通常のイベントを行うことが日本が大丈夫というメッセージになる((3/19,212664,野球5,総合12)

電力不足を理由に,文科省がナイター開催にまったをかけ,選手会の声明でも開催する場合の条件を示すなど,球団・選手会の間で歩み寄りが認められるのは喜ばしいことです.よい着地点が見つかることを願っています.

 私の考えとしては,気持ち」以外の点で,試合できる環境が整えば試合はすべきというものですから,電力不足も含めて,物理的条件が整わなければ試合をする必要はないと思います.あるいは,デーゲームでやるのか,デーゲームでやるにしても,東京Dのような電力が必要な球場以外でやるのかといった選択が模索されるでしょう.

・この後の話は,開催日とは関係ありません.

物理的な条件が整えば試合をするということは,逆に言えば,その試合を行っている地域は「物理的に大丈夫だ.」というメッセージを発することになります.このメッセージは,国内もさることながら,国外に対するメッセージとして重要だと思います.


 東北と関東,東日本と西日本の区別もつかない人が大半である海外の人の日本への不安が,リアルタイムで株価の暴落を生むというのが,今の日本経済と世界との関係です.日本政府が「日本のどこそこは大丈夫」と100回言うより,その地域でプロ野球の試合が開催される方が,よほど説得力があります.横浜市長が「・・プロ野球が開催されれば、海外の方も安心する。日本の力を見せて欲しい」と言っているのは重要な指摘でしょう.



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