2013年6月の個人的月間MVP(巨人1軍)

 2013年6月の個人的月間MVPです.ポイントの付け方については,3月25日の日記3月27日の日記をご覧ください.ただし,先発投手に関しては,5回以上投げることを3月25日の条件(その試合の防御率4.5以下)に加えました.

6月の1軍試合数は19試合.チーム成績:12勝7敗でした.

ポイント上位者
・先発投手
 杉内・澤村・菅野が4試合に登板して,それぞれ4ポイント.成績は、杉内が3勝1敗で防御率1.88,沢村が2勝1敗で防御率0.57,菅野が2勝1敗で防御率2.86.内容で澤村,勝ち負けで杉内だが,杉内が24回(1試合平均6回)しか投げていないのに対し,沢村は31回2/3(1試合平均8回弱)投げていることを考慮して,澤村を成績上位とする.

 先発投手MVP:澤村

・リリーフ投手
 西村が9試合で9ポイント(1H5S,防御率0.00!),マシソンが8試合で8ポイント(1勝2H,防御率0.00!),山口が8試合で8ポイント(1勝5H,防御率0.00!),笠原が6試合で6ポイント(0勝0敗,防御率0.90),青木が4試合で4ポイント(1勝0敗,防御率0.00!),高木京が5試合で4ポイント(0勝0敗,防御率8.31).高木京の防御率が悪いが,5試合登板して唯一失点した試合(中日戦)で4失点したためである.総じて,交流戦や交流戦後の休みで日程的に余裕があったためか,リリーフは総じてよい成績であった.西村・山口で内容・成績とも甲乙つけがたいが,より厳しい場面で抑えている山口を上位としたい.ただ,個人的には青木投手の勝ち投手となったピッチングが,今月のリリーフ投手の登板ではもっとも印象的だった.

 リリーフ投手MVP:山口

・打者
 阿部が54ポイント(打率309,出塁率375,本塁打7,打点19),坂本が40ポイント(打率257,出塁率345,本塁打1,打点6,盗塁4),長野が37ポイント(打率250,出塁率302,本塁打2,打点7),ロペスが34ポイント(打率409!,出塁率509,本塁打1,打点6),亀井が33ポイント(打率260,出塁率304,本塁打0,打点7).阿部が引き続き打線を引っ張った.ロペスは,故障のため19試合中14試合にしか出れなかったが,打率4割以上,出塁率5割以上とすばらしい成績を残している.故障欠場がなければ,リーグの月間MVPにも選ばれた可能性があるだろう.残念だ.

 打者MVP:阿部


全体として
・阿部はシーズンスタートから3ヶ月連続受賞で,このことからも今の巨人が阿部のチームであることが改めてわかる.
・6月に入って澤村に代表されるように先発投手が立ち直ってきて,リリーフは引き続きよかったので5つの勝ち越しにつながった.打線も2割7分(過去3ヶ月で最高)とよく打ったが,本塁打が14本と過去3ヶ月ではもっとも少なかった.結局,得点も過去3ヶ月で一番少なかった.ランナーを出す割に点が取れないというのが,6月の巨人の傾向だったわけである.
・7月はオールスター前に阪神と甲子園で6試合あり,これが一つのポイントとなるだろう.投手は落ち着いてきたので,野手陣がしっかり打って守って7月を乗り切ってほしい.
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