巨人の2013年度選手人件費総額:約42億円(推定)

坂本と長野の契約更改が終了し,支配下登録選手67名,育成選手13名の合計80名中78名の契約更改が終了しました.残りは,マシソンと林です.マシソンについては,情報が入ってきませんが,首脳陣の話を聞く限りは,来季の残留が前提なので,すでに契約更改は終了しているのか,もともと2年契約だったのかもしれません.林については,情報が入ってきていないだけのように思います.

 今まで報道されている上記78名の契約金額を合計すると約41億円,マシソン(今季は8千万円(100万ドル?))と林(今季500万円)については,合計で約1億円程度と見積もると総計約42億円ということになります.

 同様の方法で推定した巨人の選手人件費の推移は以下の通りです.

年   :金額    金額増減の主な理由.
2007年:46億円
2008年:53億円 ラミレス・クルーン・グライの加入
2009年:46億円 上原・二岡の流出と清水の戦力外.
2010年:49億円 前年の優勝・日本一で増加
2011年:40億円 李・クルーン・豊田の戦力外
2012年:39億円 ラミレス等の外国人大量戦力外と村田・杉内・ホールトンの加入
2013年:42億円 優勝・日本一で増加

年俸6億円だった李が抜けた2011年以降は40億円前後で選手人件費は推移しています.2007年~2010年についても,韓国TV局からの収入があることによって成り立っていたと考えられる李の6億円を除くと40~47億円で,最も多かった2008年を除くと40-43億円でした.したがって,選手人件費の上限は43億円程度ではないかと考えられます.

 となると,すでに42億円に達している以上,外部補強に使えるお金は1-2億円程度ということになり,イチロークラスの選手(年俸5億円以上)にはとても手がでませんが,年俸2億円以下の選手なら,かろうじて獲得可能ということになります.福留選手の作った(?)松井秀の相場:年俸1.5億円というのは,妙にぴったりきますね.

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