2013年10月の秋季教育リーグでの巨人選手(主に2軍)のMVP

 完全に時期を逸してしまいましたが,2013年秋季教育リーグ(みやざきフェニックスリーグ)が10月7日~28日に開催されたので,そこでの選手評価です。巨人は,日本プロ野球2軍のチームや韓国プロ野球および四国アイランドリーグ選抜と14試合行い8勝4敗2分という成績でした。

ポイント上位者

・先発投手

 今回での注目点は,笠原に加えて,一岡・土田(育成)といった,主にショートリリーフで使われてきた選手を先発させていることです。澤村がリリーフに回ることでショートリリーフが余る一方,ロングリリーフや先発が手薄になることを考慮してのことと思います。一岡は派遣されたプエルトリコのウインターリーグでも先発をやっています(http://www.giants.jp/G/column/36174.html)。二人とも2度先発して,その内一度は合格といえるピッチング(3回なら1失点以下,6回までなら2失点以下)をしています。本来,二人ともショートリリーフ向きだとは思いますが,贅沢はいってられないので頑張るしかないでしょう。先発では江柄子が2度先発して2度とも結果をだしました。一岡と一緒にウインターリーグに参加しています。

 故障明けの松本竜が先発して好投し話題になりましたが,2度目の先発では打ち込まれました。同期の今村が,プロ初勝利をあげ,日本シリーズでも活躍したので松本竜にも奮起してほしいところです。1軍でプロ初勝利をあげた阿南が,先発で1度,リリーフで2度登板し,いずれも好投して貫禄をみせました。1軍での1勝が大きな自信になったように思えます。今年のオリックスとのトレードで,東野・山本と交換に,香月とともに来た選手で,率直にいって全然期待していませんでしたが,来季はかなり期待できそうです。

先発投手MVP:江柄子

・リリーフ投手
 田中太と田原が4試合で4ポイント。ずっと不調だった田中太(宮國と同期)がフォームを戻してようやく調子を戻してきたようです。左では星野・柴田(育成選手)が5試合で4ポイント。星野は,契約更改で「高木京を引きずりおろす。」という決意の言葉を述べましたし,柴田は山口が自主トレでサポートするようです(http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20131111-OHT1T00223.htm)。共に,ポスト山口を目指して頑張ってほしいところです。その他,久保が2試合に投げて2ポイントでした。来年が勝負の年になると思います。

 リリーフ投手MVP:田中太


・捕手
 鬼屋敷(22才)が6試合でマスクをかぶって8ポイント,河野(22才)が8試合でマスクをかぶって8ポイント.この二人とドラ1の小林(24才)が,ポスト阿部を目指すことになると思います。とりあえずは,加藤・實松を追い越さないとね。

 捕手MVP:鬼屋敷

・野手
 藤村が19ポイント,横川が17ポイント,大累が15ポイントと,今季期待を裏切った選手たちがそれなりに結果を出しました。3人とも危機感をもっているのでしょう。立岡も15ポイントで頑張っています。

 野手MVP:藤村


全体として
 投手では,来季の巨人は,投手では先発枠とロングリリーフ枠があいています。また,谷・小笠原が抜けるので,若手野手のチャンスも増えます。巨人の場合は,若手が結果を出さなければすぐに外部補強に走るので,今オフ~来春キャンプで
若手選手は必死で努力して成長して欲しいと思います。
 
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