巨人の来季の布陣(捕手・野手編,2010年11月7日時点)
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元大阪爺
2010年11月08日 00:35 visibility262
巨人の来季の捕手・野手の布陣を考えてみました.引退した大道・小田嶋に加え,去就が微妙な谷・李・エドガーも省きました.さらに,育成選手も省いています.年齢は,来年の12月末で計算しているつもりです.
・対抗と控えについては次のように考えています.
対抗=レギュラーが出場できないときに出てくる選手=スタメンでなくても1軍登録に入る選手.
控え:基本的に2軍
*下記の表で重複する選手には括弧をつけています.
レギュラー 対抗 控え
捕手 阿部(32) 鶴岡(34) 加藤(30)
実松(30)
星(29)
市川(26)
鬼屋敷(20)
1塁 小笠原(38) 高橋由(36) 田中大(23)
(亀井)
2塁 脇谷(30) 古城(35) 円谷(27)
藤村(22)
仲澤(24)
(中井)
3塁 (脇谷) 大田(21)
亀井(29) 中井(22)
遊撃 坂本(23) 寺内(28) (円谷)
(古城)
外野 ラミレス(37) 鈴木尚(33) 加治前(26)
長野(27) (高橋由) 隠善(27)
矢野(31) 紺田(31)
松本(27) 工藤(30)
(亀井) 橋本(21)
(田中大)
・高橋由は1年間のフル出場は無理と考えて,レギュラーには入れていません.
・捕手に関しては選手層は,当面十分だと思います.阿部がまだ32歳と若く,鶴岡も実績は十分です.控えの加藤・星・実松あたりも,1軍実績はそれなりに積んでいます.将来的な育成と言う点では,鬼屋敷・市川に加え,育成選手の河野がいます.なお,捕手の人数が多すぎるので,星・実松・加藤の中の1−2人は戦力外になるだろうと書きましたが,育成だけで1チーム(第2の2軍)を作るつもりのようですから,3チーム(1軍,2軍,育成)分にそれぞれ捕手が3名必要とすれば9名必要な訳で,加藤・実松・星はすべて残留かもしれません.とりあえず,捕手の補強については優先順位は低いと思います.
・セカンドは脇谷になると思います.今年の脇谷の成績は,打率.273,出塁率.333,7本塁打,43打点,28盗塁で,3塁手としてはもの足りませんが,セカンドなら合格点でしょう.守備もかなり向上して平均レベルくらいにはなったように思います.対抗は古城で十分でしょう.
・ショートは坂本で決まりですが,腰痛をかかえているのが気になります.それにもかかわらず,対抗が,寺内や古城では,落差が大きすぎます.実際,坂本が抜けたCS2の中日戦では,CS1の勢いが全くなくなりました.打率が2割7分くらいで,本塁打が10本くらい打てそうな「対抗」がほしいところです.寺内・円谷あたりはそのレベルに達していません.エドガーを残すか,エドガーレベル以上の外国人補強があるかもしれません.
・1塁は小笠原でしょう.小笠原の3塁での守備力の低下を考慮してのことです.対抗は高橋由で十分でしょう.ただし,両方とも大ベテランなので,2−3年以内に,このポジションを何とかする必要があります.
・問題はサードです.小笠原が抜けた後がぽっかりとあきます.理想は,ここに中井や大田がくることでしょうが,まだ無理なように思います.だからこそ,亀井のサードコンバートなども秋季キャンプで試しているのでしょう.フロントは,3塁を守れる強打者を外部補強すると思います.それが,新外国人になるのか,FAの選手をとるのかはわかりません.3塁が守れなければ,1塁を守れる強打者を取って,守備には目をつぶって3塁に小笠原を戻すという選択肢もあります.補強の目処がつかなければ,李の残留ということもあるでしょう.
・外野はラミレスと長野は決まりでしょう.本来は,ここに,松本・亀井もいて「うれしい悲鳴」にうなるはずが,現状の松本・亀井はレギュラーとしては明らかに力不足です.二人の巻き返しに期待したいですが,それに対して過剰な期待は禁物だと思います.ただ,内野に比べると人数はいるし,橋本という有望株もいるので外部補強の必要はないと思います.
・整理すると,3塁(または1塁)および外野の1枠が穴になっている.3塁(または1塁)については,対抗や控えの層も薄く,外部補強をしようとフロントはするだろう.外野については,対抗や控えの層は厚いので内部競争で何とかなるという感じでしょうか.
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