得点を奪うことはできません。


 


ゲームは前後半で終わることもなく、延長に突入しました。


が、結果はそのままドロー。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


以上、金曜日に行われた合●ンをサッカー風にアップしました。


 


今回も最後までご覧になっていただきましてありがとうございます。

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