巨人2-5阪神,宮國・笠原が打たれる一方,能見投手を打てずに完敗.今季初登板の一岡は合格点か・・

先発:宮國は,前回の阪神戦では成功したストレート主体のピッチングで1-2回を0に抑えるも36球を要した.3回は新井良選手の犠牲フライで1点とられ,4回も西岡選手に犠牲フライで1点とられて同点に追いつかれる.続く大和選手にもヒットを打たれ4回2死1・2塁のピンチで83球投げた所で笠原に交代した.内容的には悪いなりにも2点に抑えていたのでKOされての降板というよりは,ロングリリーフ要員(つまり7番目の先発要員)の笠原との比較をしようとしての交代のように思える.宮國は3回2/3を投げて8安打2三振2四球で2失点.

 笠原はその回は抑えたものの,5回と6回にそれぞれ本塁打を打たれて2-4と勝ち越され,更に,2死1・2塁のピンチを招いて一岡と交代した.笠原は2回を2安打(2本塁打)3三振2失点.
 一岡(今季1軍初登板)は6回のピンチを抑えたものの,7回に1点を失い8回は3者凡退に抑えて8回裏に代打を出されて交代.2回1/3を2安打1三振1四球で1失点.
 9回は高木京で,1回を1安打無失点.

 ということで,4回以降は,勝ちパターンのリリーフ(マシソン・山口・西村)を使わなかった.無理に勝ちに行くのではなく,笠原に加えて一岡のテストもしたという所だろう.
 宮國は,阪神にずいぶん研究されている印象で球数を投げさせられピンチの連続だったが2失点に抑えた.笠原は,2回を2安打に抑え,3三振と球威のあるところを見せたが,制球の甘さから2本塁打を許した.6番目の先発としてどちらが上かと言われれば,かろうじて宮國という所だろう.宮國の模索は続いている.

 一岡は,福田が抜けて適任者がいないロングリリーフのテストということだろう.今季初登板ということも考慮して合格だと思う.今後,楽しみである.本当は,キャンプ~オープン戦で先発も経験した高木京をロングリリーフにすればよいと思うが,山口をセットアッパーに固定した分,自在に使える左をもう一人確保しておきたいのだろうね.

 打つ方は,1,2回に能見投手から2点をとったが,それ以降は1安打と沈黙.今年も能見投手には苦労しそう.


 

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