ボウカー獲得について(1/15, 280,094,野球5,総合11)
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元大阪爺
2012年01月15日 18:34 visibility245
ボウカーは1983年生まれで,2012年末で計算すると29歳.外野手登録だが1塁も守れる左打ちの強打者タイプの選手のようだ.去年は主に3Aでプレーし,打率3割,15本塁打,76打点とのことである.年俸は6000万円ということらしいから,格・年齢・契約金額から考えて,昨年のライアルやフィールズ獲得の意図と同様だろう.つまり,「若手の蓋」ではなく「若手の壁」としての位置づけで,清武路線の踏襲である.率直に言って,この程度の選手(メジャーの1軍半レベルの選手)を抜けないようでは,巨人のレギュラーポジションは取れないという意味の「壁」である.
ボウカーが入る以前の外野手と1塁手の巨人の布陣は以下の通りであった(2011年11月29日の日記と,12月16日の日記参照)..
レギュラー 対抗 控え
1塁
小笠原(39) (亀井 ) 田中大(24)
(高橋由)
外野
長野(28) 谷(39)
高橋由(37) 鈴木(34) 隠善(28)
矢野(32) 加治前(27)
橋本(22) (田中大)
松本(28) 大田(22)
亀井(30)
昨年の小笠原の成績は「83試合,314打席,打率.242,5本塁打,20打点,出塁率.315」に過ぎない.高橋由も「95試合,301打席,打率.246,15本塁打,37打点,出塁率357」である.もちろん,ファンとして復活は期待したいが,年齢や高橋由の腰痛を考慮すると「不動のレギュラーとしては,あてにはできない」と判断すべきだろう.他方,高橋由・小笠原の本来の実力(3割・30本塁打・100打点相当)に比較して,(昨年の,原さんの起用法のまずさをとりあえず棚上げにすれば)対抗や控えの選手の実力不足は明らかであり,ここに外部補強の選手をいれるのは理にかなっていると考える.
フロントや原監督のイメージとしては,小笠原と高橋由の二人でレギュラー一人分ということではないだろうか?それに長野を加えて,1塁と外野の4ポジションのうち2枠が埋まり,残り2枠を,ボウカーと対抗・控えの選手で争うことになる.
問題は,原監督の起用法であろう.当初はボウカーを優先起用するにしても,ボウカーが駄目とわかった時点で2軍も含めた若手にきちんと目がいくかどうかである.原監督は,自分が見た選手しか信用しないので,若手にとって勝負は春のキャンプのみということになる.
もちろん,ボウカーが化ければ,それはそれで喜ばしいことと考える.巨人が自前で発掘し成長させた外国人選手については,生え抜きと同等の評価を私は与えたい.
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