今は巨人の1軍にはいない,過去のドラフト上位獲得選手

7/10の日記の続きです.



まずは復習から



7月9日現在の巨人1軍登録(生え抜き)選手のドラフト年・順位は以下の通り.



2012年:1位:菅野

2011年:4位:高木京

2010年:1位:澤村,2位:宮國

2009年:1位:長野

2008年:5位:笠原

2007年:高校生3位:中井

2006年:高校生1位:坂本,大学・社会人6位:寺内

2005年:育成1位:山口

2004年:4位:亀井

2003年:自由:内海,2位:西村

2002年:6位:矢野

2001年:なし

2000年:1位:阿部

1999年:なし

1998年:3位:加藤

1997年:1位:高橋由

1996年:4位:鈴木尚





上記に出ていない,1996-2012年の巨人のドラフト上位(2位くらいまでの)選手



2012年:

  2位:大累(大卒1年目野手)

   打撃は非力だが,守備・走塁は即戦力と言われたが,守備・走塁もプロの壁にぶち当たっている.まだまだこれからでしょう.



2011年

 1位:松本竜(高卒2年目左投手)

 先日,肋骨手術を受けました.復帰時期は未定です.故障の箇所は違いますが「辻内二世」への道を着々と進んでいるようで恐い.舎人さんの新たな熱愛対象候補.



 2位:今村(高卒2年目左投手)

 去年は2軍でノーヒットノーラン.今年は1軍のオープン戦に登板.現在,2軍だが2軍のローテーションに入って4勝3敗.防御率5.26はいただけないが,高卒2年目としては順調か.



2009年

 2位:鬼屋敷(高専卒4年目捕手)

 打撃に特色があるものの守備に課題.今年,はじめて1軍の試合にも守備で出場した.同期の市川・河野とともに,当面は,1軍の第3捕手争い.捕手というポジションも考慮すればまずまずの成長ぶり.



2008年

 1位:大田(高卒5年目野手)

 去年の終盤に花開いたかと思ったがまた閉じてしまった.アウトコースのスライダー系の球に極端に弱いという弱点を克服できない限り,1軍定着は難しい.競り合ってきた中井に抜かれた上に,高校時代のライバルの坂口も入団してきた.尻に火がついた感じで「坊ちゃん気質」の方も克服できるか?



 2位:宮本(高卒左投手)

 1軍にあがることなく2010年オフに育成降格.2012年オフに退団.ちなみに,2008年ドラフトでは宮本(2位),斎藤(3位,右投手,2012年オフ退団),笠原(5位)と3人の高卒投手を指名・獲得したが,順位が最も低かった笠原が生き残った形になっている.



2007年

 大学社会人1位:村田透(右投手)

 巨人では1軍登板無く2010年オフに戦力外(1位で3年で戦力外というのは巨人では極めて異例).アメリカのマイナーリーグで頑張っているらしい.

 高校1位:藤村(高卒6年目)

 4年目の2011年にセカンドのレギュラーにほぼ定着して盗塁王獲得もその後伸び悩んで現在に至る.非力な打撃と不安定な守備の改善が必要.



2006年

 大学社会人1位:金刃(左投手)

 1年目の2007年はローテーションに定着して7勝を上げリーグ優勝に貢献したが,その後伸び悩んだ.2012年オフに楽天にトレード.



2005年

 大学社会人希望枠:福田(右投手,8年目)

 7年目の去年にブレイクして,50試合8勝1敗17ホールド,防御率1.61とキャリアハイの成績をあげたが,ボールが飛ぶようになった今年は一転して不調



 高校1位:辻内(左投手,8年目)

 「左利きの彼」はまたもケガで療養中.しかも太ってしまったらしい.このままでは今年オフに良くて育成落ち,悪ければ解雇.



2004年

 自由枠:野間口(社会人卒右投手,9年目)

 未完の大器はついに未完のままで終わるのか.トレード相手が見つからなければ解雇と思われる.



 自由枠:三木均(大卒右投手)

 2005年と2007年に4試合ずつするも結果を出せず2007年オフに育成降格,2008年に退団.



2002年

 自由枠:木佐貫(大卒右投手,11年目)

 1年目に先発ローテーションに入って10勝を上げ優勝に貢献する.その後伸び悩んだが2007年に復活して12勝を上げリーグ優勝に貢献.

 その後トレードでオリックスへ,さらに日ハムへ.現在,先発ローテーション投手として活躍中でしっかり仕事をしています.



 自由枠:久保(大卒右投手,11年目)

 器用さが災いして,2003-2006年は先発・リリーフの両刀遣いで便利屋扱い.2007年~2009年は低迷したが,2010年~2011年は中継ぎ・抑えとして大活躍.しかし酷使がたたって故障.現在,2軍でリハビリ中.こうしてみると,巨人が「優勝できなかった年」に 活躍しているようなあ.

 この年は他に矢野がいるから,大当たりの年であった.



2001年

 1位:真田(高卒右投手)

  シュートを武器に1年目から先発で6勝をあげる.その後,久保と似たような経緯で便利屋扱いされ,故障もあって低迷.

  2008年にトレードで横浜へ.横浜ではリリーフとして結果を出し,2011年オフにポスティングシステムでMLBに挑戦するも入札球団無し.2012年に巨人に戻るが結果を出せずに退団.今年は台湾で活躍。



2000年

 2位:上野裕平(大卒右投手)

  2001年に1軍で1試合のみ登板.故障のため2005年に任意引退.



1999年

 1位:高橋尚(社会人卒左投手)

  主に先発3-5番手として,巨人で活躍.2000年~2009年の10年間で245試合79勝66敗15セーブ5ホールド,防御率3.70の結果を残し,2010年にMLBへ.MLBの2010-2012年で165試合14勝12敗10セーブ13ホールド,防御率3.97.立派なものです.



 2位:谷 浩弥(社会人卒右投手)

  サイドスロー投手として2002年にイースタンで最多勝となるも1軍では2試合に登板したのみ.2003年オフに退団.



1998年

 1位:上原

 2位:二岡

 共に解説省略.この年は3位に加藤もいる.巨人にとっては2002年以上に大当たりの年であった.



1997年

 2位:川中(社会人卒野手)

  内外野を守れる両打ちの選手(つまり便利屋,貴重な控え)として,1998年~2006年に419試合に出場。637打席587打数143安打10本塁打43打点21盗塁,打率244の結果を残した.2006年オフに現役引退.



1996年

 1位:入来 祐作(社会人卒右投手)

 先発・リリーフの両方で使われ,1997年~2002年に173試合に登板し,27勝24敗3セーブ,防御率3.56の結果を残した.2003年にケガで登板なしに終わるとオフに日ハムにトレード.2004-2005年に39試合に登板し,8勝11敗の結果を残した.

 2006-2007年はMLBに挑戦するもメジャーでの登板は無し.2008年横浜に入団するも結果が出ずに2008年に現役引退.波瀾万丈だがしっかり結果を出したと言えるだろう.



2位:小野 仁(社会人卒左投手)

 左の速球投手として高校時代から有名だがノーコンだった.1997年~2001年に36試合に出場したが,3勝8敗防御率5.77の成績だった.2002年オフに近鉄にトレードされるも近鉄でも結果を出せずに2003年に退団.2004年はMLB挑戦もメジャーでの登板はなし.





*いやー,なつかしい.

 何か 小野(1996年)-辻内(2005年)-松本竜(2011年)とつながるような気がしないでもない.つながってもらっては困るのだけれど・・・

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。